昔々…たった二年前のこと
上の画像は、2年生の夏。
宿題のワークの挿絵に癇癪を起し…他の宿題にも、なんで?!と理解できない事が重なり暴れ始め、パニックに発展。
どうにも気がおさまらないので、タイムアウト宣言をし。
別室へ移動させました。
すると…
戸がぶっ飛んでいました。
こんにちは、KAORIです。
前回の投稿時に、
続けて書いていた文がありました。
でも、久しぶりにあんまり長々~と過去を振り返っていたので…
ちょっとしんどくなったり。
時間が無かったりして。
投稿するのを止めまして。
数日、経ちました。
改めて続きを書いてみます。
今、改めて実感したのは~
支援者の方たちとも、過去を振り返ることが多いこの1か月。
「成長したね♪」
と言われることが多いです。
生活の中でも、実感できることがあるものの。
現状~改めて分かったのは。
長女は、不安を持ちやすい。
という事を忘れてたかなという事です。
成長して、平気になった!と思っていたけれど。
そうでは無いのかもしれません。
診断がついた2歳半当時、母子分離不安という言葉を私はあまり聞きませんでした。
「不安感がとても強いです」「とても繊細なお子さんです」と病院の先生や発達支援センターの先生、幼稚園の先生によく言われていました。
ですが、私はその言葉にあまりピンときませんでした。
と言うのも。
今でもそうですが。
とにかく感情の起伏が激しい。
それに支配されているかのように、大体いつも怒り狂っている。
(…ように見える)
怒鳴り散らすような、声を荒げる言動が、私は苦手で仕方がない。
「繊細」に、か弱いイメージを持っていた私は。
すぐに爆発するように、声を荒げる長女を繊細と思えなかったのです。
さぁ、なぜ。
こんなにも長女は衝動や感情の波が激しいのか?
診断を受けてから、自分でも調べたり、聞いたりして理解を深めようとしてきました。
「ありのままを受け入れたい」と思うものの。
この点は、もう少しどうにかならぬか?!と願っていて。
年々、成長するにつれ。この思いは強くなっています。
年齢を重ねていくからこそ。
ずっと伝え続けていること、分かってほしい。
言い方って大切。
全く常々、どうしようもなく乱暴者というわけではありませんが。
考え方も自分ばかりを優先して、周りが全て間違っていると思い込んでいるような態度は、トラブルになりやすい。
人間関係がこじれるきっかけになります。
理解して、言動に表してほしい。
一人の人間として…誰かと共に暮らし生きていく。
気持ちよく暮らしていくために、お互いを大切にするために。
大人になっていく彼女に、大切にしてほしいことの一つです。
平常心や、まぁ~いっか。と思える。
そんな心のゆとりを少しでも持ち合わせられますように。
(私も!)
長女の幼児期(2歳~年長さん位まで)の様子
1歳~2歳の頃
母子分離、私以外の家族に慣れる練習は少しずつしていました。
なぜか父親に対して、同室断固拒否!な長女でしたから…
家の中はピリピリ、ギスギス。
夫婦関係も、とても危うい時期でした。
会話も、まともにできない毎日。
当時まだスリムな精神だった私は、夫婦喧嘩の度によく過呼吸になっていました。
話にならない私、手の付けられない娘、
・・・主人はよく耐えてくれていたと、本当に感謝しかないです。
(これを見ることはないと思うけど。うん、見ないでいてほしい…本当にごめんね!心から感謝しています!!!大好きだ!!!)
そんな忍耐強い。言葉数は少ないけれど、やるときゃ~やる男。
確か、長女が3歳になる前の初夏だったと思います。
主人なりに、頑張ってくれたのでしょう。
長女と車でおでかけに挑戦した日がありました。
無謀です。でも、やりました!
