私のことを、知って欲しくて。
はじめまして、こんにちは、
"多機能女優"の松井花音と申します。
このnoteアカウントをゆるく立ち上げてから数年が経ちました。
あの頃は"会社員役者"を名乗っていたのに、気づいたら会社員を卒業したり、会社を立ち上げたりと生活が大きく変わっていました。
そして、早いもので立ち上げた会社も、本日2期目を迎えました。
息継ぎも勿体ないと感じるくらい、駆け抜けていく日々が楽しいのですが、ちょっと深呼吸。前回の記事に引き続き、自身の棚卸しを兼ねて、恥ずかしげもなく自分について紹介する記事を書いてみることにしました。
私のことをざっくり要約すると、
"心底応援したいと思った物事を人々に届けるお手伝いをするために、PRやコンテンツ企画制作に携わったり、お芝居をしたりする、好奇心旺盛な女"です。
この記事を読むと、私のことを知っていただけます笑
これを読んで、
「応援してみたいぞ」と思っていただけたり、
「一緒に何かやりたい!」と思っていただけたり、
誰かの生き方の参考になったり、
誰かの暇つぶしになれたらうれしいです。
そもそも多機能女優って何?
私の名刺にも書いている"多機能女優”は、おそらく私が作った造語です。
日本における「女優」という仕事は、資格が必要な仕事ではないため、誰でも名乗ることができます。
ある人には「資格職じゃないからこそ、自分でちゃんと名乗っていかないと」と言われ、またある人には「自称するのは寒いからやめた方がいい。資格があるものじゃないから、誰かに認められてこそ"女優"だ」と言われたこともありました。
そんな相反する意見に挟まれて少し悩みながらも今は"多機能女優"を名刺に掲げて日々活動をしています。
その想いは先日のnoteを覗いてみてください。
これまでの歩みをプレイバック
今はちいさな会社を経営しながら、個人事業として俳優業を営んでいますが、前述した通り、数年前までは会社員をしておりました。
ざっくり、振り返りたいと思います。
演劇との出会いは、小学校の芸術鑑賞教室と学芸会。
小学5年生の頃、引っ込み思案だったのに何を思ったのか、学芸会で準主役オーディションに立候補し、『夢から醒めた夢』のマコ役に挑戦しました。
稽古や舞台に立った時の高揚感に「なんだこれは」と興奮。さらに、終演後に面識のない下級生から「お芝居、素敵でした!」と言ってもらえた時には、大きな喜びを感じました。
そこから母にお願いして、演劇・朗読を学べるレッスンに通い始めました。
ただ、その後、積極的にオーディションを受けることにはあまり賛成されず、学校に通いながら演劇に触れつづける方法を模索していきました。
小学生の頃から憧れていた日本大学芸術学部演劇学科演技コースに進学。「学校に通うなかで演劇を触れつづける」という目標は達成です。
演劇だけでなく、そのほかの芸術の道を志す人たちと出会えたことは刺激的で、芸術分野に対する愛情を育んでいきました。
……と、同時に、演劇の「閉鎖的」な側面にモヤモヤ。
ビジネスを絡めることをタブーとする考えや、理解できない人は切り捨てていく考えも一部にあることを知ってしまいました。
せっかく素敵なコンテンツなのだから、持続可能なものにしていきたい。
そのためには、「どうしたら新規の人を取り込めるか」「ある程度はビジネス視点も必要だし、それは社会と繋がることにもなる」と考え、学びの範囲を"舞台演劇中心"から外に広げ、別コース/別学科のプロデュースに関する講義、広告に関する講義も積極的に履修するようになりました。
バイト戦士をしながら(後述)、現在の会社「合同会社am」の由来にもなる「dre(はんぶんのゆめ)」という企画団体も立ち上げ、「芝居をします!」を前面に出すのではないイベントをいくつか企画運営しました。
芸術系大学あるあるだと思うのですが、卒業後に就職を選択すると「ああ、夢を諦めたのね」と言われることがあります。
そんななかでしたが、私はどちらも捨てない道を選びました。
役者である以前に人として魅力的でありたかったですし、演劇や芸術と社会をつなげる仕事もしたかったのです。
でも、100%の時間をお芝居と向き合う時間に注ぐことはできないのは事実。この道を選んだことを後悔しないように「やばい、この会社面白い」と思える会社に入社しました。
趣味系の雑誌を出版するエイ出版社(今は媒体ごとに分裂してしまいましたが)。4年間在籍するなかで、私はオートバイ雑誌とエリアライフスタイル雑誌の広告営業を担当しました。
