「発達障害」と「睡眠」の関係について一読了感想

最近読んだ書籍「子どもの発達障害がよくなる睡眠の教科書」。著者は私が通うかかりつけ医院の院長。

発達障害や精神疾患に対して色々知りたいと思っていたので、試しに読んでみることにした。院長の著作はこれで2冊目なのだが、1冊目はまだ買っていない。
精神科で睡眠専門医でもある院長ならではの視点がとても理解しやすく、難しい言葉はなるべく使わずに記されている点が読みやすく感じるのだろう。

細かい文字でびっしり!という訳でもなく、行間が広めに取られたレイアウトなのも読みやすさを促す要因なのだと思う。

一口に発達障害と言っても様々な症状があるが、主にADHDやASDに対してのアプローチを例に挙げて、具体的な診察方法と治療症例などが載せられている。
また、そういった障害を持つであろうと思われる場合の接し方、家庭での保護者がどう関わるのが良いかを、あくまで一例として挙げている、という姿勢でアドバイスがなされている点に好感が持てた。

この本に興味を持ってくれた人達がいたので、次回診察時に購入する事になった。Amazonや書店でも販売されているので、購入を考えている方が参考になればと思う次第だ。

また、発達障害を持つ児童を受け持つ施設や教員にも勧められると思う。睡眠のメカニズムと発達障害の特徴が如何に深い関わりがあるかを理解した上で、第三者がどう接していけば良いか、ヒントになるだろう。

年始挨拶代わりに、この本の感想を以て締めたい。

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