自分は「幸せになること」を1番恐れているのかも知れないと思った話
先日愛車をうっかり擦ってしまい、嘆きのつぶやき記事を何気なくアップしたところ。
たくさん励ましコメントをいただきました。本当にありがとうございます。おかげさまで、気分が回復って言うか、もう嬉しさが行き過ぎて、アゲアゲプラスになるくらいでした(笑)
しかしみなさん、なかなかハードな事故を経験されているようで…。上には上がいるというか、擦ったくらいでへこんでなんか逆にすいませんでしたって言いたくなりました。
優しい皆さんが、元気で今ここにいて下さって何より嬉しいです。
運転あんまり好きじゃないし、今後も安全運転で行こうと思います!
で、さらに。
心優しいお方が「元気出しなよ」って、わざわざお菓子を送って下さって。
その贈り物が我が家に到着いたしました。
じゃん。
このラインナップを見て、わかる方には誰が送ってくれたのかはわかってしまうと思いますが(笑)
ご本人から匿名で、とお願いされているのでここは内緒で。
届いたのはわりと小さなダンボール。
なのに箱を開けると、どんどん出てくるピーナッツたち。
まだまだ出てくるよ…?
一瞬この箱は「4次元に繋がってるのか?」と思うほど(笑)最終的な量を見て、びっくりしました。
梱包上手!
実は夫が大のピーナッツ好きで、1日で1袋ペロッと食べちゃいます。
(そんなに食べたら太るで…。)
どれだけ好きかと言うと、一時期家族から「ピーナッツ」と呼ばれていたほど(笑)
ちょうどピーナッツ欲しいな~と思っていたらしく。今回は夫が引き寄せに成功した模様(笑)
なので、大袋は夫が独り占め。
早速袋を開け、「めっちゃうまい!」と喜んでおりました。秒速でなくなってしまいそうだ…。
で、次は。
可愛くて食べるのもったいな〜いとか言いながら、
「餡がめっちゃ、僕ピーナッツです!って主張してる〜美味し〜」としっかり味わう私…(笑)
花より団子。
雑貨も。
これ、もしかしてほんまもんのピーナッツで出来てるんかな…?
とぼけた顔が可愛い。
可愛いもの好きの息子が、お出かけの時に早速サコッシュにつけてた。
夫は小銭入れのがま口につけてました。
私は車のキーに(いつでも一緒!)。
そして久しぶりに「手書きのお手紙」をいただき、とってもほっこりしました。
手書きって、あったかいですね。
字は性格を表すと言うけれど、やっぱりとても細やかな気遣いをされる人なんだな〜としみじみ。
あとは
あんこにお餅…悪魔のお誘い。
太っちゃうな〜
でもたぶん、1人で食べちゃう(笑)
毎日のコーヒータイムが増々楽しみになりました。
本当に、ありがとうございました!
幸せだ〜!!!
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最近すごく、色々な人によくしていただいて。
今回みたいに、励ましのコメントをたくさんいただいたり、恐る恐る出した有料記事を買ってくださる方や、サポートをくださる方。
私と会いたい、と言ってくださる方や、お願いしたら来てくださることになった方。
とうとうお友達になりましょう、と言ってくださる方まで。
文章を褒めていただいたり、今まで否定的にとらえていた容姿まで褒めてもらえたり。
怒涛のごとく押し寄せてくる「ご好意」たちに、ただただ驚くばかりで。
明らかに、今までの自分の世界じゃない。
いつ、世界線が、変わった…?
先日書いた記事では
⑦エゴが降参させられる出来事がやってきて、その後ついに3次元がついてくる
だと感じて。
で、今、もしや
⑧局止めにしていたものが一斉に届く
ここ、なの…?
ダメな自分を受け入れた、からなのか。
でも、次々と訪れる幸せを、まだ受け入れがたい自分がいて。
私が、本当に、受け取って、いいのかな…。
幸せ過ぎて、「怖い」
そう感じる自分。
1歩踏み出して、もしそこが崖だったらどうしよう。振り返って、もう道がなかったら…。
どうして素直に受け取れないんだろう。
そう考えた時、浮かんできたのは中学時代の、部活の中でのいじめの経験でした。
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中学時代に入っていた部活はバスケットボール部。
その時に、家が近いからと部活後よく一緒に帰っていた、Hちゃんと、KちゃんとYちゃん。
Hちゃんと私は、小学校の頃からの友達。
KちゃんとYちゃんは、幼馴染なじみ。
Hちゃんは明るく、いつもモノをはっきりと言う、リーダー格の子で。
小学校の頃は、帰り道で私の名前をからかうように大声で言ってきたりしました。
嫌だなと思いながらもHちゃんにはっきり「止めて」と言えなかった私は、無視して先に1人で帰ったりしていましたが、Hちゃんは私が嫌がっているとは全く思わなかった様子。
さらに中学校に入ってすぐ、なぜか「私がHちゃんの知られたくない事」を言い触らしているという噂が立ち、それにHちゃんが怒っているという話を聞き。
全く身に覚えのない話に、普段めったに怒らない私も流石に「そんな話、一体誰が言ってるの?!」とHちゃんに抗議に行きました。その時は和解しましたが。それから私はHちゃんに逆らったり、怒らせると怖い、と思うようになり。
そして。
気がつくと、HちゃんがYちゃんを急に「あいつなんかムカツク。ナマイキ。」と言い出して。
2人の間に何かあったのか、何がきっかけだったのかは、結局最後までわからなかったけど。
ある日を境に、HちゃんからYちゃんへの無視が始まって。Yちゃんと仲が良かったKちゃんまで、同じように無視をするようになって。さらに、わざとYちゃんに聞こえるように大声で悪口を言うように。
クラブのメンバーみんなで遊びに行ったり、クリスマス会を開いたり。あんなに仲良しだったのに。
どうして…?
