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辛い幼少期と小人の話

さて、

宇宙から前回のような方法でこの世界に降りてきた私。

降りてきた瞬間に、自分は降りてきた家族の娘となりましたが
環境はとても厳しいものでした。

私以外は視覚にリスクを持っていたこと。
父と母の夫婦仲は最悪だったこと。

夜、寝ていると襖の向こうで父と母の怒号と酒瓶が転がる音、
たまにどこかにぶつかる音。。。(恐らく頭や身体)
暗闇の中、恐怖に震えながら眠ることが多かった。

気づけば家族の中で一人、健常者だった私は
母のストレス発散の捌け口となっていて

機嫌が悪い時は怒鳴られ、体罰を受け、
身体中手や物で叩かれたり、
椅子の上から叩き落とされたり、、

恐怖と隣り合わせで育ちました。

いつも家の中は暗い空気が漂っていました。

そんなある日。

母に子供用のキャラクターのついた枕を
買ってもらいました。

たまに機嫌のいい時は無口ですが普通の母でした。

とても嬉しくてその晩、眠りにつこうと耳を枕に付けた時。

「かおちゃん」

枕の中から声がします。

私はびっくりしましたが、私のことを知っている、というような
話ぶりだったので、怖い、ということもそこまでなくて

その声に耳を傾けました。

すると、「さあ、行こう」

と言うような呼びかけをされ、
気づくと私は草原の中にいました。

枕の中が異次元の扉となっていて、
そこから意識が違う場所に行っていたようです。

そこには小人。子供の自分と同じ背丈の
大人の姿をした人たちがいて、
その人たちと一緒に、草原を駆け回ったり、遊んでいました。



しばらくとても優しいその人たちと一緒に過ごしていると

「そろそろ帰ろう」

と言われ。

小人に手を繋がれ、
私は気づくと布団の上で寝ていて
外は朝になっているのでした。

後から分かったことは。。。

異次元存在の人たちが
地球で辛い思いをしている私を
連れ出してくれていたこと。。。

その時間はしばらく続きましたが

いつも地球に帰る時に小人に言われる約束

「お母さんに言っちゃダメだよ」

を私が破ってしまったことにより、
母に酷く気持ち悪がられr、叱られ。。。

その夜からもう、小人がくれることは
なくなってしまいました。

とても残念だったけど、
今では宇宙の仲間からの愛を感じる、
とてもいい思い出です。








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