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僕らは「普通」という名の不自由な箱の中にいる [詩]

前へ進むか 退くか
右へ行こうか それとも左?
今日も僕は立ち尽くす
「不安」という名の黒雲が
辺りの空気を濁らせる
 
他人の言葉は
風に舞う砂粒みたいに
僕の体にまとわりついて
先きの視界を妨げる
僕が手にしたい幸せは
誰かが決めるものなのか
 
風のように自由な鳥となり
空を渡っていきたいな
きっと誰もが持っている
内なる心の輝きを
失うことがないように
 
 
時計の針は深夜2時
闇夜に浮かぶ 星々は
今日も静かにそこにいる
僕が仰ぎ見るあの空は
本当に僕の空なのか
 
一つの箱に
ただ闇雲に詰め込まれ
自分の色さえ分からない
できればここを抜け出して
僕の本当の心根を
この星空に示したい
 
僕らは「普通」という名の
不自由な箱の中にいる
その枷を振り払い
僕が自分を解き放てれば
世界も色づくはずなんだ

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