順風満帆の対義語は「逆風」ではなく孤独
倒産と同時に主人は独立した
自分のお客さんと、大きな取引先を引き継いだのだ
幸い、個人規模でのお仕事だけもらえたので
以前のような地獄スタイル(徹夜当たり前)のやり方ではなく
外注で手伝ってくださる職人さんもいたので
時間の余裕は多少生まれた
私はというと、主人の独立前に会社員をやめ
フリーでデザイン業を始めていた
きっかけは、長女の小学校入学だ
ひとりめという事もあり、不安もあったので
思いきって会社に話をして
会社の仕事を自宅でやらせてもらっていた
同時にフリーランスでも仕事をし、Tシャツブランドも立ち上げた
(この頃Tシャツ学校というヘッドグーニー大八木さんとジェットリンクワタナベさん主催のイベントでSoGladの前ちゃんと出会う)
どうやら、夫婦は寄り添い始めたように見えた
これはお互いに自営を始めたからかも知れない
そして長女が2年生の頃にようやく次女が産まれた
そして三女もその4年後に産まれた
私たちは順風満帆のように見えた
振り返ると私としては、次女が生まれるまでの7年間は地獄の日々の様に
感じている
当時主人は色々と手伝ってくれたり、優しくしてくれていたり
していたのかも知れない
お金もきちんと毎月入れてくれた
側から見たら何のツッコミどころのない旦那。だったのかも知れない。
だけど、今でも記憶に残るっているのは
ただただ私は一人きりだった。
楽しいこともあったし、感動もあった。長女の可愛い成長も思い出せるけど、夫婦間はというと
「何もしてくれなかった」
そんな言葉がすぐに浮かんでしまう
だが、今が良ければそれもだんだん薄れていくものだと
思っていたし、実際三女が誕生した頃には
主人に対する責めはどこかに消えていた
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