カンタ|Nodebase|めいめい

事業開発やソフトウェア開発の会社を経営(Co-Lift, Basal, Wellniz…

カンタ|Nodebase|めいめい

事業開発やソフトウェア開発の会社を経営(Co-Lift, Basal, Wellnize)。 メタ思考を加速するNodebase、最短一ヶ月で高機能・高品質のMVPを開発するPapplicaなどのサービスを運営。 ポッドキャスト番組「めいめい」のパーソナリティ。

最近の記事

自己紹介が苦手過ぎるのでnoteにまとめることにした

自己紹介が苦手だ。 何か具体的に求められている情報があれば、それについて整理して分かりやすく話すことはできると思う。 ただ、多くの自己紹介の場面では、具体的な情報ではなく、僕がどういう人間なのかという抽象的な問に対して、ちょうどいい切り口から、ちょうどいいサイズで、ちょうどいいストーリーを語る必要がある。 そこでは僕のすべてについて正確に語ることは特に求められていない。かと言って、他者からどのように見られたいかというイメージも特にない。 そんなわけで、自分自身のどこを

    • カンボジア行ったらめちゃくちゃ面白かったのでメモを残してみる

      Twitter (X) で感想を書こうと思ったらあまりにも長文になりそうだったので、noteでメモを残すことにした。他人の旅行記をわざわざ読んでくれる奇特な方が、カンボジアに興味を持つキッカケになれば幸いです。 0. 旅のきっかけ弊社、歴史を面白く学ぶPodcast「コテンラジオ」を提供されている株式会社COTENさんの法人サポーター(法人COTEN CREW)をやらせてもらっており、 その法人サポーターコミュニティで知り合った山浦さん(Instagram, note)とい

      • もっと死ぬミミズの話

        朝、3歳の次男を保育園に送っていると、道端に干からびたミミズの死骸を見つけた。 前日は猛暑だった。餌を求めてか土から出てきてみたはいいものの、アスファルトのあまりの熱さに身体の水分をごっそりと持っていかれてしまったんだろう。 「ミミズさん、死んじゃってるね」と僕が声をかけると、彼は「踏まないように気をつけなきゃ」と言った。 靴が汚れるからとか虫を踏むと気持ち悪いからという衛生意識からなのか、もしかすると、死骸とはいえ生物を踏むことに抵抗があるという倫理観が育っているのか

        • 世の中を確率論的に捉えるとQOLが多分向上するという話

          このnoteは、自分の考え事の整理のために文章化してるだけの思考の排泄物です。でも、もし誰かの何かの役に立ったらとても嬉しいです。 記事と同じ内容を自分の会社で作ってるNodebaseというサービスでテキストに紐付いた図解付きで読めます(宣伝です)。 以下、このTweetの深堀り記事です。 世の中を決定論的に捉えると不幸になりがちという話僕らは、世の中を、「原因があって結果がある」「同じ原因に対しては常に同じ結果が得られる」という具合に決定論的に捉えがちです。 物は上

        自己紹介が苦手過ぎるのでnoteにまとめることにした

          Web3はビッグブラザーを打倒するのか?

          Web3の盛り上がり2021年秋頃から「Web3」というキーワードを目にする機会が増えてきた。どうやらWeb2.0(この単語自体15年ぶりくらいに聞いた)の次の世代のインターネットのことらしい。 Web3の提唱者のGavin Woodは、Why We Need Web 3.0という記事の中で、 と語っている。「実行可能なマグナカルタ(専制君主から個人の自由を勝ち取る)」というのは、Web2.0の覇者が独占する富やデータをDecentralized(非中央集権化/分散化)し

          Web3はビッグブラザーを打倒するのか?

          【ネタバレ考察】『進撃の巨人』とはどういう物語だったのか?

          遂に完結した『進撃の巨人』。電子書籍で初めて読んだ漫画が進撃の巨人で、それから約10年、遂に完結。 しかし、3回読み直してもよく分からない。笑 20巻あたりから世界の構造が急激に複雑化して、「始祖の巨人」や「進撃の巨人」の能力が難解でとにかく混乱する。 でも、細部にまで神経の張り巡らされた綿密な設計と、その設計が物語にしっかりと実装として落とし込まれている(散りばめられた伏線や、台詞やコマ使いの機微として表現されている)、ということは何となく感じる。 というわけで、ネ

          【ネタバレ考察】『進撃の巨人』とはどういう物語だったのか?

          何かが「出来る」ようになるまでの道のり

          TL;DR・長男の勉強に付き合ってたら「出来る」ようになる過程が面白くて、仕事にも使えそうだと思った ・「出来る」までの道のりとして整理してみた ・「出来る」までの道のり └ 1. ざっくり概観を掴む └ 2. 動詞分解能を上げていく └ 3. パターンを発見→適用→例外を発見→パターンを更新する └ 4. 「出来ない」を「出来る」に出来るようになる 育児はインサイトの宝庫子供の成長を見ていると、普段の仕事や物事への向き合い方についての学びがたくさんあります。 最近は

          何かが「出来る」ようになるまでの道のり

          完成度60%くらいを早くアウトプットして欲しいという話

          誰かに仕事をお願いする時によく「完成度60%でいいから早めに一回見せて」という話をするのですが、イマイチうまく伝わらないことがあり、 そういうお願いの仕方をする時、「なぜそうして欲しいのか」と「どういう風に考えるか」を説明するために作った資料を、誰かの何かの役に立つかもと思い、共有します。 なぜ完成度60%で早く見たいのかこういうお願いの仕方をするのは、マニュアル通りに実行をするタイプの定型作業ではなく、 「目的とゴールと期限」をインプットに、自分自身でやり方を考えてアウト

          完成度60%くらいを早くアウトプットして欲しいという話

          「好き」と「得意」の違い

          「好き」と「得意」の違い

          僕らはビッグブラザーの夢を見るか? - 多様性について考えてみた

          最近考えていることを思考の整理がてら文章にしてみる。 僕は最近、「多様性」「確率」「論理」という概念を、「多くの人が理解でき受け入れることが出来る」という前提で社会システムをデザインするのは無理があるんじゃないかと考えている。 もちろん、それが出来るに越したことはないんだけど、少なくとも僕は難しいと思っている。 今回は「多様性」について考えてみたい。 ビッグブラザーいきなり脱線する。 タイトルにある「ビッグブラザー」について、(今さら不要かもしれないが) 簡単に説明

          僕らはビッグブラザーの夢を見るか? - 多様性について考えてみた

          ガバナンス - 日本語にすると分かりにくくなるカタカナ語

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          「出来ること」→「やるべきこと」ではなく、「やるべきこと」→「出来ること」で考えた方が良い理由

          「出来ること」→「やるべきこと」ではなく、「やるべきこと」→「出来ること」で考えた方が良い理由

          ビジョン駆動型起業家と機会駆動型起業家

          ビジョン駆動型起業家と機会駆動型起業家

          オペレーション型組織と問題解決型組織の違い

          オペレーション型組織と問題解決型組織の違い

          寄付とSNSとブロックチェーン

          noteの投稿募集に、#寄付について考えるというテーマがあり、思うところがあるトピックだったので、アウトプットしてみます。 寄付は「市場経済」と「社会保障」のキャズムの緩衝材 そもそも寄付ってなんなんでしょう? 僕は、寄付という行為は、 市場原理における経済合理性が無く (= 儲からない)、社会保障の手が十分に届かない (= 政治的影響力が不十分) 領域に、 問題意識を共有する (経済的余裕のある) 有志が、問題に直面している人に対して、所得の再分配を行うこと、という風

          寄付とSNSとブロックチェーン