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母の日なんて

今日は母の日。
私は母の日が好きではない。
世の中やSNSでは、大々的に母の日を謳い、子どもたちから花や手紙やプレゼントをもらいました♪ってな幸せで溢れている。

私自身、他界した実母には毎年カーネーションの花束やアレンジメントを贈っていた。
離婚前は義理の母にも。

それに対して、母親としての私にはほとんど何もなかった。うちの子どもたちの辞書には、母の日という言葉がないようだ。

嫉妬やひがみ、羨望、虚しさ、報われなさ
人と比べてしまう
自分のことがいいと思えていないからだろう。

人の幸せを素直に喜べない自分がいる。

私はあんなに母に毎年贈ってきたのに、子どもたちはそんな私を見て育ったのに、何もしてくれない

そんな想いがある。

私は見返りがほしくて、母に花を贈っていたのだろうか?

母に喜んでほしかったのには違いない。
感謝の気持ちもあった。


でも、
妹弟が生まれてからさみしい思いをしてきた
いい子をがんばっても私を見てくれなかった


心の奥底にあるのは、


私を大切に思ってほしい
私を特別に扱ってほしい


子どもの頃に叶わなかった想いが、そう思わせていると思う。


そんな私が唯一母の日に子どもからもらったのはこちら。

子どもが社会人になって初めての母の日。
大雨の中買いに行ってくれたこのアレンジメントは、私の心の中で今も宝物として残っている。

私の好きなピンクがたくさん入ったアレンジで。
もらった時泣きそうになった。

今でも母の日は好きじゃないけど、世の中のおかあさんが幸せな日でありますように、という気持ちもある。


いつか、お花なんてもらえなくても私は私でいい、母に「私を産んでくれてありがとう」と心から思える日が来たらいいな

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