芥会(からしかい)

文豪「芥川龍之介」の作品を紹介しています。

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【2020年版】芥川龍之介の作品ランキング

『【2020年最新版】芥川龍之介の作品ランキング』では、芥川龍之介の作品のうち、読んで面白かった作品を順に紹介しています。 ■1位:杜子春(★★★★★)唐王朝の洛陽の都。ある春の日の日暮れ、西門の下に杜子春という若者が一人佇んでいた。彼は金持ちの息子だったが、親の遺産で遊び暮らして散財し今は乞食同然になっていた。そんな彼を哀み一人の不思議な老人が現れる。 ▶作品はこちら (ルビ付はこちら) ▶コメント:シンプルに面白かった ■2位:蜘蛛の糸(★★★★★)ある日の朝。釈迦

    • おはようございます。今週末の1/8(金)21時よりサークル「夜の読書会」にて読書会を主催します。みんなで好きな本持ち寄って紹介しあおう!という趣旨の会です。事前に人数を把握したいので、興味がある方は前日までにサークルにご参加ください。どうぞよろしくお願いしたします。

      • あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくおねがいします。

        • 本年もありがとうございました。今年いっぱい、マガジン「ただひとつの本棚」で小説を無料開放しています。この機会にぜひ活用ください。では、来年もどうぞよろしくおねがいします。

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        【2020年版】芥川龍之介の作品ランキング

        • おはようございます。今週末の1/8(金)21時よりサークル「夜の読書会」にて読書会を主催します。みんなで好きな本持ち寄って紹介しあおう!という趣旨の会です。事前に人数を把握したいので、興味がある方は前日までにサークルにご参加ください。どうぞよろしくお願いしたします。

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        記事

          66 「この髪を抜いてな、この髪を抜...99(芥川龍之介「羅生門」より)

          こんばんは。 名言シリーズ、今回は「羅生門」の一節からです。 「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘にしようと思うたのじゃ。」下人は、老婆の答が存外、平凡なのに失望した。 死人から髪を抜く老婆の答えが全うで下人が拍子抜けするシーン。下人はいったいどんな返答を期待していたんでしょうかね?? さて、今回は羅生門からの引用でした。他にも様々な小説をかいています、興味ある方はこちらからどうぞ。それではまた、ばいばい!

          66 「この髪を抜いてな、この髪を抜...99(芥川龍之介「羅生門」より)

          66 しかしこの「すれば」は、いつまで...99(芥川龍之介「羅生門」より)

          こんばんは。 名言シリーズ、今回は「羅生門」の真ん中らへんから抜粋しました。 しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。下人は、手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定するだけの、勇気が出ずにいたのである。 下人は生きるか死ぬかの瀬戸際で、生きることを選びたいけど、「盗人」として生きることを選ぶ勇気が出なかった、というなんともまあ心苦

          66 しかしこの「すれば」は、いつまで...99(芥川龍之介「羅生門」より)

          「さうか。いや、お前は若い者に似合はず、感心に物のわかる男だ。ではこれからは貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか。」(芥川龍之介「杜子春」より)

          おはようございます。 名言シリーズ、今回は「杜子春」の一節からです。 「さうか。いや、お前は若い者に似合はず、感心に物のわかる男だ。ではこれからは貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか。」 杜子春はちよいとためらひました。 ここで仙人は、貧乏をして安らかに暮らそうというのは面白いですよね。若者だから野心をもって挑戦して、といっているのでしょうかね。 みなさんにはどう響きましたか? ぜひぜひコメントくださいね。といったところで、今回は以上です。それと、最近はいまだにマ

          「さうか。いや、お前は若い者に似合はず、感心に物のわかる男だ。ではこれからは貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか。」(芥川龍之介「杜子春」より)

          恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          こんばんは。 名言シリーズ、今回は「侏儒の言葉」の一節からです。 恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである。 自分の好きな人に似た人って、それだけで好印象でその人との関係性がよくなりますよね。本人はそれで好かれても..とは思うかもしれませんが(笑) 本名言はとても共感できました。 みなさんはいかがだったでしょうか? ぜひぜひ考えてみてくださいね。コメントもお待ちしていますよ。といったところで、今回は以上です。それと、芥川龍之介は他にも様

          恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          連休はマガジンを一冊かいています。

