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管理栄養士として市場価値を高める

私は管理栄養士として働いています。
社会人の先輩、管理栄養士の先輩として、みなさんが少しでも成長を願っています。
管理栄養士、栄養士、学生に向けて
国家試験対策、就活、転職、スキルアップと
様々な発信をしていますが、本当に伝えたいことをお互いに見失ってしまう可能性がありましたので、ここでなぜ発信を続けているか、本来皆さんに伝えたいことをお伝えします。

新卒時の企業選び・就活軸について

新卒で就職活動をしている・これからする皆さん
新卒入社をした企業で一生働くと思いますか??
管理栄養士の職域はとても広く、多くの現場がありますよね。
管理栄養士の場合は、特に転職を経験することになるのではないかと思います。
定年まで働く人ももちろんいますが、下記のような人は絶対に1つの企業に固執せずに転職を行うだろうと思っています。

  • 常に自分の目標があり、それに向かって進める人(向上心)

  • 周りを巻き込みながら様々な業務を進められる人

  • 学生時代から学ぶことや、経験することに抵抗がない人

簡単に言うと向上心があれば、停滞せずに前へ前へと進んでいきます。
このような性格、仕事の取り組み方が当てはまるようであればあなたはこの記事を絶対に読んでください。
管理栄養士であれば絶対見てほしいですが・・・。
見なければ歳を取るにつれ後悔します。

新卒入社して頑張れる人もいますが、多くは何らかの理由でリタイアしてしまう人が多いと思います。

  • 入社前とのギャップがあった

  • 職場にいてもやりたいことができない

  • これ以上自分は成長しない

  • 業務内容や環境に飽きる

様々な理由で転職に進む人はいます。
新卒入社する企業は重要ではなく、入社後にどう頑張れるか、どこを目指して進むべきかを明確にして過ごしていくと今後の人生の選択肢は増えます。
大手企業に入ったらそこで人生安泰、そんな人生は甘くないです。
いや、ここ十数年で変わったと思ってください。
そして、いつかは転職するという方へ、意識してほしいことを伝えます。

自分のビジネススキルや人間力を
爆上げしてくれるような環境に身を置くこと

が大切です。
多くのことを経験できる。そのような会社を選ぶことが大事です。

後に説明しますが、管理栄養士として、生涯1つの現場に身を置くことは本当に少ないと思います。
転職を視野に入れて新卒入社時から頑張ってほしいことを伝えます。
(転職をしないことが一番ですが、転職を視野に入れることでどんどん成長ができます)
人生の最後まで1つの企業で働き上げる人もいますが、
全員がそうでないのであれば、
いざという時に備えて、選択肢を増やすべきです。
長くなりましたが、本題です。本当に伝えたい、

管理栄養士として
自分自身の市場価値を高められるように行動をしていくこと

市場価値を高める!!

市場価値とは、市場における自分自身の人材価値のことです。
管理栄養士であれば、医療福祉や教育・保育の現場から見た自分自身の価値
のことです。客観的に自分を評価することが重要となりますが、
市場価値の高い人は、1つの企業に固執することなく、自分のタイミングで転職が可能になります。
例えば、職務履歴として下記があったらどうでしょう。

職務履歴
・介護士として夜勤を含む介護業務
・厨房管理・献立作業
・大学臨地実習での施設病院への委託契約事務
・大学実験実習助手
・国家試験模擬試験作問/解説書執筆

保有資格
・栄養経営士
・栄養士
・管理栄養士
・福祉住環境コーディネーター
・介護支援専門員

これだけで、かなり多くのことを経験しているんだ、管理栄養士だけでなく、介護職や事務職ができるんだと思いませんか?
もちろん、管理栄養士として栄養管理業務の経験はないとしましょう。
栄養管理業務が出来る管理栄養士はたくさんいます。
ただ、様々な経験や能力を積んだ管理栄養士はこの人しかいません。

これが市場価値です。

この人の場合は、栄養管理業務はないですが、これだけの業務をこなしているのであれば、人間力やPCスキル、営業能力は同年代より高いだろうと思わせられると思います。


・栄養管理ができる人材に対して人間力(コミュニケーションスキル)を教育する
・人間力(コミュニケーションスキル)のある人材に対して栄養管理を教育する
どちらが企業にとって都合がよいでしょうか。
コミュニケーションスキルを教育するのはとても難しいんですね。
意外と、経験がなくても人間力があれば市場価値は高くみられます。
まあ、人間力があって栄養管理の経験があるのであればそれに越したことはないですね。

また、たくさんの経験を積んでいて、人間力を身に着けているということはその分多角的に物事を視認できます。
視野がとても広いということですね。

繰り返し繰り返しになりますが、
管理栄養士として1つの現場で生涯働くことは少ないです。
転職を繰り返すことが多いと思います。
転職をする際に、市場価値を高められている人は、