「広告営業」とはいえど、よくも悪くも人が少なかったため、広告企画提案のほかに、制作進行管理、編集業務、冊子・Web・映像の企画制作、イベントの企画運営、グッズの制作など、一年目からさまざまな業務に携わることができました。
深夜まで校了作業をして、明け方暗いうちからイベント運営に出発する、というようなスケジュールの時もありましたが、並行して色々な仕事ができたのは、体力と気力と好奇心が旺盛の私にとっては楽しい環境でした。
クライアントや読者に喜んでいただくことや、ライターさんやカメラマンさんと気持ちよくお仕事できることが楽しかったんですよね、本当に。
会社員期間中、一度だけ、転職を経験しました。
大好きな職場を離れることを決めたきっかけは、職場が嫌になったからというわけではなく、「売り物に縛られず、クライアントの課題の本質に向き合いたい」と思ったから。
売り物(雑誌)があると、いいことも本当にたくさんあるのですが、提案がそれありきになってしまうんですよね。それにモヤモヤを感じていたのです。
それと、大学時代からうっすら抱き始めていた「いいモノコトを届けるお手伝いをしたい」という想いが募り、それを実行するためにはマーケティング視点で物事を見れるようになるべきだな、と思ったこともあり、転職エージェントから紹介されたマーケティングコンサルの会社、インテグレートに入社しました。
ここもまた面白くて、
広告、PR、販促などポイントに絞らず、コミュニケーションチャネルを統合して管理するマーケティング戦略"IMC"
生活者がモノコトを消費するまでの態度変容を考えてストーリーを設計する"パーセプション戦略"
社会と企業をつなぐ役割としての"PR(パブリック・リレーションズ)"のあり方
などなど、個人的にも気持ちよく腹落ちする考え方に出会い、日々楽しく業務に向き合いました。
欲張りなので在籍1年半の間に<PR業務>と<マーケティング戦略立案業務>の2分野の案件にいくつか携わらせていただきました。濃密で刺激的な日々でした。最高。
そのかたわら、外出機会激減・移動時間激減で時間ができたこと、決まった舞台がことごとく中止になったことから、オンライン一人芝居にも挑戦し始めてみました。
▼Zoomで配信した一人芝居
▼すべて自宅で撮影・編集した一人芝居
ということで、2社目の会社での仕事も心底楽しんでおりました。
が、30歳を目前に今後の人生について考え始めた時期でもあります。
それまでがむしゃらに、自分なりに愛を持って仕事をしてきたためか、光栄なことに複数の人から「独立しないの?」「かのんと一緒に仕事したい」と言っていただけることが増えてきました。
そんななか、とある舞台公演に関するお仕事の話が入ったのです。
舞台公演となると、平日の日中会社に通うこと、固定で時間をおさえることが難しくなります。つまり、お休みをいただかなくてはいけません。
「ああ、今がその時か」
そう思った私は、当時お世話になっていた上司に相談し、会社員卒業を決意しました。
独立を決める最後の一押しとなった舞台公演のお仕事は、コロナの感染拡大状況を受けて流れてしまったのですが、その分、多くのお仕事のお話が絶えず届くようになりました。とても、ありがたいものです。
そこからは、心底惚れたモノコト・人のために活動しつづけています。
そして、そこに全力で向き合うためにチーム構築を進めており、昨年9月には合同会社amを立ち上げ、今に至ります。
同時に俳優業の活動も、企業のブランデッドムービー、採用向けショートドラマ、自主制作映画、一人芝居イベント、一人芝居ショートムービーの毎日更新など、積極的に動きはじめています。
お仕事のこと
クライアントに、心底惚れちゃう
前項で触れた通り、新卒一社目の出版社では広告営業の部署に配属されました。人が少ない職場であったため、仕事の幅は自由で広かったものの、雑誌の広告営業が主とする業務は『雑誌の広告枠を企業などに提案すること』でした。
コンタクトをはじめたらまずは、編集タイアップ記事を制作する時はもちろん、純広告(記事制作はなく広告掲載枠のみ提供し、企業が広告原稿を用意するもの)の場合でもどこのページに配置するかの割付を考えるために、最初に製品やサービスの内容を教えていただいていました。
そこで担当者さんの愛と熱のある説明を伺うと「もっと知りたい!」となるのです。深掘りして、個人的にも調べるなどしていくと、どんどんハマっていくのです。
