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不登校と進路問題〜N高オープンキャンパス行ってきました〜

今日は中3の娘と一緒に、自宅から一番近いN高のキャンパスへ説明会&見学に行ってきました。

娘は世間で言ういわゆる「不登校」状態で、中1の真ん中くらいから、全くと行っていい程勉強はしていません。中3と言えば受験生ですが、「勉強させられるのは、嫌。高校には行きたくない」とずっと言い続けていました。

子どもが不登校になってから、なんやかんやありました、っていうか今も継続中↓

で、1番何が大事かと考えた末、出した結論が、

「子どもがたとえどんな状態でも、そのまま認めて黙って応援する」

ということです。
子どもが学校へ再び行くかどうかより、遅れた分の勉強を取り戻すことより、
子供自身が、「このままの自分で大丈夫」
と思えるようにならないことには、何も始まらないと思ったのです。

もちろん勉強が出来るなら、それに越したことはないと思います。本人もそれはわかってる。人生に丸腰で挑むより、色んな装備や武器、アイテムがあったほうが有利なのもまた事実。

それでも。
しっかりした土台がないと、家は立ちません。
今は土台を作り直す時。
うちの子は大丈夫。どうにかなる。
今はそう決めて、腹を括るしかない。

なので、普段は極力何も言いません。
嫌々行っても何も身につかないだろうし、まぁ、本人がそう言うなら無理に行くこともないかと、押すでもなく引くでもなく、静観しておりました。

ただ、アニメや漫画大好き!なオタクな娘。よく見る「青春キラキラJKライフ」への憧れは多少ある様子。でも勉強はしていないし、したくない。
なので、進学の可能性があるとするならば、現時点で選ぶのは通信高校一択。

せっかくの夏休みだし、暇だし(宿題はそもそもしない)、「高校のオープンキャンパスでも行けば、もしかすれば気分が上がるかも知れない」と、つぶやく娘。自分で予約を取り、慣れない道案内に母を連行したという次第。

で、行ってみた感想はというと。

面白かったです。


(N/S高の回し者ではありません…笑)

教室の中は学校というより、ちょっとオシャレな塾といった雰囲気。

受付で名前を告げて、案内された席に娘と着席。50名程座れる座席は、ほぼ満席に。

開始時間まで、説明会が始まる前にモニターに流されていた「ZEN大学」の構想と説明なるものを見てました。(2025年を目標に、開校準備を進めているようです。)

名前の「ZEN」には、世界に通用する言葉であるとともに、「全」「善」「然」であり、
全て 善きかな 然るべし
という意味を込めているそう。
カッコよ!

詳しくはこちらを↓
(決してN/S高の回し者ではありません…笑)

これが本気なら、角川は気合入ってるな、と思います。広がるばかりの日本の教育格差。風穴を開けて欲しいものです。私的にはとても共感できました。


説明会が始まると、広報担当者から、N/S高について、コース説明、授業内容やテスト、スクーリングについて、学費について、卒業後の進路についてなど、1時間程度の説明がありました。
パンフレットは事前に取り寄せて軽く読んではいましたが、話を聞いたほうがより理解しやすかったと思いました。

そのあと、5分程の休憩を挟み、担当者交代。普段通学コースの生徒に行っている「プロジェクト型学習」の簡単な体験がありました。
テーマは『思い込みによって生じること』といった内容で、クイズ形式で分かりやすい説明でした。触りだけでしたが、これもなかなか面白かったです。

最後に、通学コースに在籍する生徒2人のプレゼンの時間がありました。背の高いスラッとしたイケメンの男の子と、黒いゴスロリ風のワンピースが似合う、可愛らしい女の子。2人とも4月に入学したばかりの高校1年生です。

それぞれ自身のパソコンを操作して、自分で作成した画面をモニターに写しながら、なぜN校に入学したのか、今何をしているのか、そして入学して良かった点などをプレゼンしてくれました。
(事前に広報の人から、2人共緊張しすぎて最寄り駅から吐きそう、と言っていたというお話も。)

N校は、ゲームやプログラミング、イラストを書くのが上手といった人しか入れない、敷居が高いと言うイメージがあるかも知れないけど、私達は特にそんなこともなくて、入ってから興味のあることを見つけることが出来ました。
ここに来れば、最初はやりたい事がわからなくても、出来ることがたくさんあり、手助けしてくれる先生もたくさんいます。とにかく大丈夫です!と、緊張しながら一生懸命説明してくれました。

発表自体はそんなに長い時間ではありませんでしたが、これを聞けただけでも今日は来て良かったな、と思いました。(発表後、部屋の隅で肩を寄せて健闘をたたえあっていた2人にほっこりしました。)

アンケートに答えて、説明会は終了。

普段あまり自分から人に話しかけたりしないのですが、帰りに在校生の2人に「プレゼン、すごく良かったですよ。」と伝えてみました。
ちょっと戸惑ったように、ありがとうございます、とお礼を言ってくれた2人がとても眩しかったです。

時代は変わったな、と思います。
娘より、こんな高校だったら私が行きたかった。い〜なぁ。ハマったらすごく楽しそう。

N校は間口がとにかく広い。
単純に高卒認定とりたいだけならネットコースだけで充分ですが、お子さんが少しでも興味があるものを持っているなら、通学コースを乗っけて行くほうが断然良さそうです。あれだけ揃った環境を活かさないのはもったいない。
特にやりたい事がハッキリしているお子さんなら、かなり楽しい学校生活が送れそうだし、もし現時点ではっきりビジョンがなくても、担任の先生のサポートなどもあり、大丈夫そうです。
外に出るのが苦ではないお子さんなら、通学コースを選択し、よりたくさんのサポートを受ける形が良いのではないでしょうか。

個々の発言の場がわりと設けられるようなので、内気な子供さんは最初は苦戦するかもしれません。でも、それに慣れれば「社会でも通用する、自分をしっかり持った大人」への大きな一歩になるのだな、と在校生の2人を見て感じました。

まぁ環境が整っている分、その分学費はかかりますね。それは致し方ない。都道府県の補助金なんかも使えるようです。
ここは親の頑張りどころですね(苦笑)

正直今まで通信高校に対し、あまりいいイメージがわかなかったんですが、学校によってかなり違いがありそうです。やはり、実際に行って現場の空気感を感じるのは大事だなと感じました。

(うちの子に関しては、今のところ時間の自由が効く通信高校で考える方が良さそうです。)

以上は、個人的な意見です。
あまり参考にならないかも知れません。

気になる方は、パンフレットやネットの情報だけでなく、やはり直に説明会に足を運ばれた方が実になる情報を得られると思います。
(参加した方の傾向を見ると、母+子の形が圧倒的に多く、子供だけでの参加は見た限り0でした。)

どのみち、公立私立の普通高校でも通信高校であっても、最後は本人のやる気と頑張り次第になってくるのはどこも同じです。それならば、エネルギーの無駄遣いをしないためにも、より本人に適した高校選びが重要だな、と改めて感じました。


8月にもう一件、オープンキャンパスの予定が入っていて、どうやら娘はそちらの方が本命っぽいです。


また喜んで、連行されようと思います(笑)


※追記
通学コースは各キャンパスにより、定員が決まっているので、人気キャンパスは早くに埋まってしまうようです。(ネットコースは人数制限なし。)

併願OKなので、迷っているなら願書は早めに出す方が良いようです。(早くて9月末受付スタート。願書だけ先に出しておけば、学校関係書類は後提出で大丈夫だそう。)

学校説明会 第2弾はこちら↓

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