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私がSDGsを推さないワケ-Hornet society-

❶私がSDGsを推さないワケ

私はSDGsを推していません。
目標はすばらしいのですが、次項のような理由で社会に浸透しないと考えるからです。

※SDGsとは国連が掲げる「持続可能な開発目標」のことです。
2030年を期限とし、環境、社会、経済に関連する17の目標から構成されています。

国連が掲げる「17の目標」

❷目標がありすぎる!

SDGsは17の目標から構成されています。
これは、頭の柔らかい子どもなら覚えられると思いますが、大人になってから17個も覚えるのは無理があります。

子どもは、学校の授業でじっくりと学ぶことができますが、毎日、仕事や家事、育児で忙しくする大人に覚える時間はありません。
また、高齢者に今からSDGsの17目標を覚えて、実行してください。というのは、失礼でしょう。

私も以前、17の目標を覚えようとしましたが、今では何番の目標が何だったか全然覚えていません。

❸当たり前のことを目標にしている!

子どもたちは、学校などでSDGsを教えてもらっているのでよく理解しています。
小学生~大学生が17の目標を知って、具体的に下記のような実践をしています。

  • 世の中にはいろいろな人がいることを知る

  • 電気やガスなどエネルギーの無駄遣いをしない

  • 食べ残しのないようにする

  • リサイクルを心がける

しかし、これらのことは、いわば人として当たり前の行動だと思うのです。
また、どの行動が、どの目標に当てはまるのか考えなくてはならず、はっきり言ってめんどうです。

❹結局、どの目標が1番大切かわからない!

そして、どれが1番大切で1番実行効果があるかわかりません。

だから、どれをやればよいかわからず、どれも中途半端になります。

結局、2030年になっても1つも目標は達成されないでしょう。
戦争や地球温暖化の問題が、もっとひどい状況になるのは目に見えています。

❺最も効果があるのは「5番」の目標

SDGsで一番実効性があるのは5番の「ジェンダー平等を実現しよう」であると私は考えます。

特に、次の3項は最も重要だと考えます。

お金が支払われない、家庭内の子育て、介護や家事などは、お金が支払われる仕事と同じくらい大切な「仕事」であるということを、それを支える公共のサービスや制度、家庭内の役割分担などを通じて認めるようにする。

政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。

男女の平等をすすめ、すべての女性や女の子があらゆるレベルで能力を高められるように、適切な政策や効果のある法律を作り、強化する。

❻子育て社会を目標とし、子育て女性をサポートする

私は、子育て社会を1番の目標にすべきだと考えています。

子育て女性をサポートし、子どもを社会全体で育てることが1番大切だと思っています。

私は、この社会構造をHornet society(ホーネット社会)として発信しています。

❼社会問題の9割は良い方向に向かう

社会問題の原因は「人」にあります。

根本的な原因は「人の道徳観や倫理観」です。
他者を蹴落としてでも、自己の利益を優先する人があまりにも多いから、社会にさまざまな問題が起きるのです。

逆にいうと、小さい頃から社会全体で子育てをし「道徳観や倫理観」を教育することができれば、社会問題の9割は良い方向に向かいます。

最初から悪い子どもはいません。
大人が銃の打ち方を教えているのです。

どんなに刑罰を重くしても、犯罪や詐欺はなくなりません。
それは根本的に解決していないからです。

愛情をたくさん受けることで、子どもは思いやりや優しさを育むことができます。

17の目標もいりません。
「みんなで子育てに関わる」。
社会の目標はたった1つでいいのです。

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