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保育シリーズ|子育てに失敗はない。

私は父親に「おまえの育て方は失敗だった」と言われたことがあります。ただただ、ショックでした。その言葉は今も忘れることができません。ずっと頭の片隅に残っています。

後々、どうしてそういうふうに言われたのかを思い起こすのですが、出てきません。その言葉が強烈すぎて、、、。脳が思考を停止したかのように思いだせないのです。絶対に言ってはいけない言葉だと思っています。

皆さんは似たようなことを言われたことがありますか?私は自分の子どもには何があっても言わないと決めました。親は子どもを選べないといいますが、そもそも選ぶことではないと思います。我が子は唯一無二の存在で、その子は二人としていません。かけがえのない子なんです。

「子供」という文字がありますが、私達、保育士の中には「子ども」と書くようにしている人がいます。それは「供」という文字が親に供するという意味に捉えられるところがあるので、子どもを尊重するためにも「ども」をひらがなで表現するのです。幼くても一人の人間として、人権は大人と対等であるべきだからです。

だからこそ、失敗という言葉で大人が判断することではないと思います。ここではっきりと申し上げますが、子育てに失敗なんてありません。子どもにこうなってほしいなど、願いはありますが、その通りにならなくても失敗ではない。むしろ、思いどうりになんてならないわけですから、失敗とか成功とかの物差しではかれるものではないと思います。

子育てに失敗したという言葉でどれほど深く傷つき、自分に自信を持てなくなった人間がいることを知ってほしいです。私が保育士になり、多くの親御さん達と関わる仕事に就いて、伝えたかったことの一つです。どうか、皆さんにはこのことを心にとめて、子育てをしていただきたいと思っています。

今、私は父親の言葉を反面教師にして、3人の子どもを育てています。子育てで悩みはつきませんが、子どもの気持ちに寄り添って、【明るい子育て】をモットーにしております。

また、ご意見、ご感想を待っていますので、よろしくおねがいします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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