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中国広州駐在妻のインター学校レポ #05. 学校環境

#01 自己紹介とこれまでの経緯はこちらから

中国広州で7歳娘の通うインターナショナルスクールでは、日本の公立小学校とは何もかもが異なって面喰らっております。
今日はそんな学校環境を、ハード面、ソフト面それぞれお伝えしたいと思います。

毎日が遠足?驚きの持ち物

ご参考までに、まずは日本の公立小学校での荷物からご紹介。
日本: ランドセル、教科書、ノート、筆箱、ランチョンマット、除菌シート、水筒。月曜/金曜は、これに加えて手提げ、上履き、上履き袋、体操着、体操着袋、給食当番の時はかっぽう着。
とにかく重い。

一方、今通っているインターの持ち物。
インター: リュック、水筒、帽子、上着、ヘルシースナック。日本語クラスがある時は日本語の教科書、ノート。PE(体育)のある日は体操着を着ていくので、持ち物は増えません。
教科書はなく(!)、文房具等は全て教室にあるものを使えるので、毎日筆箱の鉛筆を削って持っていく必要もなし。

なんて身軽なんだ、、、と、最初に感動しました。。

教室も見学したけど、日本とはまるで雰囲気が違う。
机は4人ずつくらいのグループになっていて、朝のホームルームでは、絨毯が敷いてあるエリアにみんなあぐらをかいて集まって、出欠確認は先生とハイタッチ。
ソファエリアにiPadが1人1台。調べ物に使ったり、早く終わった子はそこでiPad Timeもあるみたい。
フルーツボックスが置いてあって、自由に食べてOK。
娘は友達とりんごをかじりながら、教室移動しているんだって〜〜。
水筒を麦茶に入れて持って行っているけど、ウォーターサーバーもあってこちらも自由に飲める。

ヘルシースナック、とは、小腹がすいた時のために持っていってOKなおやつ。娘は、豆やナッツ、干し芋、アーモンド小魚、とかを毎日嬉しそうに持って行ってます。

蛇足だけど、日本の学校で、国語の授業中に喉が渇いた娘は先生に水筒の麦茶を飲んでもいいか聞いたら、ダメだって言われたそうな。。。

もう、これだけで、たとえ言葉が全く通じなくても、そりゃあ日本の学校よりこっちのインターがいい、ってなるよね、と、納得。。。

ちなみに、教科書がなく、科目名も「Inquiry」とか書かれていて、英語で本人もちんぷんかんぷんな状態で、一体何を習ってきているのかどうやって親は把握・サポートできるのだろう、、、?と、入学前は心配でしたが、その点は全然心配いりませんでした。
ここはまた改めて紹介したいと思います。

科目別の教室と先生

日本の公立小では、低学年のうちは1人の担任の先生が30人強のクラスでほぼ全教科を教えることが一般的だと思います。

一方、ここのインターでは、科目ごとに教室も先生も違います。
ArtはArt、MusicはMusic、MT(Mother Tongue)は日本語クラス、PE(体育)はPE、それぞれの先生の教室(PEは体育館や校庭)に受けに行きます。
Englishは、娘の通うインターは母国語が英語でない子の方が多いのもあり、レベルに応じてフォローのレッスンがあります。その時は、クラスから離れてフォローのクラスに移動します。

クラスで受ける授業も、20人弱のクラスに先生が2人体制。

娘のクラスの時間割はこんな感じ。

2年生の時間割

それぞれどんな授業なのか、は、まだ私も全貌を掴みかねてますが(笑)また追って投稿したいと思います。

広大なキャンパス

幼稚園から高校生まで同じキャンパスで学んでいるのもあり、キャンパスは広大です。
山と湖に囲まれていて、自然たっぷりで空気も良い。
日本のように、だだっ広い校庭があるのではなく、人工芝のサッカーフィールドや屋根のついたバスケットボールエリア、フェンスで囲まれた遊具エリアなど、木々の中にそれぞれのエリアがある感じです。
娘は、遊具エリアにある大きな円形のブランコが大のお気に入り。朝の会の前や、休み時間の度にお友達とブランコに並んでひたすら楽しんでいます。

教師や保護者が利用できるカフェテリアがあり、そこのテラス席が個人的には大のお気に入り。
ラテも軽食もとっても美味しくて、景色も空気も最高。まるでピクニックに来たような爽快感を味わえます。

図書館

個人的に見学時に感動した場所が、この図書館。
多種多様な本が並んでいるんだけど、まず見やすくて、本屋さんのような陳列になっています。
英語も難易度に応じて、また興味関心が向くものを探しやすいように工夫されています。

そして何より、多言語の本が充実しています。
日本語エリアには、日本語の本が思ったよりしっかり充実して並んでいました。
(ちなみに後で知るけど、こことは別に、日本語クラスの教室の前にも、大きな本棚があってそちらにも日本語の本がたくさん並んでいました。)

同じくらいのボリュームで、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などの書籍。
3倍くらいのボリュームで、中国語の書籍も。

本が大好きな娘にとって、十分とは言えないかもしれないけど、日本語の本がこれだけ置かれているというのはとても嬉しいです。

そして、Libraryの授業で毎週図書館に行き、本を2冊借りてきます。
家でなかなか自分から英語の本を読もうとしないので、ここは親の頑張りどころです。。。

ランチ事情

インターに入学することを決めたときに、いくつか懸念点があったのですが、そのうちの1つがランチでした。
娘が食べれない、美味しくないランチだったらどうしようかと、、、。

でもそんな心配は無用でした。すごく美味しそうなメニューが毎週提示されて、その中から好きなものを選んで注文するスタイルです。

学校にピザ窯があって、ランチのピザはなんとその窯で焼かれた本格的なピザ。他にも、中華、イタリアン、韓国、日本とさまざまな料理。

とある週のランチメニュー

毎日フルーツとデザートまであるなんて、うらやましい。。。

なお、コロナ禍での日本の給食は、全員前を向いて座って、「黙食!」と、無言で食べるスタイルでしたが、、こちらではキャンバス内では全員マスクは外して過ごしており、ランチタイムは普通のワイワイ友達とおしゃべりしながら好きなものを食べる、楽しい時間になっているようです。
その点も親としては一安心です。

蛇足ですが、日本では、牛乳を飲まないとおかわりができない形式で、その点も私はモヤモヤしていました。。(というか学校に掛け合って、牛乳嫌いで給食の量が足りない娘が、お腹を空かせないようにできないかとどうにか工夫してもらいました、、、。)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、母国語クラスについて書きたいと思います。

高身長アパレル ATEYAKA , MIHARU  Director
Kanako
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