結果。
30分後、(すごく長く感じました)
腕に血をにじませて帰宅。
長女はパニックになり、父親の腕に嚙みついたそうで。
出血しておりました。
本当に、二人とも頑張ってくれた出来事でした。
良いか悪いかは無いか?分からないけど、いい経験になったはずです。
そんな長女が、ただ1日を終えるまでに私達も困ったこと。
今すぐ思い出せるのは。
・道、言葉、順番、動作…あらゆる物事への拘りの強さ。
・1つの物や、1つの動作に対する繰り返しの要求。
1時間継続されることが…ざらにありました。
…台所の水を流し続ける、プラレールを走らせ続ける等です。
今思えば。お料理で、卵を割る繰り返しに。1パック以上開けることは無かったのはラッキーでした。
ちなみに。あんなにハマって卵割りマスターになった日々はどこえやら~現在は下手っぴです。
大体のTV番組は見れないのに。何が気に入らないのか本の数秒のワンシーンだけ、繰り返し要求で、叶わないと知ると…癇癪爆発。
シワになる、壊れる、破れる物に「なおって!今すぐなおって!」という欲求も中々の難題でした。
開けて取り出すものでも、戻らない事に納得がいかず…同じ商品の新品を用意しても受け入れてもらえず…
「どうすりゃいいんだ?いい加減にしてよ!!!」と常々思っていました。
・場所に対する拒絶、時間、食べ物、味、広い空間、音、光、映像、風などの自然体感、感覚過敏。
人の流れや動き、もう~言い出したらキリがないのですが…過敏に反応?お怒りになるのは大変厄介でした。
他人の行動に文句をつける…
ましてや、それが有難い助けであっても爆発するので。申し訳なくて仕方なかったです。
例えば…買い物編
エレベーターのボタンを押したのが、長女の想定外の人物だった場合。
①その場で怒り爆発!怒り散らす…お相手を謝らせてしまう。
②駐車場からやり直し要求…埒が明かないので、時と場所に応じて付き合う。
③なんと!①までの些細な動作や会話までやり直し要求…間違えると、②の駐車場に戻る!
上手くいけば、1回でことをすすめられ。
数回やり直して、精神と時間的にピンチを感じたら…
泣かせながら絶叫させながら暴れさせながら、私は心を無にすることに努めて、素早く体を動かせる!
その前後にも、車に対する苦労があり。
それはそれは、私も泣きながらの大仕事でした。
なんの苦行でしょう?
次女が生まれる3年ほど。
こんな暮らしを送っていると、何をするにもイメージして、何パターンか想定して、備えて行動することが身に付きました。
発達障害に関する療育関連の本に、ルーティンを作ってあげる大切さ というようなことが、よく書かれていると感じますが。
私たちの場合、上手くいかない事や、やってらんねぇ~!!!という事も実生活では沢山あると感じました。
では、反対に…
これをぶち壊して、思い通りにならないことを繰り返し経験させるという事が書かれていた本もあった(今思えば…ある程度の年齢になってからのアドバイスだったかもしれません)ので、実行もしてみました。
どっちにしても、心が…
精神と体が疲れると無理です。
一瞬でもいい。穏やかな時間を作りたい。
この気持ちに、嘘はつけません…汗
稀に、平気なターンもあったりしましたが、他に気が向いていて、気づかなかったようです。
とにかく、これらが思い通りにならないと…どうなるか?
泣き叫び、暴れ、目が血走り、口から泡を吹いて、全身に力を入れて硬直…長いと3時間もこの状態でした。(半日があっという間)
ですが、この状態も体力を使うようで。
気絶するように寝落ち…
でも、目覚めたら。続きのパニックからスタート。
悪い出来事がフラッシュバックしてしまい、パニックになるのは分からなくもないけれど。
良い出来事であっても、「もう一回!もう一回!繰り返し!繰り返して!」と要求されるのも辛かったです。
めそめそ泣きやそこそこのギャン泣きで要求されて、よしよしと宥めらるような姿なら良いのですが。
昼夜問わず、突然の絶叫のような大声、叫び声…
台風で暴風と激しい雨の吹き荒れる日に、公園へ行きたい!と窓ガラスを叩く娘を止めたくて。必死に数時間抱っこしてあやした、ある日。
夜中に「あ!ぶらんこするんだった!」と急に目覚めて、公園へいこう!と絶叫した午前2時。
幼少期って大変よね。
イヤイヤ期だものね!で、合ってますか?