好きな時に、好きな企業に転職することが可能となります。

さて、では、どうやって市場価値を高めていくのでしょうか。
いくつか見ていきたいと思います。

市場価値を高める方法

大前提として、知識×経験=スキル
だと思っています。
知識がどれだけあってもそれを生かして経験ができなければ自分のスキルとはなりません。
行動力がいくらあって経験する機会があっても知識がなければ空回りもします。
つまり、知識と経験をひたすら積んでいって、スキルにつなげていくことが大事です。
私は、現場にいない期間がありましたが、その間は全く経験できません。ずっと知識を定着させていましたね。。。

①専門領域のスキルアップ

管理栄養士としての市場価値で競争するのはなかなか難しいです。
管理栄養士は世にたくさんいるので、いくつかの専門領域を掛け合わせるとその掛け合わせた専門領域内での市場価値が一気に高くなっていきます。
例えば、資格でいうと分かりやすいですが、

管理栄養士×介護士

になるとその専門領域の管理栄養士は少なくなると思いませんか?
競争の倍率が低くなります。

管理栄養士→10万人

のなかで競争するよりも、

上の2つの領域を兼ね備えている人→1万人

競争するほうが絶対に有利に働きます。
栄養管理、給食管理の管理栄養士は普通ですよね。
なので、自分の専門領域・分野を磨いていって、市場価値を高めるのが良いです。
今回は2つしかあげていませんが、3つの領域を選択して、磨いて行くことが大事です。
「〇〇」より「〇〇 ▲▲」検索順位も上に上がりやすくなりますよね。
私は、高齢者の栄養状態について調べるときに、
「高齢者」でも「栄養状態」でもなく、「高齢者 栄養状態」で調べます。
全然絞られますよね。
管理栄養士だからと言って、栄養や食事だけの勉強に絞らずに、他の領域を作って、管理栄養士の中でも貴重な人材となってください。


②先輩・上司のキャリアやスキルが高く、指導に理解がある

 先輩や上司が実地指導に力を入れてくれて、様々な経験をさせてくれる
そんな職場だったら自ずと市場価値を高めることができます。
育てるのがうまい、社会経験もさせてくれる、そのような上司や先輩のいる職場に身を置くのが良いですね。
新卒は未熟です。その未熟な新卒をどこまで育て上げてくれるかは、その上司の技量にも関わっていきます。
そこで何を経験して、何を学べるか、それによって30代以降の職選びにもつながります。
また、20代で得たスキルを活かして30代で経験を積んでいくことも可能になります。

③社外のコミュニティに参加する

 日本栄養士会や学会などのコミュニティに参加することで、人脈を広げつつ自分の知識スキルのアップにつながります。
本当に、20代でどれだけ人脈を広げて、実地指導だけでなく、学会などで時代に合わせたスキルアップをしていくかが大事になります。
現場内でのコミュニケーションは当たり前ですが、全く別の業界の情報を入れられる、コミュニティを見つけられると良いですね。私もSNSはかなり重宝しています。

④今まで関わってきた人の中で、尊敬できるような人とはいつまでも繋がっておく

 尊敬できるような人であればいずれは成功の道に進んでいきます。その人は、あなたにとっていろいろな意味でプラスになります。
人脈を断ち切らないことが大事です。
一緒に話していてプラスになることしかない!という人は絶対に繋がっておくようにしましょう。
私も、思いもしない縁があり、お仕事をもらえたこともありました。
自分の専門領域とは別の仕事の依頼を受けることもありますが、専門領域外も経験できるのであれば、絶対にしておくべきです。
それが自分にとっての引き出しとして、いつか活用できるからです。


以上が市場価値を高めるポイントになります。

今回話したことを20代のうちにやっておけば、
転職の時に必ず有利になりますし、転職の場合は、給料についても経験や相談により変わっていきます。
このようなことは、新卒時から心がけてほしいと思います。
もちろん、

これが出来る人=成功者

になります。
この記事と出会っても実行できない人もいると思います。
出来れば成功します。

20代にしか市場価値は高められません。
20代は能力を高めたり、磨くような時期です。
30代ではその能力を生かした経験を積みます。

私は、栄養管理や給食管理のできる管理栄養士よりも、
別の3つの専門性を持った管理栄養士に栄養ケアマネジメントを経験してもらう方が強みが出ているなと思います。

最後に

私がなぜこのような話をして、毎日様々な情報を発信しているか。自分にメリットはあるのか。と思う方もいると思いますが、
皆さんに管理栄養士としての市場価値を高めてもらえれば、
管理栄養士自体の市場価値が上がっていきます。
管理栄養士の価値が上がれば、給料も上がりますし、活躍の場も増えていきます。
管理栄養士全員のメリットとなるように、本当に微力ながらプラスになることをお伝えしているのです。

リクナビネクストを一部参考にしました。

今回の記事でのご不明な点、指摘事項等がありましたらこちらの質問箱までお寄せください!また、解説が欲しい分野についてもご要望をお待ちしております!!今後も継続して欲しいと思った方はぜひ、サポートとスキを押してください!!

★はにわ

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