          三連休いかがですか? 最近は自身の経験に基づいたカフェでのお作法を一冊にまとめております。 今日から1ヶ月後の12/22(火)に、有料記事(定価1200円)で公開予定です。 まだ作成中ですが、実用的な一冊になるものを目指しております。 ぜひ買っていただきたいのと、公開前にこの記事をみて頂いている方へ朗報です。先行予約をできるようにしています。 予約方法は、以下です。 受取先のメールアドレスを添えて、本有料記事をポチり 先行予約頂いた方へは、特典「まだカフェできょどっ

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          われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          みなさん、こんばんは。 名言シリーズ、今回は「侏儒の言葉」の一節からです。 われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。 わかる、すごいわかるよ。忙しいと気分紛れるもん。ハマるような経験って大切だけど、恋愛はゴールがなかったり大変なんですよね。 みなさんにとって「多忙」の部分は何にあたるでしょうか? ぜひぜひ考えてみてくださいね。といったところで、今回は以上です。面白かったらスキつけてください。それと、芥川龍之介は他にも様々な小説をかいています、興味ある

          われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である。(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          自由は山巓(さんてん)の空気に似ている(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          こんばんは。 名言シリーズ、今回は「侏儒の言葉」の一節からです。 自由は山巓(さんてん)の空気に似ている。どちらも弱い者にはたえることはできない。 自由を望むけれども、本当に自由にしていいよといわれると人はどうしていいのかわからなくなるそうです、同じような言葉を思い出しました。 みなさんはそれでも自由を望みますか? ぜひぜひ考えてみてくださいね。といったところで、今回は以上です。面白かったらスキつけてください。それと、芥川龍之介は他にも様々な小説をかいています、興味あ

          自由は山巓(さんてん)の空気に似ている(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)

          小説(PC版)を値下げ(300円→100円)しました。これから寒い日が続きますのでお体に気をつけてお過ごしください。

          小説(PC版)を値下げ(300円→100円)しました。これから寒い日が続きますのでお体に気をつけてお過ごしください。

          たとひもう一度大金持になつた所が、何にもならないやうな気がするのです(芥川龍之介「杜子春」より)

          こんばんは。継続は力なり? 名言シリーズ、今回は「侏儒の言葉」の一節からです。 「人間は皆薄情です。私が大金持になつた時には、世辞も追従もしますけれど、一旦貧乏になつて御覧なさい。柔しい顔さへもして見せはしません。そんなことを考へると、たとひもう一度大金持になつた所が、何にもならないやうな気がするのです。」 大金持ちになったら不幸になるかも?そんな杜子春に共感を覚えてしまいました。今はほどほどお金があって楽しければそれでいい!そんな感じです。 みなさんはどんな人生を送り

          たとひもう一度大金持になつた所が、何にもならないやうな気がするのです(芥川龍之介「杜子春」より)

          携帯verの小説をアップロードしました。夜遅く眠れないとき、枕元においた携帯を開いていて癒やされてくれたらな、と思います。ではでは、失礼します。

          携帯verの小説をアップロードしました。夜遅く眠れないとき、枕元においた携帯を開いていて癒やされてくれたらな、と思います。ではでは、失礼します。

          桃太郎(携帯ver)

          第一章  むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃の木が一本あった。大きいとだけではいい足りないかも知れない。この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の国にさえ及んでいた。 何でも天地開闢おい、伊弉諾は黄最津平阪つの雷けるため、桃の実に打ったという、――その神代の桃の実はこの木の枝になっていたのである。この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。花は真紅の衣蓋の流蘇を垂らしたようである。 実は――実もまた大きいのはいうを待たな

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          桃太郎(携帯ver)

          河童(携帯ver)

          第一章  これはある精神病院の患者、――第二十三号がだれにでもしゃべる話である。彼はもう三十を越しているであろう。が、一見したところはいかにも若々しい狂人である。彼の半生の経験は、――いや、そんなことはどうでもよい。 彼はただじっと両膝をかかえ、時々窓の外へ目をやりながら、(鉄格子をはめた窓の外には枯れ葉さえ見えない樫の木が一本、雪曇りの空に枝を張っていた。)院長のS博士や僕を相手に長々とこの話をしゃべりつづけた。もっとも身ぶりはしなかったわけではない。 彼はたとえば「驚

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