もうすぐ10歳になろうとしている現在。
確かに、長女のイヤイヤ期だったんだろうと、受け止めています。
その子、その子のイヤイヤ期。
あるある~と話が、誰かと共有できることもあれば良かった。
そんなことは大抵無くて。
ずっと苦しかった時期です。
みんな同じは無いもんだ!と頭にいい聞かせる。
うちの子は、こんなもんなんだ。激しいだけ…
いろんな声かけも、いろんなタイミングで、反応があるかどうか?、抱きしめることも、しました。
何も変わらなかった。
届かなかった。
そんな長女を見るのも辛い。
どうにも落ち着かせられない自分も辛かった。
泣き止ませられない自分を母親失格だと思った。
とにかく、しんどかった。
それでも不思議なもので…この世から消えたいとは思いませんでした。(最近は思ったのに)
そんな毎日でしたが、3歳になる頃。
タイムアウト クールダウン という言葉を知り、実践していきました。
3時間も続く癇癪をどう乗り切るか。
娘と自分の、心と体を守る方法。
暴れるのも、叫ぶのも、物を壊すのも極力避けたい。
自傷行為はつらい。
けれど、止められない。
止まってくれない。
けどね。
大きなケガにさえならなければ大丈夫。
飛び出して事故にあう等、避け。
ある程度の安全を確保したうえで。
あきらめる。
落ち着くのを見守る。待つ。
これって、結構しんどいです!
何年も何年も。すごく苦しくて、いつもカウンセリングの度に相談していました。
気持ちの共感を大事にする事、と。
自分が長女の癇癪やパニックに引き込まれ、自分の感情にしてしまう事。は違う。
3歳から4歳になろうとする頃。
児童発達支援センターの先生に、自分を見失わないために
「同じ土俵に上がらない」という言葉を頂きました。
思春期を終えた子育て経験のある母親でもある先生達です。
これが、ほんとにまた大変なんだけどね~笑
と仰っていました。
またある本では、
「相手の感情を受け付けない鎧をまとう」と表現されていて。
腑に落ちたものです。
私たち親子の場合は、今現在は知的な成長、言葉の理解とが進み。
幾分、落ち着いている状態です。
癇癪やパニックで暴れても、30分そこそこが殆どになりました。
本当にたまにですが…1時間を超える時もありますが。
そうなる前に、もっと良くない事になりつつあります。
家庭内暴力 DV。
今から反抗期が本格化したら、また変わるかもしれませんが。
今は、それをしない、させない為のお話などを、カウンセリングでもしてもらっています。
幼少期の娘本人も、なんでこんなに苦しいのか?
分からないし、きっとどうにも出来なかったのだと思います。
思い通りになることが、一番の安心だと思っていた。
感じられたのかもしれないけれど。
どうしても、どうにもならない事。
物理的に戻らない事柄もある、そんな事を理解するのは難しい年齢。
皮膚を引っ掻き血をにじませたり、皮膚をこすり合わせてずるむけたり。
年長さんの頃になると、抜毛、短期間の間チックも。爪を剥いたり…
成長と共に色んな形で。苦しんでいる、気を紛らわせる。
葛藤している様子を見せています。
今でもそうです。
言葉や他の対処法を身に着けていく事、これからも課題です。
当時を振り返ると…
これだけ拘りに縛られていたら、思い通りにいくことなんて。
はっきり言って、そうそう無いです!!!!
一日中が大混乱のような状態が毎日。
こりゃ~生きづらい!!!
こりゃ~辛かったなぁ。
よく乗り越えてきたよ!お互いに・・・と思います。
感覚過敏などの辛さは、私は妊娠時の悪阻のようなものではないか?と考えています。
自分で調整するには無理がある!!
仕方ない!
…でも、身体も大きくなってくると。
ぎゃぁー!!!ぎゃぁー!!!長い時間、絶叫されるのも辛い。
ぐずぐずされるのも、まだそれやるの~??と、腹が立つものです。
(心の狭い母でごめん)
またまた長くなってしまいました。
今日はこのへんで失礼します。
目を通してくださった方、心からありがとうございます_(._.)_
♡スキを押してくださった方、本当に励みになります。
ありがとうございます!
KAORI