そうして心底惚れたモノコトを多くの人に届けていくために、「こうしたらもっと広められるんじゃないだろうか」「こういう見せ方をしたらいいんじゃないか」などを、第三者視点で考えながら携わっていきます。
第三者視点は一つの大事なポイントだと思っています。
内輪では当然だと思っていた機能が実は世間的には素晴らしいものであったり、逆もまた然りだったり。
大好きだけど盲信するわけではない。
そんな第一ファンになって、向き合うところからはじまります。
[業務内容]
PR・広報活動のサポート
その活動に必要なコンテンツ制作
(企画・ディレクション・制作連携)
制作進行管理は愛を持って
大学時代に確信したのですが、私は職人やアーティスト、クリエイターが好きです。ものを作り出せる人に尊敬しています。
脳内を覗きたい! 天才! と思うことがよくあります。
そんなもの作りのプロたちからは、自己発信したり社会とつながることに対して、抵抗感があったり、不得意に感じていたりする話をよく聞きます。
これは大学時代に、演劇が閉鎖的であることにモヤモヤした話にもつながります。
でも磨かれたそのスキルは、社会の色々な場面で輝くんですよね。
出版社時代、とある冊子の制作をしていたとき、<クライアント>・<編集>・<カメラマン>・<ライター>のチームのなかに、全体制作進行として携わっていました。
クライアントのサービスや製品に対する愛情も、伝えたい想いや情報も理解しつつ、カメラマン、ライター、編集者のクリエイティブにかける信念やセンスも、どちらも重要なものでした。
そして、その先にある読者の視点も見落としてはいけないものです。
それらすべての想いを調和させよりいいものを作り出すこと。
関わる人々が気持ちよく円滑にそれぞれの役割をまっとうできるようにスケジュールやコミュニケーションを整えること。
もの作りに向き合いながら、これらのことを並行することはなかなか難儀な話かと思います。
クリエイターには制作に向き合っていただけるように、
クライアントには期待を超えるものをお返しできるように、
その先にいる読者やユーザーにはワクワクを届けられるように、
制作進行管理業務には愛を持って取り組んでおります。
[業務内容]
プロジェクトマネジメント
コンテンツ制作進行管理
クリエイティブチェック・校正
イベント仕事はアドレナリン全開
学生時代からイベントの自主企画には積極的に取り組んできましたが、出版社時代は特に、趣味系の雑誌を担当していたこともあり、携わるイベントが多数ありました。
コンテンツを考えることも準備することも、イベント全体を設計することも、運営のためにそれぞれのプロたちをアサインすることも、当日の現場で動き回ることも、どの部分でも楽しんで取り組みます。
綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、当日、クライアントや訪れたお客さんの楽しそうな表情を直接見ることができることが何より幸せなんです。これはおそらく、小学生の頃の演劇の感動から続いているのかもしれません。
新卒一年目、がむしゃらに走り回りながら携わったイベント会場で、出展いただいた会社の方から「いやあ、かのんさんがいて本当によかったよ」と言っていただけたことが嬉しくて仕方なかったんです。たぶん、打ち上げのお酒を飲んだ時以上に表情がにやけていたと思います。
準備から当日と、頭も体も動かすイベント業務は、どうしても疲労もストレスも溜まりやすいもの。
だからこそ、最大限楽しく、快適に進行できるように、企画も制作も進行も取り組んでいます。
[業務内容]
イベント企画、制作、運営
当日進行管理
MC
演技は舞台の外でも活用できる
私にとって演技は、生涯触れていたいと考えている機能のひとつです。
では、その演技はどのような場面で生きるのか。
一番はじめに思い浮かぶのは、映画やドラマ、演劇かと思います。
そしてやはり、そこを主戦場としたいところです。
が、もっと直接的に社会に役に立てる場所を考えたいものです。
これまで、演劇や映画への出演のほかに出演したもの("演技"の機能を活用したもの)を振り返ってみます。
企業のブランドメッセージを表現するドラマ
見込み顧客の課題とサービス導入後のイメージを表現した動画
医療面接練習のための患者役
お化け屋敷のお化け役
製品使用イメージ
「あ、そうか!」と思う場所でも、意外と活躍できるんです。
演技を使ったコンテンツの企画制作もお気軽にご相談ください!