他のメンバーは気づいておらず、顧問の先生も気づいていないようだった。
私まで仲間外れにされるかもという恐から、私は何も出来ずにいた。先生に言ったら、告げ口したって言われるかも。そんなことやめなよって、どうしても言えなかった。
チームメイトの悪口なんて、言いたくなかった。
でも、なんとなく話を合わせ、誤魔化した。
Yちゃんは、1人で先に帰るようになった。
少し先を歩くYちゃんの背中。
片付け当番なんかで、部活後時々私とYちゃんが同じ時間になることがあった。
そんな時だけ、私はYちゃんと一緒に帰った。
今日部活キツかったねとか、先生めっちゃ怒ってたねとか、部活の話だけをポツリポツリ話すだけの時間。Yちゃんも、それ以外の話はしなかった。
私がYちゃんと時々一緒に帰っていることを、Hちゃんは知っていた。「kaoriちゃんは優し過ぎるからな〜。Yなんかほっといたらいいのに。」
その、「優し過ぎるから」の言葉からは、「バカにしている」というニュアンスしか感じられなかった。それでも、私は何も言えなかった。
その後も、時々Yちゃんと2人で帰った。
たぶんそれは、私からHちゃんへの、ささやかな反抗。でもあの頃のYちゃんは、一体どう思っていたんだろうか。
Yちゃんは、強い子だった。そんな理不尽ないじめには負けなかった。
誰よりも練習し、チームで1番バスケが上手くなった。そしてレギュラーの座を勝ち取り、毎試合スターティングメンバー、不動のエースになった。
フォアードの、切込み隊長。
どんなに厚いディフェンスもこじ開ける機動力。
「私は誰にも負けない」という強い意志がそこにはあった。
ちょうどその頃に、4人の空気がおかしいことに気がついた副キャプテンが「もうそんなことは止めよう」と間に入った事で、いじめは終わった。
Yちゃんは、いじめに勝ったのだ。
私は内心、ホッとした。
これでもう、いじめに加担しなくて済む。
Hちゃんは、最後までYちゃんに謝らなかった。
私も、ちゃんとYちゃんに謝まれなかった。
Yちゃんはきっと、私の事を軽蔑しているだろう。きっと、許してくれないだろう。
怖くて、Yちゃんの顔を見られなかった。
そのまま部活を引退し、卒業した。
高校はみんな別々になった。
成人式の時に他の同級生から、Yちゃんは中学の時の先輩と結婚し、子供を産んだばかりだと聞いた。
Yちゃん、今幸せなんだ。
心から、ホッとした。
その後、Yちゃん以外の部活の仲間と集まることがあった。Hちゃんは、未だにYちゃんの事をアイツ、と言っていた。Hちゃんは何も変わっていない。
でも、わたしも人のことは言えないなと思った。
やめようという勇気も、逆にいじめきる、ということも、どちらも出来ない中途半端な自分。
いじめの謝罪もせず、コソコソ生きている。
人をいじめて、傷つけて謝罪も出来ない自分が幸せになんかなれない、なる権利もない。
人間が、自分が怖い。
そう思い、相手に踏み込むことをやめた。
少し仲良くなっても、いつか裏切られるかも知れないと思う自分。でも、一人ぼっちにはなりたくない。みんなの話に合わせて、でも見えないようにばれないように、心はガラスの壁でガードした。
良いことがあるたびに、これは本当だろうかと疑う自分。自分はいいヤツなんかじゃない。真っ黒だ。
こんな私を好きになんてならないで。
でも、心の奥では、私を好きになってと願う自分がいる。相反する気持ちが、心を縛る鎖となり、がんじがらめにして身動きがとれないでいる。
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幸せ過ぎて怖い、なんて思う日が来るなんて、想像もしていなかった。
あの時、Yちゃんはどれほど傷ついただろうか。
大人になった今なら、Hちゃんの中にもきっといじめをせざるを得ないような心の傷があったんだろうと思える。そしてまた、いじめに加担した私もまた、少なからず心の傷を負っていた。それは、人生の中で、必要な経験だったのかも知れないけれど。
でも、Yちゃんをいじめたという事実は変わらない。彼女が今どこにいるのかもわからないし、会いに行く勇気もない。逃げられない過去。
こんな私が、幸せになって、いいのだろうか。
答えのない問い。
「自分の過ちを認め、許すこと。」
これ以外の方法がないのもわかっている。
「愛されたくない」でも、「愛されたい」。
アクセルを踏みながら、同時にブレーキを踏んでいる。動き出すことを拒んでいる。
自分は「幸せになりたい」と願いながら、「幸せになること」を何より恐れているのかも知れない。
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そんなことを思い出し、考えながら。
コーヒーを飲みながら、いただいたお菓子を頬張った。甘い甘いはずのお菓子なのに、今日は少ししょっぱかった。
少しずつ、少しずつ、いただいた愛を噛み締めて。
少しずつ、少しずつ消化していこう。
愛を与える人。
愛を受け取る人。
そのどちらにもなりたい、
どこまでも、欲張りな私。
少しずつ、信じてみよう。
今日も私の世界は、限りなく優しい。
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