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不登校と進路問題〜飛鳥未来高等学校 学校説明会に行ってきました〜

今日は中3の娘と飛鳥未来高等学校の学校説明会に行ってきました。
(前回のN校に続き2回目↓)

前回と違い、駅から少し距離があったので、暑さでフラフラになりながら現地に到着。
道路にオレンジ色の「飛鳥未来高等学校」のぼりが出ていて、先生と生徒さんのお出迎え。生徒さんが建物の入り口までご案内。建物に入ると受付があり、受付を済ませると、再び先生と生徒さんがエレベーターで会場部屋までご案内。会場部屋に入ると、席まで生徒さんがご案内。

最初から最後まで、ずっとご案内祭(笑)
終始すごくウェルカムな感じで、在校生7名合わせてスタッフが全部で15人くらいいました。会場は広めの塾か、会議室といった感じでしたが、窓が大きく5階だったのと、とても見晴らしがよくいい天気だったので気持ちよかったです。

説明会開始までに、公式ラインに登録し、簡単な事前アンケートに答えました(リアルタイムでその場の先生が内容を確認してました。アンケートは終了後もありました)。
今回の参加者は最終的に20人程度でしたが、前日は椅子が足りないくらいに混んでいたそうです。

説明会は1時間半程度で、途中10分ほどの休憩がありました。
最初にいわゆる全日制高校と通信制高校の違い、スクーリングや単位習得の仕方など、基本的な事の説明があり、とても分かりやすかったです。

通信制高校には「本校(面接指導施設)」と「サポート校(学校用途でない教育施設)」の違いがあり、飛鳥未来高等学校はいわゆる「本校」に当たります。「サポート校」の方は、単位習得に必要な「スクーリング(実際に登校する必要がある日)」を別の場所に行って受ける必要があります。全て「本校」で完結するというのは、例え年に数回程度であっても通う生徒側にとってメリットがあるのでは、と思います。

続いて、「飛鳥未来高等学校」の概要について。
今回行ったキャンパスの生徒数は約1070人(MAX1200名程度とのこと)。最新の進学率は現在75%(内訳は、大学進学5:専門学校進学4:就職1)で、なかなか高い数値ではないでしょうか。「卒業後の進路までしっかりサポート」をかなり押しておられました。

コースに関して
①自由に登校日や登校時間を選べるベーシックスタイル(月1ホームルーム)、スタンダードスタイル(週1ホームルーム)、2023年に新設されたネットスタイル(月1オンラインホームルーム)があります。
②曜日固定型の3DAYスタイル、5DAYスタイルは全日制高校に近いイメージ。規則正しい生活を送りたかったり、友人とたくさん触れ合って楽しい高校生活を!と思っているお子さんはこちらがおすすめかと。(お休みは欠席扱いになります。)

また、どのスタイルにも担任の先生がいて、サポートを受けられます。
(集団生活しんどい&時間にしばられたくない派!の娘は断然「ベーシックスタイル」がいいそうです。)

①②にそれぞれ、オプションで長期コース(半年から1年)、短期コース(1クール2~3ヶ月)を選択できます。また、長期、短期を両方同時に選択することはできません。
娘は短期コースの「アニメ・マンガコース」に興味があるようで、後ろに座っていた男の子は「ゲーム・eスポーツコース」について、在校生に熱心に質問していました。美容師免許取得コース(ダブルスクール)も人気があるようです。長期コースには「進学コース(バリバリ大学を目指す)」や「補習コース(中1からのおさらいややり直し)」もあり、勉強面での心配もカバーしてくれるよう。別で塾に通うより恐らく安価です、との説明でした。

②は定員があるようですが、①は原則定員無制限のようです。

単位習得について
高卒認定に必要な科目一覧を見ながら説明がありました。まず、スクーリング+レポート提出で、単位習得に必要なテストを受けられます。テストは60点とれれば合格。とれるまでやり直します。