■架空のものを擬似体験
演者がいることで、その空間での体験を拡張することができる。
例)お化け屋敷、高級レストラン、コンセプト喫茶など
■シミュレーション研修
現場・本番に備えて擬似体験でトレーニングができる。
例)面接練習、強盗襲撃対策、デート練習など
■過去にあったことを再現
過去の出来事や架空のストーリーを再現できる。
例)事例動画、接客イメージなど
ここまで、代表的な機能を整理してみました。
"心底惚れた、応援したモノコトを人々に届けるお手伝いする”という軸のもと活動しておりますので、「お、なんか気になるぞ」「一緒にやれることありそう」「相談したいことある!」などありましたら、お気軽にご連絡ください。惚れてしまうかもしれません。
また、「アーティストやクリエイターと社会をつなぐ」+「自然」をテーマに新たな事業展開も模索しております。
もう少ししたら仲間の募集もできたらな、とドキドキしております。
番外編
ここからは大変どうでもいい、チラシの裏情報を記録していきます。
「おや、こいつ仲良くなれそうだぞ」と思っていただける方がいたら嬉しいです笑
1日に3カ所ハシゴ! バイト戦士
大学時代、バイト戦士をしておりました。
ジョブホッパーをしていたというよりは、気が多かったのです。
基本辞めることなく、並行して色々なバイトをしておりました。
……恋愛だと最低野郎ですね笑
主要なものをアイコンだけでまとめてみます。
バイクアパレルでのショップ店員やEC業務、大好きなバー、前世、ボディケア、ライブスタッフ、エステの受付、ビジネスホテルの受付、ドラッグストア、レストランホールスタッフ、???……
思い返しても楽しい職場だらけでした。
特に上段のいくつかには大変大変お世話になりました。
モットーは「久しぶりの出勤でも、ハシゴ勤務でも、パフォーマンスは落とさない」。一日3つのバイトをハシゴしたことも今ではいい思い出です。
あと、休憩時間中に授業受けに行ったことも、楽しい思い出です。
私の好きなもの30選
好奇心旺盛につき、好きなものを絞り込むことが難しいのですが、あえてここで30つ出してみます。
自然:特に海!空!
写真:写真作品を見ることが好きです!
観劇:マイペースに。推し劇団は「劇団5454」
猫:でかもふが最高です
ダンス:観るのが好き!踊るのは片想い
鮭:毎日食べられます
バーボン:ブラントンがずっと好きです
相棒:大好きなドラマシリーズ
アート:ジャンル問わず!
抹茶:ほぼ毎日点ててます
香水:香りフェチです
紅茶:毎日飲んでます。マリアージュ フレールが好き
革:革製品って気分が上がるんです
カメラ:撮るのはただの趣味!M3とGRIIIx
バイク:愛車は12年目のKTM 200duke
朗読:声に出して本を読むのが好きです
燻製:なんであんなに美味しいの?
イタリア:母と行った初めての海外旅行先
家族:それぞれマイペースですが、大好きです
紙とインク:香り、手触り、たまらない
温泉:旅に出たらまず探すのは温泉地
カラオケ:効果抜群のストレス解消方法
枝豆:食べ比べパーティをするくらいに好きです
肉まん:高校の文集題名「私は肉まんになりたい」
ボディケア:万年肩こり!腰痛!
雑誌:オールジャンル、好きです
伊豆:語り尽くせない魅力あり
鈴木愛理:大好きなアイドル
お芝居:ずっと好きでしょうね
マジックグリル:PRで携わっている愛しのホットプレート
なんで書いたのかは分かりませんが、同志を探しております笑
共通点が15個以上あった人は一度お話しましょう。是非に。
さて、数年前の自分には信じられないくらい、自分語りをしてしまいました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
表面にはあまり出ないですが、心はアツアツに燃えております。
一緒に燃えていただける方、どうか仲良くしてください!
そして、一緒に面白いことをしましょう。
今後とも、合同会社am、そして松井花音をどうぞよろしくお願いします。
Cover Photo / Nobusato Negishi(ROOT FILMS)
【出演情報】
自主企画を除くと4年ぶりに演劇公演に出演します!
東京タンバリン『みひつのこい』
11月9日(木)〜14日(火)
10月1日よりチケット予約受付スタート!
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