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オリカワシュウイチ(映画工房カルフのように)
2022年12月30日 11:32
・1作品、作ったことがある。・知り合いの映画制作を手伝った。このくらいのレベルの方からよく相談されるのが、「2台のカメラで同時撮影したら、楽ですよね!」というもの。会話シーンとかって、二方向から撮ることが多い。だから、それを一気にやってしまったら撮影が早くなるんじゃないか。この気持ち、よーく分かります。僕も昔、これを実践したことがあります。ちょっとこれ、具体的に考えて
2022年12月23日 16:18
映画の企画を練っている時ほど楽しいことはありません。あんな場所で撮影したい!こんなシーンを撮ってみたい!いろんな人と会う度に、「映画を作るんだ!」と興奮気味に話します。もともと映画作りに興味がある人たちが集まっていれば、かなりの確率で、「参加したい!」と返事がきます。そりゃもう、願ったりかなったりです。「一緒にやろう!」となります。知り合いの役者にも声をかけてみます。「やる
2022年12月16日 21:08
映画にとって、小道具はとても重要な存在です。場合によっては、ストーリーのキーワードになったりもします。カルフのワークショップでは、いつも小道具をキーにして物語を考えてもらってますしね。実は、小道具には深い思い入れがあります。20歳の誕生日の夜に最初の作品を完成させたんですが、針金で作った人形を使った作品でした。20歳という人生の節目の誕生日の夜に、たった一人でね。針金人形でホラ
2022年12月9日 09:33
シナリオを書き上げます。内容にも満足し、撮影の準備に入るとします。しかしその"完成したシナリオ"は、その後完成する作品と、あちこち違ったものになっていくのです。そういうことはよく起きるのだ、と知っておいてほしくて今回の記事を書いています。シナリオという形式で完成しても、それはしょせん文字による表現です。映画ではありません。▼それを絵コンテに落とし込んでいきます。すると、
2022年12月2日 23:28
いよいよ撮影の初日。あなたは電車を降ります。空はすがすがしく澄んでいて、大きく息を吸い込みます。うれしくもあり、不安もあり。待ち合わせ場所の改札まで、普段よりもずっと早足で歩きます。両手にも背中にも機材がいっぱいで、身体中が重い。でも、足は軽やかです。スマホが震えます。荷物を持ち直して、携帯を確認。メールです。おや、何通も来てる・・・あなたはいくつもメールに返信し