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【週3パート主婦】時間とお金どっちも欲しい話

私は週3日勤務のパートをしています。配偶者特別控除という制度を使わせてもらっていて、年間130万円以下の収入で働いています。配偶者が年収900万円以下であれば、年金と健康保険が免除される制度です。そんな素敵な制度が日本にあるなんて、長野に来るまで知りませんでした。日本ってこれからどうなる?!とか、あんまり良いニュースを聞かないけど、福祉とか医療とかの制度ってなかなかいいんじゃないかと思います。明治時代に生きた先人たちに感謝です。

また、子供もいないのに、ぬくぬくと家庭に居さしてくれる夫にも感謝。共働きで頑張っていこう、と言っていた相方が急にスピードダウンしたら、ちょっとぐらい驚いてもいいはず。聞いてた話と違うよ、と会社なら即クビ案件。でも結婚相手に選んだ彼は、そんな私も受け入れてくれる優しい人だったようです。
愛する夫、居心地の良い家庭、時間のゆとりのある働き方、関西の親とも良好な関係(義母とも良い関係です)、これらが全て整っている環境にいるのに、私は欲張りなのでしょうか。お金欲しいな、て思うんです。
「もっと働け、みんな週5日働いているし甘えるな」と思われるのは百も承知です。ごもっともです。ぐうの音も出ません。自分でも本当にイカれた発言だと思ってます。きっと10年前の自分が聞いてたらドン引きしてます。10年後あなたはこんなこと言うよ、て知ったら気絶してたと思う。
でもやっぱり思うんです。時間もお金も両方とも欲しいなと。

話は変わって、
数年前に繊細さんの本を読んだ時、「これ、私!」て衝撃を受けました。知っている人も多いと思いますが、周囲の環境に影響を受けやすい人のこと言うそうです。詳しくは本やネットで見ていただきたいのですが、私はだいたいの項目に当てはまりました。そして、当時の仕事で感じたストレスが全て腑に落ちた瞬間でもありました。
当時、事務職をしていたのですが、鳴り止まない電話を対応しながら、自分の仕事をパパッと終わらせ(17時の定時には終わらせてた)、他人の仕事を手伝うために12時まで残業…という感じでした。いわゆるブラック。ランチ会では常に愚痴があり(女性が多い職場だった)、あの人とあの人を合わせたら大変だ…と変な気遣いまでして本当にヘトヘトだった。でもそのお陰か(?)、お給料はそこそこ貰えていました。しかし、結婚式や新婚旅行で消えてしまいほぼ貯金できず。思い出になったのでよかったですが、もうあんなにも頑張れない。こんなにも頑張って生きたくない。よし転職しよう。
数年前に健康を害してまでそんなことを決意したはずなのに、忘れてしまうなんて。情けないことに、最近になって自分が繊細さんと思い出しました。

繊細さんの特徴の一つに、お金を生み出さない行為を避けがち、とあるらしいです。(ごめんなさい、言葉は曖昧です。)つまり、「お金を生み出さないのに○○してる自分って…」ってやつです。お金を生み出さないのに、ゆっくり読書すること、音楽聴いて散歩すること、お菓子作りを楽しむこと。そんな自分が受け入れられない。お金を稼げないのに楽しんでいいのか、って思うんです。お金さえ生み出せば、この状況を肯定できるのにって。
私は知らないうちに頑固になっていたようです。

暇だと色んなことを考えてしまいます。特にお金は、生きていく上でとても大切なので、もっとお金があればいいのに!と、なりがちです。だいたいの解決策はお金と言っても過言ではないと思います。
でも私はお金がなくても家族や友人がいます。雨風をしのげる家もあります。お菓子を作っても誰からも怒られません。趣味を咎められることもありません。むしろ家族は歓迎している。そんな当たり前の事実に突き当たりました。
人生が楽しいかは、どれだけ今の自分を受け入れられるか、なのですね。
2023年の年の瀬に、お金も時間も欲しい欲張りな自分をもっと受け入れていこうと思ったのでした。


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