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巡業デビュー!大相撲佐久場所に行ってきた!

大相撲の記憶と言えば、白鵬時代もすっ飛ばして子供の頃に見ていた若貴時代まで遡る、昭和生まれのわたし。
今の注目関取が誰なのかはもちろん、横綱が誰なのかすら知らなかったのですが、昨年の九州場所の際、夫がNHK WORLDの大相撲ハイライト(英語解説)をYouTubeで見始めてから、わたしを取り巻くお相撲事情が一変!
毎日夫に付き合って見ているとどんどん楽しくなり、千秋楽には幕内力士の名前と顔はだいたい一致するくらいまでには成長!

以来、2ヶ月に一度やってくる本場所お茶の間観戦が我々夫婦のレギュラールーティーンになりました。
ああ、これはまさに生活の潤い。
定期的に楽しみが訪れるっていいことすぎる。
気が気じゃないときもあるけれど、結果に一喜一憂してワクワクドキドキ、夫とふたりでテレビの前でエキサイトしています。

まだまだひよっこだけど、好きになったら生で見たい!と思うのは当然のこと。
しかしながら本場所のチケット争奪戦に勝てる気配がないので、巡業ならばどうや!と調べてみると、8年ぶりに佐久に来ることがわかり、早速チケットを入手。
そして先日、とうとうお相撲さんを生で見ることができました。今日はその覚書です。


稽古〜力士のふれあい会

満員御礼の佐久場所

巡業は朝9時から始まります。そして15時頃に終了。
なんと6時間も眺めて楽しむことができます。

この日のスケジュール

稽古風景が見れるのは巡業ならでは。
※着いた頃には幕内力士の練習が始まっていて、一気にテンションが上がってしまい稽古の写真はない……。

稽古後、花道奥で何やら人だかりが。
そこには稽古終わりで乱れた髪の熱海富士が、ファンサービスをする姿!!
なるほど、巡業ってそういうことができるのか……!と学ぶお相撲初心者。

わたしたち夫婦のアイドル、熱海富士


稽古のあとに始まったのは、長野県出身の御嶽海をはじめ、飛猿、大の里の3関取によるふれあい会。
ちびっ子たちの「好きなフルーツはなんですか?」といったかわいい質問から「飛猿さんの背中はどうしてそんなにずるむけなんですか?」などという笑える質問まで、いろいろ答えてくれていました。
(飛猿、めちゃくちゃ日焼けしてて、肩から背中にかけて皮がむけていた)

わちゃわちゃ

主に翔猿の無茶振りにより、歌を歌わせられたり、懸賞金で何を買ったか言わされたり、貯金がどうとか、めちゃくちゃいじられていた大の里。
大の里、貯めた懸賞金でバッグを買ったそうです。なんのブランドだったかは忘れた。

質問タイムのあとは、「皆さん、写真をどうぞ!」とのアナウンスを皮切りに関取たちが正面、東、向正面、西、と体の向きを変えてくれての写真タイムがたっぷり。
わたしは正面に座っていたのでバッチリきれいに写真に収めることができました!

大の里の大きさに改めてびっくり


序二段〜三段目〜幕下の取組

ふれあい会のあとは序二段から取組が始まり、幕下まで一気に続きます。
幕下最後の取り組みの若隆元が出て来たときは、会場が一気に沸いていました。

相撲甚句〜初切

相撲甚句(すもうじんく)とは、邦楽甚句)の一種。大相撲の巡業などで披露される七五調の囃子歌である。

Wikipedia
美声が響く

相撲教習所の必須科目らしい相撲甚句。へー!みんなこれを勉強するのね!
知らなかった。
ここで歌っている人たちは、力士兼歌い手なのかしら??

