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太陽と月と地球が重なる時

89年ぶりに部分月食が満月と同時に見られるチャンス!!
次にみられるのは65年後だとか。
絵画教室の帰り道、横断歩道の赤信号で待つ間 
東の空を見上げる人達と一緒に見上げてみたら 
はっきりとオレンジ色の月が地球の影に入って
隠されているのが見えました。
感動!!

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そして翌早朝4時。
私の部屋は西向きの窓で この時間に窓から満月の夜 月光が差し込んできます。まるでヴェートーベンの「月の光」が聞こえて来るようで幻想的!!

目が覚めたので窓越しに月を見上げてみました。
なんとキレイ。なんと眩しい
ずっとは凝視出来ませんでした。

朝日新聞のインタビュー記事に
宇宙飛行士の野口聡一さんは

宇宙から見る地球はガガーリンの言うように
確かに地球は「青」かった。それ以上に「眩しかった」
真っ黒な世界の宇宙とのコントラストに衝撃を受けた。

と言っています。

月も地球も太陽光の反射で輝いて私達の目に届きます。
しかし宇宙には反射するものが何も無い。
反射するものが無ければ光は漆黒の闇の中に
吸い込まれたまま戻って来ません。
野口さんは、漆黒と言っても色とは違う「何もない黒」だといいます。

絵画基本の講義の中で、
色を覚知する為に必要な物は何かを考えます。
「対象物と視覚と光」この3つが揃わないと色を覚知する事は出来ません。


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そんな何も無い漆黒の宇宙に、野口さん達宇宙飛行士は身を置く。
これは凄いことですね。

野口さんは、
生命があふれる地球
完全なる死が満ちている宇宙と表現しています。

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野口さんの宇宙の体験記事は「そんな事考えられない」というお話が
いっぱいで 心落ち着かずにいます。
折に触れお話ししたり、絵画作品にしたりしていきたいなと思っています。

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教室の生徒さんで星空を描いた絵が有りますのでご紹介します。

【携帯のライトを消して 満天夜】  F4号 HAさん

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勤務を終えて誰かに連絡を取ろうと
したのかもしれせん
その時 ふと見上げた空に 満天の星々が輝き
一日の疲れを 労ってくれたのでしょう
乗り込もうとした
車のランプも携帯電話の明かりも
そっと 消して しばし その空間に浸っていたのだ
と思います
作者はそのひとときを アクリル画と俳句にしています
この作品は画面のほとんどを 星空にしています

満天の星々は  塩に依る吸い取り技法を使用し
更に大きく輝く恒星達は 点描で表現しています
シルエットで描かれた 樹木の枝先が
しじまの静寂感を 醸し出しています
落ち着いた作品に 感動します
                                          
               オクトアトリエ講師 若林 薫  評


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