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「図書館で借りた本、ありがたみ・・・少ない?」

こんな悩みは読書量が週に1冊ほどだからこそ
言えることではあるんですが

「自分で買った本に比べて
 図書館で借りた本はありがたみが少ない」

という考えがずっとあるんです

もちろん図書館とはありがたい存在です
無料であれだけの本が読める

私も大学の授業でレポートを買う時
絶対に自分では買えないような専門書に頼り
引用で文字数を稼ぐ際に
非常にお世話になっています

しかしどうにも

自分で身銭を買って買った本の方が可愛い

気がします
感覚としては

よその子がうちに来た時
両親ともその子に優しいが
実際はその家の子供の方が愛されている

に似ているような

これはあっているんでしょうか
わかりません。とりあえず書きました

しかし図書館で借りてきた本は
「お客様待遇」な部分はあると思います

私が自分の本の扱いが雑な部分はありますが
借りた本は汚すわけにはいかない
置く場所も気を遣い、優しく扱う

野球部でいう仮入部期間。まだ優しい

以前、外山滋比古先生の
『乱読のセレンディピティ』を読んだ際も
同じような意見がありました

やはり本は買って読むのが良い、と

外山先生は他にも著書の中で
少し読んでみて違うなと感じたら
そこで読むのを辞めて良い
と論じていました

確かに合わないな〜と思う本を最後まで読むぐらいなら
さっさと次の出会いに期待する方が良いのでしょう

しかしそれができない
一度読み始めたら読了するまで離したくない

私は読書も一つの
「贅沢な余白」
であると考えています

合わないな〜と思ったけど最後まで読む中で
思いもしなかった考え、知識、言葉に出会えるかもしれない

それこそ私は
「セレンディピティ」だと思います

ちなみにこんな意味

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること[1]。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること

ウィキペディアより

素敵な言葉で気に入っています
人生そんなことばかりですから

自分の本棚に読んだ本が並んでいくのが
一つのポートフォリオのようで達成感があったり

これからも買ったり借りたりして
セレンディピティをたくさん捕まえたいものです

ちなみに私の母は絶対完璧図書館派で
ちなみに私の父は絶対完璧購入派です

この論争は私にDNAレベルで刻まれているようです

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