そして見たかった初切(しょっきり)の時間!
初切とは、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見世物のことで、これが見れるのも巡業のよさ。
あと笑いのレベルが高くて、コントとしての完成度もすごい。

股割り
いえーい
塩投げ


幕内〜横綱土俵入り

初切が終わったら幕内力士の土俵入り。
花道奥にはお相撲さんがわらわらと集まってくるのと同時に、サインや写真を求めるファンも集まってくる。

西花道奥
東花道奥


まずは東から。
以下ずらりと写真を並べます。

色とりどりの化粧まわし
正代のペコちゃん!
隆の勝のワンコ!かわいい!
アイドル熱海富士!
東土俵入り
ファンサービス中の阿炎と霧島

そして西の土俵入り。

西の化粧まわしは暗めの色が多いな
宇良への歓声は長野でもすごい
琴櫻のどっしり感
西土俵入り
地元の歓声を浴びる御嶽海…に拍手を送る若元春
なんか楽しそうな人たち


幕内の土俵入りが終わったら、いよいよ横綱照ノ富士の土俵入りです。
立行司(行司の最高峰)の木村庄之助もいます。

のしのし
よいしょー!


幕内取組

巡業の取組は、エンターテイメント感強め。
激しくぶつかってみたり、吊り出してみたり、本場所の相撲とは一味違うものが見れてそれはそれで楽しい!

隆の勝 - 湘南乃海

宇良と飛猿はお互いに持ち上げたり持ち上げられたりして、観客を沸かす。さすが!

宇良 - 飛猿 ふくらはぎの筋肉すご…!!
熱海富士 - 豪ノ山
御嶽海 - 平戸海
寄り切って琴櫻の勝ち!照ノ富士の笑顔見たら癒される…

45分ほどで全取り組みが終わり、弓取り式で巡業は幕を閉じます。
6時間なんてあっという間だった……。


巡業の飲食事情

長丁場の巡業、もちろん飲食物の持ち込みが可能です。
もちろん会場内でも予約制のお弁当の他に、地元のキッチンカー、ちゃんこ、焼きそば、稲荷寿司などの軽食、スナック菓子、スイーツ、ビールなどが販売されていて、食べるものには困らないです。

やっぱりお相撲は食べたり飲んだりしながら見たいよね!


お相撲さんと写真が撮れる!サインももらえる!

会場にもよりけりらしいですが、佐久場所は1階への出入りは自由でした。
なので、タイミングがよければサインをもらったり、写真を撮ってもらうこともできます。
ちなみに物販では色紙やサインペンの販売も。飛ぶように売れていました。商売上手やな。

わたしたち夫婦はタイミングよく玉鷲と一緒に写真を撮ってもらうことができました。
はいはい〜って感じで夫の手からiPhoneをサッと取り、パッとセルフィーしてスタスタさっていった玉鷲……。好き!!!


持って行けばよかったもの

それはスリッパ!

会場に到着したときに思ったのは、スリッパ持っている人が多いなーってこと。
最初はその意味がわからなかったのですが、会場の仕組みを知ってなるほどな!と合点がいきました。
佐久場所は、1階ロビー&1階会場内は土足厳禁。2階は土足可となっていて、1階から2階に上がるときや、2階から1階に降りるとき、また1階会場内に入る時は靴の脱ぎ履き&靴を持ち歩くことが必要になるんです。
これが地味に面倒。
土足厳禁エリアとはいえ靴下で歩けば靴下がうっすら汚れるし、スリッパ欲しい!となりました。

スリッパを持ってきている人はきっと2回以上参加している人たちなんでしょう。
私たちも今度行く時はスリッパ持って行く!と誓いました。


初めての巡業、大満足!

そんなわけで、お相撲さんのファンサービスの高さに感心させられ、お相撲初心者もとっても楽しめました。
巡業は本場所が終わってすぐから過密スケジュールの中で行われており、もっと体を休めて……!とも思うし、来てくれてありがとう!あわよくばまた来てください!とも思ってしまう、複雑なファン心。

場所中の怪我が多くて、貴景勝や豊昇龍、高安、朝乃山などなどの人気力士の姿は見れなかったので、またリベンジしたいです。
そして次は本場所、国技館でお相撲見るぞー!


最後まで読んでいただきありがとうございます。よければまた、遊びに来てください。