同時双方向でオンライン科学実験ワークショップをやってみた!〜柿渋編〜

日本の伝統技術である「○○」を用いた科学実験ワークショップを開催!

実際に行ったオンライン科学実験がどのようなものだったのかについて紹介していきたいと思います!

早速ですが、見出しにもあるように、今回のワークショップではとある日本の伝統技術を使ってオンライン科学実験を行いました。

さて、とある日本の伝統技術とは一体どんなものなのでしょうか?

その答えは、「柿渋」です!ほとんどの人は聞いたことがないワードだと思います。

柿渋とは、まだ青いうちに収穫した渋柿の未熟果を発酵・熟成させたものです。

今回のオンライン科学実験ワークショップでは、この「柿渋」というものを使って科学実験を行いました。

さて、ここまできて「柿渋」という実験道具を使うのは分かったけど、実際にはどんな科学実験をしたのか、気になりますよね!?

では、どのような科学実験を行なったのか?

オンラインで行なった科学実験は「スーパーボールすくい」の実験です!

『え?スーパーボールすくいって実験になるの!?』と思ったそこのあなた!

なぜ、スーパーボールすくいが科学実験なのかは後ほど説明しますので、安心してください!

実際に告知を流した時の内容(一部)を紹介したいと思います。

実験道具がお家に送られてくる!?
そんなワクワクする科学実験をオンラインで開催します!
その名も
「スーパーボールすくいで大実験!」
〜日本の伝統技術である「柿渋」を使った科学実験でスーパーボール救いを攻略しよう〜
「柿渋」を使って、縁日でお馴染みのスーパーボール救いを攻略してみよう!
どうやって攻略するの?
それは参加してのお楽しみです!
オンラインでカメラの前でみんなで実験を楽しみましょう!

なんだか、告知文だけでも、どんな中身なのか気になりますよね!?

実際にどのような結果になるのかは参加してみてのお楽しみなのでこの記事では書きませんが、この後、実際にやってみた感想や参加した親子の様子、アンケートの結果などを記載しますので、ぜひ読んでいただければワークショップがどんな様子だったか分かっていただけると思います!!

<写真は、実際に郵送した実験キットです。>

柿渋ボックス

実際にオンラインで科学実験をやってみた感想と参加者からの反響

これまで、取り扱った科学実験の紹介をしてきました。ここからは、実際に参加した参加者の親子の当日の様子やアンケート結果、開催している側からの感想などを書いていきたいと思います!当日は、Zoomというテレビ会議アプリを使用して行いました!

<当日参加した参加者様について>

参加した家族:8家族

参加した子ども:14名(年少のお子様含む)

当日参加したお子様や保護者の方々からいただいたワークショップへの感想には、このようなものがありました(一部抜粋)

みんなでやったのが楽しかった( 小学校1年生・男の子)
スーパーボールすくいが楽しかった。柿渋の効果が面白かった。( 小学校2年生・男の子)
(不安があったかという質問に対して)楽しすぎて不安が全然出てこなかった。( 小学校4年生・女の子)

次に、行なったワークショップへのアンケート調査の結果を見ていきましょう。アンケートは小学校のお子様とその保護者の方を対象に実施しました。(小学生以外のお子様には実施していません)

まず、子ども向けのアンケートの結果(一部)を見ていきましょう。

アンケート1

今回の「柿渋を使ったスーパーボールすくいの実験」への満足度はこのような結果が得られました。8割以上の方に満足していただけていることがわかります。

アンケート2

「これからもオンラインの科学実験のイベントがあれば参加したいと思うか」の項目については、9割を超えるお子様から「また参加したい」と回答いただくことができました。「オンラインも悪くねえな」と思っていただけたのなら、研究室としても嬉しい限りです。(^-^)

保護者向けアンケートの結果も見ていきましょう。

アンケート3

保護者様目線での、オンライン科学実験への満足度はなんと、参加者の100%が「満足」という回答をしてくれていました!

自由記述の回答は、このような記述がありました。

みんなで試して意見を出すという通常の授業と同程度のことができたと思う。(保護者・女性)
子どもたちの声を拾って、盛り上げていただいたから。(保護者・女性)

アンケート4

保護者様目線での「これからもオンラインの科学実験のイベントがあれば参加したいと思うか」の項目についても、好評価をいただくことができました。

半数以上の方に「とてもそう思う」と思っていただくことができ、研究室としても行なってよかったと感じております!!

<開催側からみた参加者の様子>

 参加してくれた子ども達は、みなさんとてもワイワイと楽しみながら実験に取り組んでくれたと思います。

加納研究室は、科学実験をただ行うだけで終わるのではなく、子どもの「科学的なものの見方・考え方」を養うために、みんなでしっかり考えるワークを盛り込むようにしています。今回のオンライン科学実験でも、それは変わりません。

科学実験を楽しんだ後は、みんなで実験結果について、「なぜそのような結果になったのか?」について考えるという時間を設けました。

そこでは、みなさん積極的に自分の意見を発表してくれたり、何度も手を挙げて発表してくれたりしていただけました。

開催側としてはとてもありがたかったです。科学実験や「柿渋」という少し変わった題材に少しでも興味を持っていただけたのかな、と思えました。

また、発表していただいた内容も、ワークショップの目的である「科学的なものの見方・考え方」が十分に発揮されており、とても良かったと思います。

実験を通して、「科学的なものの見方・考え方」とは何かを体験していただくことができたのではないかと確信しています。だからこそ、高い満足度やまた参加したいと思っていただけるのではないかと感じております。

まとめ

今回は、加納研究室で小学生向けに行なったオンライン科学実験ワークショップの実施内容や参加者様の反響について書きました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

さて、ここまで読んでいただいたあなただからこそ、こう感じているのではないでしょうか?

「どうやって参加すればいいの?」
「どこから参加できるの?」

今後開催するオンライン科学実験ワークショップについては、研究室公式SNS で情報を発信していく予定なので、ぜひフォローよろしくお願いします!!

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他にも、本記事に書ききれなかったことで気になることやオンライン科学実験についての疑問などもあると思います。質問や要望などコメントに書いていただけると嬉しいです!

今後とも、加納研究室の活動をよろしくお願いいたします!

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