例えば、「現代の国語」の科目では、スクーリング2、レポート6、取得単位2とありました。
1コマ50分の授業(スクーリング)を2回受け、レポートを6回提出。その後テストを受け、60点とれると2単位の習得。これで「現代の国語」の単位習得は終了です。これを繰り返し、必要な科目をすべて習得してく必要があります。大学の単位習得とほぼ同じ感じですね。
単位習得の取りこぼしがないよう、学習管理表があり、先生も親も確認が出来るようです。これはどこの通信制高校も同じかと。

学習について
基本端末+教科書での学習。レポートもデジタル。2年前まで紙媒体だったそうですが、デジタルにシフトしていくようです。端末は自分で用意するっぽいです(推奨スペックはあるよう)。これも時代の流れですね…。
全体学習(クラスでの授業)と個別学習(クラスにいるけどみんなバラバラの勉強)も自分で選べるようです。

行事について
参加したい行事は自分で選べるようです。体育が大嫌いな娘は「体育祭出なくていいの?」と目を輝かせておりました(笑)1人が楽だけど、出来れば『キラキラ女子高生生活』も体験してみたいようです。普通にクラブや同好会もあります。

学費について
いただいた資料のままです(苦笑)
就学支援金制度がありますが、ご家庭により、審査後対象外になる可能性もありますので、心配な方は一度学校側に問い合わせたほうがいいかもしれません。基本は希望コース+選択コースの学費になります。通学日が多いほど学費も上がっていく感じです。

出願、入学試験について
飛鳥未来高等学校を受験するには、必ず学校説明会、学校相談会、学校見学等に参加する必要があります(必要な書類がここでしかもらえない)。その後の流れは他の通信制高校とほぼ変わらないと思います。

特筆すべきは、新入学生向けの「自己PR入試」でしょうか。一般入試より少し早めの9月上旬に願書受付、下旬に試験があるのですが、選抜方法が書類審査と面接試験のみ。基本面接は「落とさないようにする面接」とおっしゃっていたので、よほどのことがない限り「自己PRシート」を頑張って記入すれば、9月中に合否が決まります。もう「飛鳥未来で決まり!」と思われているお子さんなら、早めに人材を確保したい学校側とウィンウィンでいいのでは。「自己PRシート」の書き方も、オープンキャンパス等のイベントに参加すればアドバイスをいただけるそうです。

一般試験も9月と11月、12月にありますが、ここ数年は希望者が多く、12月の前に募集をいったん打ち切ることが多いそう。来年入学されたい方は検討は早めに、が鉄則です(もちろん転入学・編入学も随時受け入れてます)。

こちらも選抜方法は書類審査と面接試験(面接官は2人)のみです。「受験の動機」というA4の用紙にびっしり作文を書く必要がありますが、オープンキャンパス等のイベントに参加して「エントリーシート」を書いて提出した人は、「受験の動機」の書類は免除になります。「エントリーシート」も書き方などをイベントのその場でアドバイスしてもらえるようなので、作文が苦手なお子さんは利用しない手はないかと思います。

※飛鳥未来高等学校は「本校」なので、受験資格に、居住地の指定(住民票があること)があります。(各キャンパスにより指定)
また、出願には入学希望者「本人」の学校説明等への参加が必須です。

以上が今日得た情報です。
インターネットで事前に学校への口コミを見ましたが、良い悪い本当に様々です。今日いた在校生たちの印象は皆爽やかで特に悪いこともなく、空き時間には説明会の参加者のテーブルを先生方と一緒に回り、一生懸命説明をしてくれていました。こればっかりは「カン」や「フィーリング」でしょうか。娘の場合はN高より、通学しているイメージが湧いたようです。

【注意】
N校の記事もそうですが、この記事もどちらかというと、「忘れないためのメモ」として自分のために書いています(本当にすぐに忘れてしまうので…)。ただ、通信制高校選びで迷っているどなたかの参考になれば、と思い、公開をしています。

あくまで「私の主観としての情報」ですので、記事を鵜呑みになさらず、やはり直接確認されることをお勧めします!






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