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読書記録『おいしい絵本レシピ』

どうも、レシピ本を実用書ではなく写真集のように読む人間です。
特に絵本や映画などに登場した食べ物を実際に作ってみる、いわゆる再現レシピを載せた本には心が惹かれがち。ぐりとぐらのホットケーキや、ハウルの動く城のベーコンエッグなど、作品の中に登場する食べ物というのはいつも魅力的に見えて、それが実際に作れるとなると無条件に心が躍ります。

というわけで、今日の読書記録はこちら。

おいしい絵本レシピ
(2022.9/野口真紀著/福音館書店)

月刊誌「母の友」で5年間続いた人気の連載。料理研究家の野口真紀さんが、絵本の中に出てくる料理や食材をテーマに、家族の食卓がより豊かになるようなレシピを提案します。

(honto商品説明より引用)

『みんなのきょうの料理』などで活躍されている、料理研究家の野口さん執筆のレシピ本です。野口さんは二児の母。絵本とレシピの紹介だけでなく、その絵本を読み聞かせたときの子どもたちの反応や成長の記録なども記載されていて、エッセイ本としても読みごたえ抜群な本となっています。私のように、作る気はさほどないが読み物としてレシピ本を読む、という人間にはとても楽しい本です。

特に好きだったのは、「『おおきな おおきな おいも』のさつまいもとベーコンの蒸し焼き(P.24)」のページ。

 さつまいも掘りは、園では定番の行事かもしれません。うちの子どもたちも大好きでした。「『おおきな おおきな おいも』のような大きなおいもを採ってくる!」と出かけていき、服やリュックをどろだらけにして「ママ! 一番大きいの採れたよ!」とうれしそうに帰ってきたことを思いだします。

(P.24 『おおきな おおきな おいも』のさつまいもとベーコンの蒸し焼き より引用)

著書の中には私が知っている絵本も知らない絵本もたくさん載っているのですが、『おおきな おおきな おいも』は私の家にもあった馴染み深い本。そして私は記憶していませんが、たしかさつまいも掘りも幼稚園で経験済み。最近の子どもたちもさつまいも掘りをするんだなぁ、この本を読むのだなぁと、時代を超えた繋がりを感じてしみじみとしました。

ちょうど暦は秋、スーパーやコンビニでは秋スイーツとしてさつまいも商品がこれでもかと並ぶ季節。昔を懐かしみながらさつまいもを料理するのも楽しそうだなと思います。

また、食育に絵本を使いたい、もしくは食べ物が登場する絵本を知りたい、という方にもおすすめ。なんと33冊分の絵本とレシピが掲載されています。それも普段の食卓に普通に並べられるおかずやおやつのレシピばかり。特殊な食材や調理法はいらないので、再現レシピに初挑戦してみたい、という方にもどうぞ。料理をする方にもされない方にもおすすめの本です。

書いてたらお腹が空いてきましたね。
それでは今日はこの辺で。
また次の記事でお会いしましょう。

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