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今年もやってきた〜、マグロの季節

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

ご無沙汰していました、こんなに長く投稿しなかったのは初めてです。 1週間振りの私です。
別に体調を崩していたとか、そう言うことは全くありませんが、ちょっと頭がオーバーワーク気味でした(笑)。 
例の「ファッションとマインド」のスクールで、脳みそを使いまくっています。

それはともかく、まずはこれですよ、これ。 待ちに待ったマグロ!!
トップの写真は一切れ約500gあります。 トロを1Kg気軽に買えるって、日本ではまず無理でしょうね。 シチリアの醍醐味であります。

すごい脂。
去年はあっという間にマグロの時期が終わってしまい、涙ものでしたから、今年はすぐに魚屋さんに聞いておきましょう。
6月一杯はOKよね?
ところが何と! 今年も15 日位でお終いと言うではありませんか。
ヨーロッパ共同体が「マグロの狩猟は15日間」と決めてしまったのですって。
その時期を過ぎて出てくる物は、全て違法扱いになるのですって。
ガーン。
少し多めに買って、冷凍しようと思いました。

早速トロの一切れは冷蔵庫で冬眠して頂くことにして、もう一枚を焼きます。

今年お初ですから、まずはマグロのタリアータ。 さっと炙って中はレア。
バターを加えて炊いたご飯、そして勿論お醤油とわさび。
わさびはチューブだけど・・・。
もう本当に誰がトロと名付けたのでしょうかね。
トロットロでした。

時期が短縮されたのも悲しいですが、もう一つの悲しい事実。 それは値上がりです。 まぁ出たてはいつも少々高いですが、今年は何と20€と言う値段になっていた。
1Kgの値段です。
毎年最初は16€くらいだったのに。
そして2年前は13€まで下がりました。
去年は下がる間も無くシーズン終了で、今年もこのお値段が据え置きになるのでしょうかねぇ。
でも一年待ったのですから、迷わず買います。

先週の土曜日、ファッションの学校の3回目のzoomがありました。
やー、学ぶところ多しで、頭が爆発しています。
今回のテーマは「ハレの日、特別なシチュエーション」つまり正装です。
それぞれ自分で状況を決め、誰と行くかとか、時間帯だとか、どう言うマインドでその装いになったかだとか、もちろんその服装で、30秒間でプレゼンをします。

政近先生(学校ではマスターと呼ばれている)はいつも「イザと言う日は突然に」と仰ります。
だから常に準備をしておけ、と。
学ぶ前にこの言葉を聞いたら、「正装用の服や小物を揃えておかなければ」と思って買い物に走ったことでしょう。
でもね、彼女のおっしゃることはそう言うことではない。

常に自分のマインドに問いかけて、その場の雰囲気や周りの人(それが隣のテーブルに座っている他人だとしても)を考えて、その場で自分がどうありたいかを考えろってこと、なのだと思う・・・。
まだ学びの途中で、今の所の私の解釈なのですが。

ケの日の装いも考えろってことなのね。
友達とお茶をしに行く、病院へ行く、仕事へ行く・・・。
どう装うかを、自分がどうでいたいかを、自分に問いかけ続けろと。
だから頭が常にフル回転状態で、でもそれを楽しんでいる自分に結構驚いています。

そして同時に、今晩は何を食べよう・・・、何を作ろうも考えなきゃね。

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