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ゲスト講師をお招きしたイベントのレポート

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多彩なゲストをお招きし、身体と食べ物、そしてそれを取り巻く社会について語ってもらっています。例えばこれまでのキーワードは、恋愛、性、ネット社会、人工知能、胃袋、ブタ、トイレ、など…
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#からだのシューレ

SNSと適度なお付き合い Twitterでも「クラ」とつながるには?

SNSと適度なお付き合い Twitterでも「クラ」とつながるには?

文化人類学者の磯野真穂さん、編集者の林利香さんが2016年に始めた「からだ」や「食べ物」について考えるワークショップ「からだのシューレ」。「かわいいって何だろう?」とか、元当事者でプラスサイズモデルの吉野なおさん、管理栄養士の鈴木真美さんが運営に加わってからは、「摂食障害の作り方」などなど、いろんな企画があって、毎回開催を楽しみにしているのです。

今回のシューレは「新学期開始直前!Webの中でど

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人工知能化する食〜数理科学者・松田雄馬さんと「食べる」を語る

人工知能化する食〜数理科学者・松田雄馬さんと「食べる」を語る

糖質が多いのもは太るから食べられない。
目の前に出された食べ物のカロリーがわからないと、怖くて食べられない。だから誰かと外食することはとても難しい。

数理科学者の松田雄馬さんが書いた『人工知能はなぜ椅子に座れないのか』を読み、私は、栄養素や体重を気にしてしまう形で、拒食や過食に苦しむ人がしばしば口にする言葉を思い出していました。

松田さんの本にはもちろん摂食障害のことは何も書いてありません。

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からだのシューレvol.15「だって私、可愛くないから。の呪い」

からだのシューレvol.15「だって私、可愛くないから。の呪い」

ー「可愛い」って言われたいー「綺麗・かっこいい・イケてる・・・」等、表現の違いはあれど、「可愛くない」と言われるよりは「可愛い」と言われたい人が多いでしょう。

それなのに、自分のことを「可愛くない」と思い込み、何かあるたびに「私が可愛くないからだ。」「可愛くないせいで・・」と思ってしまう。
これが、今回のテーマ「可愛くないから。の呪い」です。

登壇者の石川優実さん、Naoさん

☆イベント開催

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好かれるためには《要努力》?ー「当事者が語る、摂食障害の作り方」

好かれるためには《要努力》?ー「当事者が語る、摂食障害の作り方」

食べること。そして、からだ。

食べることは、世界の一部を自分の内に取り入れること。
一方、からだは、自分と外の世界をつなぐ《扉》です。

私たちは、世界との繋がりなしには生きていけません。

したがって「世界との繋がり方がなんだかおかしい」と感じた時、私たちは食べ方と身体を変えることで、しばしばそれを修正しようとします。

特に、思春期の女子が食べ方を変え、身体を細くすることの効果は絶大です。

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