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じっち、ありがとう。

おじいちゃんの一周忌👴🏼

岩手へ向かう新幹線の中

新幹線の移動は嫌いじゃない
むしろ集中できるから好き

ゴールデンウィークだから
東京駅はまるで戦場だった
早くここから脱出したいと思った。

岩手に着いて新幹線のホームを降りて
いつもの空気。透き通ってて気持ちいい。

まだ一年か。もう一年か。

我がじっちは自慢のおじいちゃん。
寡黙ながらも孫たちみんな愛してくれていて
ちっちゃい頃は走り回りすぎてよく怒られたもんだ。

孫たち&全孫家族総勢を毎年海外旅行に連れてってくれたり
一緒に畑作業で玉ねぎ植えたり。
じっちの作る🍒も🍓も
季節ごとの野菜たちも最高に美味しかったし。

小学校の工作はじっちの所で
岩屋堂箪笥を作らせてもらったり
夏はビアガーデン🍻
私が東京に出てきてからも
岩手に帰った時はお昼に🍣食べに行ったり
夜は一緒に飲んでカラオケしたり🎤

書き出したらまぁキリがない。

じっちが他界したのは一年前のゴールデンウィーク初め。

孫たちみんなが集まる時を狙ったかのような
タイミングだったな。
みんな大きくなるに連れて集まれなくなっていたから
なんか、そうゆうタイミングだったんだなと。

私は東京から岩手に帰ってきて
じっちが入院している病院に会いに行こうかなと、
コロナ禍だったから行っても会えるかわからなかったので
父に電話して確認してみたら

『じっち、亡くなったって。』

って。

実感も湧かなかったし、涙も出なかった。

すぐにじっちがいる所に会いに行ったら
ばーばとえいじくんがいて
近くにじっちが眠っていた。

涙が止まらなかった。

この文章を書いている今も涙が出てきた。

まだじっちは温かくてまるで眠っているみたいだった。
顔はまるっきり痩せ細っていた。
何回も話しかけたけど起きることはなかった。

ひとしきりみんなで本当に悲しんだ。

こんなに涙が出るものか!と思うくらいに
私もみんなもみんな泣いていた。

初めて近くの身内の死を目の当たりにして思った。

生きているってすごい事なんだな。と

『生まれてくるときも死ぬ時も人ってひとりぼっちなのよ、
だから友達や家族は大切にね。』ってばーばが言ってた。

それからというもの、今まで当たり前に思っていた
感じていたことが当たり前から感謝に変わった。

誰かと一緒にいる時間の有り難さも
1人の時間も大切に過ごせれるようになったし
なにより自分を大切にできるようになった。

そんなこんなでこの前のゴールデンウィーク。

じっちの一周忌はみんなが笑顔だった。

ばーばがぽつりと悲しそうな顔をして
『じっちがまだ元気だったらなぁ。。。』って言ったら
おしょうさんが
『大丈夫〜、元気にしているよ』って言葉に
みんながにっこり☺️

姿かたちは無くなってしまったけど
今もこうやっていろんな事を教えてくれるじっちは
きっと、みんなの心の中にいる気がして
なんだか幸せな気持ちになった一周忌でした。

今日も無事に一日を過ごせれたことに
感謝の気持ちでおやすみなさい😴💤




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