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出産予定日を過ぎた時の過ごし方~陣痛が来る方法~

こんにちは。助産師のかおりです。

出産予定日までは、「いつ陣痛くるかな~」と少し落ち着いた気持ちで過ごすことができるのですが、予定日を過ぎると「どうしよう~陣痛が来ない」と焦りを感じたり不安になる妊婦さん。

私自身もそうでした。
周りから「そろそろかな?」と聞かれるプレッシャーや、このまま陣痛が来なかったらどうしようという不安に押し潰されそうになりました。

助産師という仕事をしているのに、不安になり過ぎて「陣痛が起きる方法」とインターネットで検索もしました(笑)。
しかし、インターネットに書いてある方法を試しても陣痛は来ませんでした。

大事なことを忘れていたのです。
「陣痛はどうやって起こるのかということ」

1.陣痛が起こるメカニズム

陣痛の起こるメカニズムは完全に解明されていませんが、赤ちゃんが陣痛を起こすと言われています。

赤ちゃんが「よし!パパとママに会いに行くぞ!」と覚悟を決めたときに陣痛が始まると言われています。

2.陣痛を起こす方法

赤ちゃんが陣痛を起こすならば、赤ちゃんのタイミングを待つ!
これが陣痛を起こす方法の結論です。

私自身、出産予定日が過ぎて焦りや不安を感じる中で、冷静になり、このことを思い出しました。

「大丈夫!赤ちゃんのタイミングでいいからね。」
と、赤ちゃんと自分に言い聞かせました。

「いつか赤ちゃんが覚悟を決まるまで待とう!」
陣痛のことを考えない
ようにしました。
そうすることで、肩に入っていた力がスーッと抜けて、気持ちも楽に過ごせました。

数日後、忘れていた陣痛が突然やってきました。
「赤ちゃんが覚悟を決めてくれたんだ!ママも頑張るから一緒に頑張ろうね!」

この私の体験が、助産師として働く中で大いに役立ちました。
出産予定日が過ぎたママは焦りと不安でいっぱいの様子です。
そんなママに、私は必ず伝える言葉があります。

「そんなに肩に力が入っていたら、赤ちゃんはママのプレッシャーに圧し潰されてしまうよ。肩の力を抜いて、何も考えずに赤ちゃんを信じて、赤ちゃんのタイミングを待とう!」

そして、最後にこの言葉も添えます。
「案ずるより産むが易し」
日本にはこんな素敵な言葉があるのです。

すると、数日後には陣痛が始まったと連絡が入ります。
「かおりさんの言うようにしたら、本当に陣痛が来ました!」

3.助産師からのメッセージ

出産予定日はあくまで予定日。
出産日ではありません。

たとえ予定日が過ぎて、周りから色々言われたとしても右から左へ流しましょう。

妊娠中はママと赤ちゃんは一心同体です。

ママの考えていることは全て赤ちゃんに伝わっています。

不安や焦りが赤ちゃんに伝わると、赤ちゃんは外の世界に出てくることを怖がります。

赤ちゃんを信じて待つ気持ちが赤ちゃんに伝わると、赤ちゃんも安心して外の世界に出てくる覚悟を決められます。

そっと、赤ちゃんが覚悟を決めるお手伝いをしてあげましょう。

元気な赤ちゃんを抱く日がくることを祈っています。

4.陣痛を乗り越える方法

いよいよ陣痛が来たら、上手に乗り越えていきましょう。
過去に陣痛を乗り越える方法を記事にアップしています。
ぜひ、読んでみてくださいね。

「陣痛の波をうまく乗り越えるコツ! パート1(出産編)」
「陣痛の波をうまく乗り越えるコツ! パート2(出産編)」



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