太陽は動かない ネタバレレビュー

監督:羽住英一郎 出演:藤原竜也、竹内涼真

日本映画にしては面白いし、スケールも大きいし、アクションも本格的だった。

スパイものとか好きな人は一応満足できるのでは。

胸に爆発物を埋め込まれ、24時間おきに連絡しないと
裏切ったとみなされ爆破されて死亡するエージェント(笑)が
命がけで情報を探る。

他国の産業スパイや組織との戦い。

これ、国どうしじゃなく、民間の(笑)戦いなので、まだリアリティがあったのかな?
国どうしの話にしたら、ちょっと無理があるよね…と。

藤原竜也と竹内涼真が、橋から走る列車に飛び乗るシーンは、本当にスタント無しで撮影したとのこと。

迫力がある…けど、ハリウッド超大作アクション見慣れてる人間からすると、そこまでは感動しない。ごめんなさい。日本人が日本映画でこんな事を~っていう感動はあるけど。

他国の、フリーランスのエージェント?や、どこの組織にやとわれてるのかわからないエージェントとの情報戦。これは、それなりに面白い。

ただ、フリーのエージェントが、巨大組織のボスを挑発するような事して裏切るシーンは、
おまえ、死んだ方がましな思いさせられて、殺されるぞ?
プロならそこは、裏切ってるの最後まで分からないようするんでは?
っと思った。

女性だから、峰不二子的な存在にしたかったのかな~。
それはそれで成功してたし、なかなか気持ちよかったです。

主人公藤原竜也の生い立ちが、ラストにつながっていて、そこは感動した。
物語に厚みも出てる。

主人公たちが属してるのがどんな組織なのか全貌がわからない…のも
監視役ですらお手伝いさんみたいな人に監視され、
全貌がわからない…というので、一応納得はできる。

エンドロールで、映画に出てこなかったシーンがたくさん出てきたので、
何?続編?こんなに贅沢にカットしたの?っと思ったら、
WOWOWでドラマやってたんですね。ちょっと納得。

冒頭、あと五分で心臓の爆弾が爆破される~絶対絶命~
急いで組織にスマホで!連絡しようとしたら、何度も邪魔されて~っていうところが
ややくどく、これでぎりぎり間に合って助かったらだるい…って
思ってたら、間に合わなくて爆死しました(笑)
いや、笑いごとじゃないけど、納得感はあった。

ドラマから見てて思い入れのある人なら、
ハラハラドキドキしたあげく、
ぎゃぁぁあああってなるとこだったんだろう。残念。

あとで調べたら、羽住英一郎監督の前の映画、
オーバードライブも新田真剣佑と町田啓太目当てに見たんだった。
この時も、あら日本映画にしてはスケール大きい、面白いかも…と思ったのでした。

がんばってエンタメやってくれてる監督さんはありがたい。
もっと羽住英一郎監督に大きな予算をあげてください…。


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