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子育て中はインナーチャイルドを癒すチャンスが沢山 今まで以上の私で幸せになれる

こんにちは

湘南に暮らす心理カウンセラー渡辺サヤです。

先月の根本裕幸氏講義の際に、とある女子から

漠然とした寂しさがたまに出て来る

という題材が上がっていたのをきっかけに、
自分の事で思い出したことがありました。

そいえば、以前の私って

寂しがり屋さんだったな



結婚してからはパートナーが同じ家に帰ってくるようになり、少しは不安や寂しさが緩和されたものの、まだまだ寂しい感情がありました。

では、いつから寂しさを感じなくなったの?

それは子育てしながら自然と消えていったんですねー。


「いつも子供とべったり・・・」
「一人時間欲しい・・・」


そんなところから自分の寂しさがなくなっていったと思っていましたが、どうやら別の理由があったようです。

その理由とは


子育てを通してインナーチャイルドを癒すことが出来たから

より詳しく解説していきます。

インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとは、
子どもの頃に傷ついた記憶や感情。
子どもの頃の心のことを言います。

この世に生まれ落ちてから親や周りの大人との生活の中で、純粋無垢な幼い心に刺激を全く受けないと言う事の方って難しく、たいていの人は子どもの頃に、辛い感情を抱えてその思いを引きずったまま大人になっています。

大人になった今も幼い頃に感じたその時の辛い感情を解放できずに、無自覚に心の奥底に封じ込める事で、生きる苦しみを抱えている場合があります。


インナーチャイルドを癒すということ

インナーチャイルドを癒すということは、
子どもの頃の記憶を呼び起こし、その心の傷に気付くこと、そして、その傷と一緒に封じ込めた本来の自分自身を取り戻すことになります。

幼い頃についた傷が自分の劣等感として残り、
潜在意識にまで影響を及ぼします。
潜在意識の中に潜んでいる劣等感を取り除いた結果として、自己肯定感が高まり、人生を新たに切り開けるようになるための自信を取り戻すことが、インナーチャイルドの癒しの目指すところなのだと思います。



子育てとインナーチャイルドの関係について

子育て中は「自分の子供」と「幼き日の自分」を投影します。
特に同性の上の子供には特にだと思うんですね。

我が子と過ごす日々の中で、自分の子ども時代を彷彿させたり、投影することによって、乳幼児期から成人するまでの間に形成されたインナーチャイルドが刺激されやすくなります。

例えば、自分の子どもがお父さん子で、
いつもお父さんに助けてもらったり、
遊んでもらったり、
何かあると涙を流して駄々をこね、欲しいものを買ってもらったりしていたとします。

ところが自分は小さい頃にお父さんとの距離が遠くて充分に甘えられなかったり、感情を出せなかったりしていると、思う存分お父さんに甘えられる我が子を見て、イライラするわけです。


私は受け入れてもらえなかったのにこの子はズルい!


そんな風に嫉妬のようなイライラが出て来るんですね。
別の角度から考えると、このイライラが自分のインナーチャイルドを教えてくれるとも言えます。

刺激されたインナーチャイルドは表面的な感情の揺れ方ではなく、
下から突き上げるように大きく、深い部分から揺り動かします。

自制心や道徳心が揺らぎ、家だと第三者となる目撃者が居ない為、大きな声で怒鳴ってしまったりするお母さんも少なくないのではないでしょうか?


インナーチャイルドを癒す方法

では肝心なインナーチャイルドを癒す方法ですが、ファーストステップとしては、自分にはどんなインナーチャイルドがあるのか?
気づいていくことです。

子育てにおいて強く感情が揺れたり、
イライラした時のことを思い出し、
そのとき自分の心にある想い全部を書き出すことは非常におすすめなのですが、書く時間が無い場合には、ただ感情を感じることも効果はあると思っています。

私って駄目な母親だとか…
子供がムカつくとか…
なんでも思いついた感じる感情を素直に書き出します。
感じるまま、涙が流れたらそのまま泣いてしまっていいのです。

今の自分が感じること、我が子に投影された自分の幼き日の思い出。

思い出すきっかけは沢山あります。

子育て中、私はふとした時に良く自分の親の事を思い出しました。


●公園に行ってブランコを押している時
→私も良くこうやって遊んでもらったな
→疲れていただろうに良く私と遊んでくれたな

●お弁当を作っている時
→お弁当がいつも可愛かったな
  →面倒なのに早起きして作ってくれたな

●イライラして怒鳴ってしまった時
→いつもイライラしているお母さんが嫌だったな
  →仕事と育児で疲れてたんだろうな。
   必死だったんだ。

●子供がお父さんに遊んでもらっている時
→あんな風に思いっきり遊んでもらえなかった。
  →お父さんはインドア派で物静かだった。
   でも、本は良く読んでもらってたな。

思い当たることがあったらなんでも、自分が抱いていた想いや感情をジャッジせずにありのまま受け入れます。

何となくぼんやりでもいいのです。
ちゃんとやろうとすると大変だし、取り組むこと自体にハードルが高くなっちゃいますからね。

子育てしながら親の愛を受け取りなおす。
親を理解する、許す。
愛された記憶をたどる。

いつも仕事ばかりで愛されていなかったような気がする。
そんな思いからずっと寂しさを抱えて生きてきた私ですが、大きな勘違いだった。

欲しいものをくれなかっただけで、
別の形でちゃんと愛をもらっていたことに、
子育てを通じて気づいていったのです。

自然とインナーチャイルドが癒されて成長して行った結果

「親に対する考え方や感じ方」も変わり、
「子供に対して感情的になること」も劇的に少なくなりました。

軽めのインナーチャイルドなら上記の様な簡単な方法だけで癒されることもあります。


しかしインナーチャイルドは自分が思っているよりも膨大で、複雑に絡み合っていることが普通です。

深いトラウマ、インナーチャイルドを癒していきたい場合はカウンセラーのサポートを受ける方がより短期間でしっかり結果が出ます。


自己肯定感が高い、健康的な好奇心や自立心を持つ子供を育てるために、
まずは自分のインナーチャイルドを癒す事に取り組まれてはいかがでしょうか。

間違った子育て満載の私でしたが、
ハート♥️の強い我が子達に感謝!
皆さまと一緒に学んでいきたいと思います。

渡辺サヤ

渡辺サヤ



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