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パートナーシップには依存が必要?映画『ブルーバレンタイン』の感想

映画『花束みたいな恋をした』の
余韻に浸って、早1週間。

やっと、違う映画を観る意欲が湧いたw

上書きしたくなくて、
別の映画を観れなかったのです。笑

そこで、観たのが、これ!

『ブルーバレンタイン』

この映画を見て、
この間、友だちとの会話に
出てきた話を思い出した。

夫婦とかカップルが一緒にいれるのは
一種の依存関係があるからで、
それがなくなると、
その関係を続けるのは難しいかもって。

本作は、オシャレなこのタイトルと
爽やかな表紙のイメージとは違って、
リアルで切な過ぎる夫婦崩壊物語。

夫はまだ愛していて一緒にいたいのに、
妻は生理的に夫のことが無理という状態。

しかも、出会った頃の、
1番恋がキラキラしていた過去と
崩壊状態の現在のシーンが
行き来して描かれてるから、
それがもう、切なすぎて、
なんて残酷な描写なんだと思った。

一度愛した人を
生理的に無理になるのって、
よっぽどじゃん⁈って思うじゃないですか。

しかも彼は、
すごく彼女を大事にして、
元カレの子どもを妊娠しているときに
彼女と結婚し、娘を自分の子どものように
愛して、育ててきた。

ただ、教養もあって医者を目指していて、
裕福な彼女の家庭とは違って、
彼は学歴もなく、貧乏で、
ちょっと生きてた世界が違う。

でも、どん底だった頃の
彼女を救ったのは彼。

わたしは思ったんです。
もしかしたら、
彼女は最初からそこまで
彼のことが好きじゃなかったかもって。

うん、たぶんそうだと思う。

出会った頃は、
彼女は彼を必要としていた。
でも、時間が経っていって
彼の支えがなくても生きれるようになって、
今まで欠点にみえなかったことが
一気に欠点にみえて、それが、
大きな雪だるまになったんだろうな。

カップルが一緒にいるのは
満たされるものとか、
お互いに都合がいい事情があるから。

この映画観て、
本当にそうかもしれないと思った。

やっぱり何かを
“欲しがってる自分”がいる。


そう考えると、本当に純粋な愛って
なんだろう?ってなる。
愛の正体ってなんでしょうね。

人々が「愛してる」って口にするとき、
どうして愛しているってわかるんだろう。

考えれば考えるほど、不思議。

まぁ、愛の話になってしまうと、
ちょっと終われなくなるので、
今日はこの辺で。笑

ちなみに、夫婦崩壊物語でいうと、
『マリッジストーリー』も
とても印象的で、大好きな作品。

ただ、愛の正体はわからないままだけど、
『マリッジストーリー』では、
一種の愛が描かれていたと感じた。

切なさもあったし、
苦しいって思うシーンもあったけど、

『ブルーバレンタイン』とは、
全然違う切なさかな。

夫婦関係が終わっても、
それまでに2人が築いた
切っても切れない
絆も描かれていて、
夫婦関係は終わったけど、
2人の間には人としての信頼とか、
絆がそのままだったかなって思う。

もう、そろそろ
どうまとめればいいのか、
わからなくなってしまったけど。笑

とりあえず、今回わかったことは、

少なくとも、夫婦になるということは、
恋愛することと別次元であるということ。

あとは、人はどこかで、
依存し合って一緒にいる説が
有力かもしれないということ。

それではまたねー

Karo

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