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読書インプットの呪いにかかってた話。

こんにちは、神崎翼です。

最近ちょっと反省というか、初心に返ることがあったので徒然と書きます。

他の記事を読んでくださっている方はご存知のことでしょうが、当方どうにかして文字を書くことが収入に繋がらないかと模索している所謂「小説家見習い」という人間です。

小説投稿サイトにアップしてみたり、創作に役立ちそうな資料本を読んでみたり。小さなことからコツコツ研鑽中なのですが、まあこれが捗らない。特にインプットのメイン作業である「読書」が本当に遅々として進みません。その辺りの詳しいことは下記のマガジンで呻いているので興味があれば是非。

学生の頃は毎日のように読書に勤しんでいたのに全然ページが進まず、結構悩みました。頑張りたい気持ちは本当なのに頑張れてない、というのも大きな悩みですが、元々好きな読書ですらこなせないなんて、というのも結構大きかったです。出来たはずのことが出来ない、というショックですね。

それが杞憂、及び勘違いだったことに気付いたのは、桃春花さん著作の『マリエル・クララックの婚約』を買った後のことです。

地味でもてない目立たない、冴えない社交界の壁の花。そんなマリエルにも縁談がやってきた。婚約者はなんと、今をときめく近衛騎士のシメオン様! なぜあの方が、あんな娘に? やっかみと嘲笑を浴びつつも、マリエルは幸せです。だってシメオン様はモロ大好物、見た目穏やかな腹黒系美青年なのだから! 婚約者とその周りにひそかに萌える娘の物語。(小説家になろう掲載のあらすじより引用)

内容としては、王道な婚約ラブストーリーです。小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた小説が書籍化されたもので、今でも書籍の第1話にあたる話は小説家になろうで読めます。リンクはこちらから。

作者の筆力が高く、ストーリーやキャラも好みで、気に入って何回も読み返した作品です。ただ書籍自体は購入するタイミングを逃していて、このたびコミカライズ版を買ったのを期に1巻を購入しました。

翌日には読み終わってました。

そしてその翌日には2巻と3巻を購入。

その更に翌日には、最新刊までを一気買いしていました。

超おもしろい!!!

気付けば1日1冊以上のペースで読みふけっていました。読んでない時間の方が少ない有り様。とまらないやめられない。今までの読書ペース何だったんだ? と考えたところで、気付きました。

私が好きな読書と、インプットのための読書は全くの別物である、と。

物語に没入する読書と、情報を得るための読書は全く感覚が違います。そもそもインプットを目的に手に取る本はだいたい1ページあたりの情報量自体が多く、娯楽本とは読む難易度が全く異なります。難しいのは当たり前で、私は今までの読書とは別に、インプットとしての読書に向き合わなければならなかったんです。

気付いてしまえば当たり前なんですが、インプットを頑張らねば、頑張らねばと考えているうちに、読書が全て「作業」というように考えるようになっていました。いや失敗。そりゃ読書量減るよね。難しいの連続したらペース自体落ちるよね。むしろ私がんばってた方じゃない? いやそれは言い過ぎですね、うん。

創作は、0から1を生む作業ではなく、100を1にする作業です。だからインプット作業はこれからも頑張らねばなりません。ただ、趣味や娯楽としての読書を巻き添えに、心根ごと倒れるようなことにはならないよう、これからは気を付けます。

あとマリエル・クララックシリーズほんとに面白いから読んでね! おすすめ!

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