カルラの独り言

一応役者。劇団「俄ラン灯」代表。「町の演劇クラブキホーティック」所属。 思考する事柄に…

カルラの独り言

一応役者。劇団「俄ラン灯」代表。「町の演劇クラブキホーティック」所属。 思考する事柄についてあれこれを投稿していきます。

最近の記事

キャリア

私が演劇、役者活動を続けて約18年になるだろうか。 WSがあればあちこちを渡り歩き、劇団に入ったり退団したりしながら、舞台に僅かながら立たせてもらい。 結果として、役者を今も続けている。 ある人はもう素人ではない、これからは自分が舞台に立つより後輩育成に入ってもおかしくない時期だという。 私はまだ自劇団の旗揚げさえできていない事が、自分のあらゆる怠慢と力不足だと思っていた。それはそうなのだと今も思う。 これから演劇を始めたい、興味があるという若い人に私が教えられる事は限

    • 書き散らかすという試み

      新しく脚本を書こうと模索している。 とりあえず思いついたセリフを書き出している。 ル一ル無用で、自分なりにメモを取って後で纏めあげようというもの。 初めから書こうとするから進まなかったんだと気づいた。とにかく書いて書いて、余計だと思った言葉は省いていけばいい。 さてどんな物語ができるか? 大まかな粗筋は頭にあるので、そのテーマに合うワ-ドを紡いでいこう。

      • 未熟

        今まで自分の書いた脚本を披露した事がなかった。 でも将来、一人芝居を上演するために、その実績と記録を残す目的で、不定期ながら短編芝居をアップする事にした。 批判の方が多いとも、いやそもそも観てもらえる機会すらないかもしれない。 それでも続けようと決めた。 契約しているサ一バ一へのアップは、容量オーバーのためできそうになかったので、一先ずYouTubeへアップし、そのURLをHPに貼ったのだが…。 やり方や仕組みを模索中なので、恥ずかしながら上手く貼れていないかもしれない。

        • マイの気持ち

          我が家の愛猫、マイの避妊手術を今月11日に行った。 長年発情期に私の手を蹴って蹴って蹴りまくったマイに、もうそんな時期は来ないのだろうなと思うと、蹴られた後の傷がなくなるのも寂しく思う。 手術は無事終わり、術後服を着たマイは少し小さく見えた。 病院に迎えに行った時の鳴き声はかなり怒ったものだった。家に来てから9年間、一度も聞いた事のない声だった。賢い子だから、薄々何かある事は気づいていたと思う。だから余計に怒ったのかもしれない。 帰宅してから丸3日は、自分からカリカリを

          8年後は遅いか

          自劇団の旗揚げ公演を還暦に設定して目標をひっそり自分に掲げた。 タイトルにあるように私は今52歳。 資金面での計算もあるけれど、今は制作含め、自分一人でどこまで計画して実行に移すために、誰に何を依頼して…という事を勉強させてもらっている。 脚本や演出もまだまだ甘い。もちろん数をこなす事で慣れてくる部分もあるだろう。 それらをひっくるめての8年後。 パ-トナーには美術を担当してもらっている。歳が離れているから8年後では遅いのかとも考えた。 逆算すると動くには少なくとも

          8年後は遅いか

          マスクなし

          GW明け以降、マスク解禁になり思い切ってすぐに外したままの生活にした。 今日、電車に乗っていると5月初めには殆どの人がマスクを着けていたのが、外している人と逆転していることを実感。 インバウンドが増えて、彼らは外すのが当たり前になっているのだろう。まず外国人の旅行者がマスクをしているパターンを私は知らない。 ある人がこう言った。 「外国人はマスクをしていないし、どんな菌を持ち込んでいるか分からないから話しかけられないよう目を逸らしている。」と。 外国語学部出身としては

          自死

          まるで流行しているかのような「自殺」報道に、偶に吐き気すら覚える。芸能人の「自殺」と見られるニュースの数々。何故、彼ら彼女らの自死が後を絶たないのか。 これにSNSが絡んでいるのは言うまでもない。 匿名性の高い(あくまでも素人目)ネット社会で、公表されている有名人を叩く事に罪悪感を覚える人がどれだけいるのだろう。 言っていい事と悪い事の区別が麻痺している。そんな社会は、実世界でも大きく変わっている。 そして幼い命を軽んじるニュースの多さにも驚くばかりだ。「殺すつもりは

          カタチ

          消しては書いて書いては消して そうして生まれた言葉も失った言葉も 結局はワタシに還る。 誰かが紡いだ言葉のショ一ルを 同じ柄で重ねないように ワタシの言語で届けられる物語を目指して いつまでももがき続けていく。 キミもそうしてきたのかな。 あぁ、雑音が混じってしまった。 狂おしく醜く歪んだこの世で 溢れかえる言葉はとてつもなく膨大で いつだってワタシは出遅れた。 心を澄ませて耳を塞がなければ見える言葉も 今はシャットアウトさせてほしい。 言い訳だとアナタは言うのでしょ

