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コーヒーチェーン店別の販売戦略☕️

こんにちは!かのです!

今日はコーヒーチェーン店4つを例に取った販売戦略についてです。

コーヒーチェーンって結構乱立していて、どこに入ろうか迷った経験ってありませんか?

確かにコーヒーを飲むという目的ならどこにいっても良いですが、他に目的があるのなら、その要望にあった店を選びます。

コーヒー以外の目的で考えると同じコーヒー屋さんでも全然違う販売戦略を取っているので、違う目線でコーヒー屋を選んでみてはいかかでしょうか。


コーヒーの歴史

まずはじめにコーヒーの歴史を押さえておきます。

第一次ブームは、1970年代後半。フルサービスの純喫茶ブームが起こり、オーナー店主がコーヒーを一杯一杯丁寧に淹れるこだわりの喫茶店が次々とオープン。社団法人全日本コーヒー協会によれば、1981年のピーク時には全国で15万4630店もの喫茶店が営業していた。これは、現在のコンビニの総店舗数約5万店の3倍以上に達し、いかに当時は喫茶店が日本全国に広がっていたかを如実に表しているといえるだろう。
続いて第二次ブームは1980年代後半。ドトールコーヒーショップなど、よりコーヒーが手軽に飲めるスタンドコーヒーが増え始め、瞬く間に全国へと勢力を拡大していった。
第三次ブームは1990年代後半。1996年にスターバックスが東京銀座に1号店をオープンさせると、翌1997年にはタリーズも銀座に進出。これらのカフェは共にルーツがアメリカのシアトルということで、シアトル系コーヒーと呼ばれ、質の高いスペシャリティーコーヒーで多くのコーヒーファンを魅了し、日本でも短期間で市民権を得ることとなった。

要約するとコメダのような喫茶店型のコーヒーブームが起こり、次にドトールのような低価格の店、次にスタバのようなおしゃれな店が流行ってきました。

ちなみに第4次はコンビニコーヒーだとも言われています。

歴史からターゲット層をみると最初に全年代から次にビジネスマン、最後にコーヒー好きに変遷していっています。

これからはいかに美味しく手軽に飲めるかが重要になってきそうです。



コメダ珈琲

特徴

「フルオーダーで誰でも居心地の良い空間になっています。」

喫茶店のような昔ながらの外観で、主に郊外の人をターゲットにしています。そして特にこだわっているのが「貸し席屋」ということです。応接の場所や、朝のひと時を過ごす場など心地よい空間の提供をメインにしています。

他に駐車場や外観にもこだわりがあります。駐車場は広くゆったりと停めれるようになっていて、郊外に住む車社会の人たちにはありがたいです。また、外観は木造でゆったりできるように設計されており、入りやすくなっています。

コーヒーの時代から見ると、コメダの経営戦略は波に乗っていないですが、昔ながらの雰囲気が好きな人のニーズを確実に捉えていっています。なのでコーヒーチェーン店の中でも上位の人気を誇っています。


ドトール

特徴

「入らない理由が見つからないみんなのコーヒー屋です。」

ドトールは特別おしゃれでもなく、価格も安いので誰でも入りやすいのが特徴です。また、サンドイッチなどのサイドメニューも手頃に食べれることから人気を博しています。

メインターゲットは少し休憩したいけど高いところは嫌なサラリーマンです。(持論)

そして店舗数は着々と増やしていって、首位であるスタバの背中をついていっています。どこでもあって気軽に入れるところからの人気があるみたいですね。

私もふとしたときに休憩したいとなったらドトールによることが多いので、実際に誰でも入りやすいという不思議な魅力を感じ取っています笑



スターバックス

特徴

「街にあるおしゃれなコーヒー屋です。」

スタバはシアトルコーヒーを日本に流行らせたパイオニア的な存在として有名です。

シアトル系コーヒーとは?

アメリカ合衆国ワシントン州シアトルを中心に、アメリカ西海岸から発展したスペシャルティコーヒーを指してシアトル系コーヒーといいます。
従来の浅く焙煎したコーヒー豆を使うアメリカンコーヒーとは一線を画し、イタリアのカフェやバールなどで提供されるエスプレッソをベースとしたコーヒーにアレンジを加えたものを表します。
カップサイズが比較的大きめなのと、シロップなどを入れたアレンジコーヒーが主になっているので、コーヒー感がミルクやシロップに負けないよう深煎りになっている場合が多いです。

完全に昔のコーヒーとは違って、おしゃれでいかにも「できる人」が通うようなところになっています。(macをカタカタする人が多いので)

メインターゲットは意識の高い人です。説明はありません。

店の高級感、舌を噛みそうなオーダー、サービスの高さ、高めの価格設定と少し敷居の高い店舗になっています。

スタバ創業者のハワード・シュルツのサードプレイスという思いが色濃く反映されています。

サードプレイスとは?

自宅でも職場でもない第三の場所のこと

このメリットは下記の記事で見ることができるので気になった人はぜひ👀



ブルーボトルコーヒー

そもそもブルーボトルコーヒーとは?

ブルーボトルコーヒーは、元ミュージシャンのジェームズ・フリーマンが2002年に米国西海岸で創業した。「第3のコーヒー」、「コーヒー界のアップル」と呼ばれ、すでにVCなどから3度にわたって合計1億1,600万ドルを調達している。この巨大な金額の裏には、ブルーボトルコーヒーが与えるコーヒー界へのインパクトの大きさと投資家の期待が込められている

特徴

「コーヒー好きのためのコーヒー屋さんです。」

下記3つのことを捨てることにより、他の店との差別化を図っています。

「忙しいビジネスマンをターゲットから捨てた」
「メニューの多様な選択肢を捨てた=シンプル」
「店内のくつろぎの空間を捨てた」

今までのコーヒー店は「空間」を売りにしていたのに対して、ブルーボトルコーヒーは全てを捨てて、コーヒー1本で勝負しています。

今までのコーヒー戦略はコーヒーを普及させる活動のようなものでした。そこでコーヒーのクオリティをあげて、本当のコーヒー好きを獲得しようとしているように見れます。

特に日本は世界コーヒー消費量でも上位に位置しているので、一定数で真のコーヒー好きがいると思われます。個人的には早く郊外にも進出してきて欲しいと懇願しています。


ひとこと

コーヒーは奥深い(味も考えも)

コンビニコーヒーは革命

あの空間が好き













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