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子どもとお金

子育てはお金がかかると聞いていたが、
実際子どもができると身にしみてわかる。

正直、自分にはお金かからない。
服だって食事だって
最低限のものでいい。

ところが子どもにそういうわけにいかない。

いいものを着せてやりたいし、
おいしい物を食べさせたいし、
楽しい所に連れて行ってやりたい。

ただ、それで生活が崩壊しては
元も子もない。
切り詰められるところは
切り詰めていかなければいけない。

外食も月に1度。
洋服もファストファッション中心。
遊園地も数か月に1度。
といった具合だ。

当然、私に回ってくるお金は少ない。
週に何度も飲みに行ったり、
デパートで買い物をしていた
独身時代が懐かしい。

ところが二人の息子たちは、
祖母にもらったお小遣いを
何の考えもなく使おうとする。

4歳と7歳だ。無理もない。
貯金して、何か大きなものを買おう
という考えはもちろん、
投資して増やそうという考えもない。

最近、「お金の教育が大事」だと言われて
例えばYouTubeでも
そんな動画が多く配信されている。

どうやって教えていくべきか。
そんなとき、いいゲームに出会った、
『あつまれ どうぶつの森』だ。

ゲームの中では現実と同じく、
物を売ってお金を稼いだり、
そのお金で買い物ができる。

面白いのが株まである。
といっても食べ物のカブなのだが、
それを買って、日々変わる値段を
見ながら売ることができる。
実際の株の売買を疑似体験できるのだ。

これで、お金の使う、貯める、増やす、
ということを少しでも学べるかな、
と思ったが、まだ道半ば。

ゲーム中に登場する
アイテムを次々購入したり、
カブを買ったはいいが、
買値より安値で売ったりする。

ゲームでは、家を買って
ローンを組むのだが、
お金を返すことを無視して
買い物を続けている。

まあ、そのうち覚えていくかな。

そんなことを思いながら自分でもプレイ。
だが、やたらとローンが気になり、
物を取っては売っての繰り返し。

欲しいアイテムがあっても我慢。
少しでもお金がたまれば、
すぐにATMに向かい、
ローンを返す。利子の概念はないのだが、
ローン残高が気になってしょうがないのだ。

こうして息子たちの家はいろんな家具で
彩られていくのに、
私の家はもらい物ばかり。
ローンは返しているので、家自体は広い。
広いのに質素だ。

プレイしながら気が付いた。
あれ、このゲームって何が楽しいんだ?


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