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ちょっと小休憩、もしくは頭を使うことと体を使うことについて

ガス欠、・・・というか気が止まってる

旅あり、就活あり、制作あり。おっと気が付いたら、怒涛ですねぇ、といった日々を過ごしていたら、なんかぜんぜん、ずぇんずぇん頭が回らなくなっていた。悩み事はまだ続くのに。頭だけでなく体もうまく動かないでいる。頭寒足熱どころか頭熱足寒で、なーんか妙に頭だけ熱っぽく、そのくせ体は冷えて動けないのだ。

あら、私ったら6月でもう夏バテ?

すぐに、アイス&冷たいドリンク禁止令が発令され、腹巻も装着したけれど、頭の熱はなかなか下へ下がってくれないままでいる。

眠れないし、緊張しやすいし、すーぐ胸もバクバクする。
おっと、自律神経が失調してる。
予期不安も普段が凪なら、TSUNAMIレベルで盛り上がってきてるし、どーすんのと虚ろな眼で途方に暮れ、床に張り付いて数日。

ここで私は終わるのか。ってこのパターンもいい加減飽きてきた。

常に不調モードで早10年。治すために集めた情報だって、バカにはならないのだ。

「人は土から離れては、生きていけない」とシータが言ったから

頭に気が溜まっている(気がする)ということは、上から下に向かって流れていないっていうことだ。
だったら、下に流せばいいじゃない強制的に!
と、思ってこのクソ暑い昼間、突然庭の雑草むしりを始めてみた。
庭仕事に関しては全く非協力的だった私。当然、家族は慄く。
茂り切った雑草をむしり、伸びすぎた枝を斬り、落ち葉を搔き集める。
むしった雑草からは異変を察知した無数の蟻が湧き、葉の隙間からゴキブリらしき物体を見かけ、土からは大量のダンゴムシが這い出していた。

当然、絵面は楳図かずおの恐怖漫画になる。知ってるか。サスペリアって映画は蛇口から大量のミミズが出るんだぜ。(豆知識)

蚊に刺されながら、続けること僅か30分。
するとどうだろうか、頭の熱が下がった感触が確実にある。
確実にさっきより楽、なんか楽、めっちゃ蚊に刺されたけど。

ネットの情報は充てにならないけれど、個人の体験談はバカにならないところがある。同じく自律神経の乱れに悩んでいた人がガーデニングやりまくったら知らぬ間に治ったという話は、どうも私にも参考になったようだ。。

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予期不安になったとき、いつが一番苦しいかと言えば、「まだ逃げられる」と思う時が一番苦しい。逆に「もう行くしかない」と腹を据えると、一気に楽になる時もある。

ヒントは、腹と呼吸。体の使い方だ。

あと、絵を描く、文章を書く、仕事を探す。これって大部分が頭の作業だ。
現場に行ってみる、絵を体で感じるとか、身体を使うこともあるけど、基本は頭の作業がベースだ。

そこへさらにスマホやTVをぶっこむと、一気に頭がオーバーヒートする。

要はバランスだ。
頭を沢山動かしたら、身体も動かす。
グラップラー刃牙の作者も、漫画を描き終わったらランニングをした方が疲れが取れると言っているのもそういうことだと思う。
私は今のところ、整体師お勧めの開脚にさらに反射の統合(足のみ)を入れているけど、そこに土いじりも加えることにした。

あとは、能楽師の言葉を頼りに呼吸と姿勢も開いていけるようにしたい。
どっちも気持ちを体現しているので。
始終猫背の私はもう世間に降参をして生きていたけど、それはやっぱ嫌なのだ。

(↑謡が上記で紹介した安田登氏。これも面白い。発声が違う)

世界は情報に溢れていて、玉石混交の中から正しさもそうだけど、私に合うものを探すのも難しい。でも、調べてやってみるのは大事だ。
そして、あれこれやりすぎないのも大切。
シンプルに、身体を楽に緩め、気を巡らせることをする。
気力が無いのではなく、巡ってないから枯渇してダウンする方が私は多いと自覚して。

絵は頭で描く。でも、本当は体すべてを使って描いている。

そこは忘れないでいたい。


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