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KAORU
2024年5月30日 20:38
第四話 猫と私とそれからそれから数年後…… 僕らの過ごす日々はほとんど変わらなかった。ただ一つ変わったのは、僕らの関係性で、何を言わずとも一緒にいるのが当たり前になった事だ。彼女は社会人になり、仕事を始めてもう数年経つ。彼女は会うたびに色鮮やかなワンピースや柄物のワンピースで僕の前に現れた。鮮やかなワンピースを着るようになった彼女は、今でも僕の想像のつかない事を突然思いついて喋り
2024年5月30日 20:37
第三話 私と猫私は美しいものが好きだ。幼い頃から、可愛いものが好きだった。キラキラしたものが好きだった。 私は子供の頃から、お姫様に憧れていた。フワフワと広がるドレスに、キラキラと光る装飾の施された美しいお城で、毎日を過ごす。きっとベッドはフワフワで、とても良い香りがする。可愛くて美味しそうな、ちょこんとしたケーキと、綺麗なカップに注がれた紅茶でティータイムをする