          紙一重

          美と醜 善と悪 愛と憎 約束と裏切り 情と知 人間界において最も溢れているもの…? 関心と無関心。

          神社の気

          面白い。 参拝する度に神社から感じる気を自分なりに纏めるのだが、どの神社も個性的で面白い。 私には霊感などないし、スピリチュアルな事は詳しくないけれどその場の雰囲気を楽しむのが好きだ。 特に神社はパワースポットと言われていない場所でも何かしらの気を纏っているように思う。もちろん人が多い所はパワーも大きいのかもしれない。 私が行った事のある神社で3本の指に入るのは、伏見稲荷大社、伊太祁曾神社、大神神社だろうか。 伏見稲荷は特に子供の頃から馴染みのある神社で、ある出来事から

          動物愛護

          度々問題になっている保護動物の頭数管理と虐待。 ある人はその家に引き取られたのならそれがその子たちの運命なのだという。 ペットは生物にもかかわらず現在は「モノ」扱いされているのが現実だ。補助犬を除き、ペットは「持ち込み」不可なのだ。電車に乗る時は手荷物として切符を買わなければならない。 その制度に違和感は覚えるものの、現行法律がそう変わることはないだろう。人間以外の動物は遍く「モノ」なのだ。 行き過ぎた保護活動もまた、ある意味モノ扱いと変わらない。ゴミ屋敷がいい例だろ

          「発達障害」と「睡眠」の関係について一読了感想

          最近読んだ書籍「子どもの発達障害がよくなる睡眠の教科書」。著者は私が通うかかりつけ医院の院長。 発達障害や精神疾患に対して色々知りたいと思っていたので、試しに読んでみることにした。院長の著作はこれで2冊目なのだが、1冊目はまだ買っていない。 精神科で睡眠専門医でもある院長ならではの視点がとても理解しやすく、難しい言葉はなるべく使わずに記されている点が読みやすく感じるのだろう。 細かい文字でびっしり!という訳でもなく、行間が広めに取られたレイアウトなのも読みやすさを促す要因

          「発達障害」と「睡眠」の関係について一読了感想

          我が家の大晦日

          今年は2年ぶりに自宅で年を越すことに。 昨年、一昨年とコロナの影響でどこも宿泊費が安かったため、近場で新年を迎えた。 神戸に泊まった時は汽笛を聴きながら年を越した。 流石に赤信号が点ったとはいえ、制限なければ人の往来はどこも激しい。都心ともなれば尚更だ。 昨日のうちに買い物はほぼ終えたので、今朝は恒例の神棚の事をした。大掃除は先に済ませてあったので榊と三宝を替えただけだが。 それからおせち用の海老を煮て、ブリの照り焼きを作る。味を馴染ませている間に、りんくうアウトレット

          我が家の大晦日

          ロシア民謡

          母の影響で私は中学生の頃からロシア民謡、とりわけ「トロイカ」が好きだった。当時は鉄のカ一テンと噂され、どことなく暗いイメージの強かった記憶があり、それが私には神秘的な魅力に思えた。 その頃からロシア語を学びたいと漠然と思っていた。 原曲のトロイカは、日本で知られているような明るいテンポの良い曲調とは全く異なり、ある青年の叶わない恋を描いた悲恋を歌ったものだった。 ロシア語の抑揚というのか、言葉そのものからも悲哀を感じていたのだろう。勿論、軽快で弾むような民謡も多くあり、奇

          日々の過ごし方

          今、五感の研ぎ澄ましについて敏感であろうと模索中。プロの役者を目指しているわけではないけど、それを意識することで次の舞台がやりやすくなるかもしれない。 田中徹さんのnoteを毎回読ませて頂いてるので、その影響も多分にある。 (「世界一やさしいスタニスラフスキー・システム」より) 商業演劇というものに触れてから16年ほど経つ。 関わったWSは数しれず。 2劇団を渡り歩いて、私ともう1人で劇団を立ち上げた。その1人とは私の不注意な発言で別れてしまった。 そして今の劇団、キホ

          日々の過ごし方

          演技って

          今更ながら悩んだり、何度も指導を受けたり、開き直ったりしながら、少しずつ役作りを重ねている。 台本を読み進めるうちに自分で作っていく役の性格や人物像、他の役者の人達との掛け合い、キャッチボール。全てにおいて私に足りないもの。 化学反応が起こらないまたは起こせない。 今私が受けている演出は、スタニスラフスキー・システムというものを根底に置いている。 他にも演技に対するメソッドは幾つもあるが、私はこのスタニスラフスキー・システム以外に知らないものが多い。 演劇マンガの金字