霊媒師とおじ様

日々の鑑定は様々な年齢層に様々な相談内容
どれも相談者様の人生に触れ心に触れるお仕事

そして様々な職業にも出会すわけで
中でも経営者がダントツだ
経営となれば事業、人事、精神面のフォローに加え
それなりに苦労も多い
多額のお金を扱う分、身内の不幸やプライベートの枯渇感も多い
少しでも安心材料や親しい中には話せないことがほとんど
弱みを見せることはできない

私も一経営者であり、会社を持つ身としては
心境もわからなくもないが
鑑定中は完全に私自身の思考や想念は全て手放し
肉体のみをあの世の方々へレンタルしている状態
霊視に私個人の考えや思いは必要ない
私はあの世とこの世をつなぐパイプで通訳なだけ

もちろん経営者は男も女も世の中にはいるわけで
私の元へも男女関係なく経営の相談はある
その中でも50〜60代前半のおじ様方が多いの
株、不動産、愛人、離婚ネタは尽きない

誰にも言えない思いを吐き出し涙されることも

鑑定時間内で私は120%の力を使う
げっそりとした顔で来たおじ様も帰りには
ツヤツヤの緩んだ顔を見せてくれる
大体が少年に戻ったような顔をする

そしてまた会社の発展を願い
お帰りいただく

だが一つ問題がある、、、
何故だ
なぜだか
私の場合、一つ厄介なことがあるのだ

それが、おじ様方は私が女神様に見えてしまうのだろうか、、、
２回、３回と鑑定に来るたびにおじ様方の目が変わってくるのがわかる
それは私をメスとして見ている目である
完全にオス化している
とにかく口説きに入る、私を口説きだすのだ、、、
お食事のお誘いも多い
お礼を兼ねてお食事などの場合はご紹介者様を通すか
ご紹介者様もご一緒にお越しいただいた上なら承諾している
だがそこは経営者、推しが強いのだ
予約困難店、５つ星ホテルなどそれはそれは一流を提案してくれる
金銭を掲示してくる強者もいる
有難いことだが仕事上、男女関係はご法度
私は動物性の食べ物もお酒も添加物などにも厳しく
口にすることができない
おじ様方が望むお食事がまず出来ないのです

過去、キャバ嬢風俗嬢と男性と濃密な時間を過ごしてきた身ではあるが
もちろん公表なんてことはしていない
今は全くそのような要素を出してはおらず
逆に封印しているはずが
どこからかメスの部分が漏れてしまっているのだろう

今も目的が違うが定期的に訪れてくるおじ様方

あのね
あのね
あなたに温かい言葉
時には厳しい言葉
そして先見の目を持った意見
それはね、、、
女の体を持った私ではなく
私の後ろに控えている
とてつもなく神々しい厳しい顔をもつ
どちらかと言ったら男性ね
あなた方とおそらく同じ年代かしら
それか多少年上ね
さらに形を持たない存在達である

私からいわせて貰えば
あなた方はその中年の厳しい怖い顔をした神々しい方々を
口説いているようにしか見えないのよ
ホモ？同性愛？
なのかしら、、、と
決して同性愛を否定しているわけでもない
あまりにメスを見る目で惚れ込んでくるから違和感を感じているのよ

洞察力や物事を見抜く力が人一倍は必要なおじ様方が
とてつもなく心配に感じる今日この頃
今夜も１名のおじ様へお断りの連絡を入れます