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0から1を生み出す「創生力」  キュレーション実践事例① 訪日観光客4000万人目標にこだわるな

おはようございます!!

朝起きましたら、薄っすら雪が積もっていました。
いつもなら喜ぶんですが…
被災地の方の暖が取れているのか気になります。

本当に一刻も早い不幸を願ってやまないです。


はい!!

さて今日は「キュレーション実践事例」
をあげていきたいと思います♪

キュレーション実践事例


キュレーション具体例≪リサーチ資料≫

• データとして使った資料は、①と②の2点。
• 資料①
• 「訪日観光客4000万人の目標にこだわるな」
星野リゾート・星野佳路代表独占インタビュー(前編)

• 資料②
• 「観光立国、地域間格差の是正から」
星野リゾート・星野佳路代表独占インタビュー(後編)



資料①と資料②

星野リゾート



『PASONAの法則』で展開

• PASONAの法則にしたがってコンテンツ内容を展開する。
• P :問題点を明確化する。
• A :潜在的な問題を顕在化させる。
• So:解決策を示す。
• N:具体的な提案する。
• A:行動の促進する。

PASONAの法則



脆弱体質を露呈した『観光立国日本』

はたして復活の兆しはあるのか?
星野リゾート・代表星野佳路に独占取材
・「訪日観光客4000万人目標にこだわるな」
リサーチ資料①
・「観光立国、地域間格差の是正から」
リサーチ資料②



訪日観光客4000万人目標にこだわるな

【目次】
1.「訪日観光の未来へ」星野代表からの警笛
2.インバウンド頼みの副作用
3.星野リゾートへの影響
4.日本国内における観光産業の問題点
5.短期的な訪日観光客の増加リスク
6.国の政策もシフトチェンジが必要
7.観光業の目標も変化が必要
8.2014年と18年は国内需要が落ちた
9.海外からの集客を分散させる
10.「休みのズレ」を利用した星野リゾートの事例
11.カントリーリスクを分散する理由


訪日観光客4000万人目標にこだわるな


1.「訪日観光の未来へ」

星野代表からの警笛
• 2019年の訪日外国人客数は3188万2100人。
• 政府観光局調査、2年連続で3000万人の大台に乗る(前年比2.2%増)。
• リーマン・ショックの影響で業績不振が続いた。
• 地方観光再建のための起爆剤となったインバウンド。
• 特に団体ツアーでまとまった売上が見込めたのは中国人観光客の存在。
• 政府目標「2020年に4000万人」を前に、19年下期以降は暗雲。
• 日韓関係や中国を発生源とする新型コロナウイルスの影響が重なった。



2. インバウンド頼みの副作用

• 新型コロナウイルスの問題が大きくなるにつれて、中国人客は減少。
• 中国政府が1月27日から海外への団体旅行を事実上禁止した。
• 春節の大型連休は、多くの中国人が海外旅行を計画する時期のはずだった。
• 特効薬だと思っていた「中国人観光客頼み」には大きな副作用があった。
• 今回の中国を震源とする「コロナショック」で明らかになった。
• 東京オリ・パラリンピックを控え、外国人の歓迎ムードは高まっている。




3. 星野リゾートへの影響

• 新型ウイルスは、全般的にホテルの稼働にはまだ影響は出ていない。
• 多くの施設は、個人客をターゲットにした50~100室程度。
• 大規模グループを受け入れるような大型施設が少ない。
• 中国からの予約比率は小さく、全体の(予約)ペースは変わらず推移。
• 宿泊客の日本人比率を高くしている。
• 海外からのお客様の国籍を分散させていることで影響が少ない。
• 今後も星野リゾートグループには、あまり大きな影響は出ない見込み。




4. 日本国内における観光産業の問題点

• 何を目指しているのか”明確にできていないことが問題。
• 短期的な訪日観光客の数を増加は、短期的には国内経済にプラスになる。
• “デフレ脱却”の目先の経済だけを考えれば、観光客の増加だけでいい。
• 日本の観光業界に本当に必要なのは“中長期的に持続可能な”観光の成長。



5. 短期的な訪日観光客の増加リスク

• お客様の満足度やリピート率を考慮した施策が重要。
• 急速に観光客が増えても、いずれ飽きられて一過性のブームで終わる。
• 長期的に持続可能な観光のあり方を考える。
• 集客地域は安定化させた方がプラスになる。
• 当然、集客における地域の分散が必要だ。
• 観光産業はサービス業。生産性の観点では、“年間平準化”が欠かせない。
• 繁忙・閑散期を平準化するために、様々な国を呼び込む戦略が必要。



6. 国の政策もシフトチェンジが必要

• 現在のインバウンド政策で、とりあえず成果は出ている。
• 3000万人が日本を訪れるまでになった。
• 人数ではもう成功だ。ここから先は、目標のあり方を変えるべきだ。
• このままの成長のペースを続けると、どこかで破綻する。
• ブーム終えん、満足低下、観光客による住民への迷惑行為の問題もある。



7. 観光業の目標も変化が必要

• これからは“数だけをみる時代”から、“消費額をみる”時代とすべきだ。
• そもそも4000万人という目標自体が高すぎる。
• これが到達しないからといって、目標未達というのは違うと思う。
• “何千万人来てくれた”という訪日人数だけの指標ではダメ。
• “何泊してくれた”という、滞在期間の尺度も必要だ。
• リピート率もいずれ問題になる。



8. 2014年と18年は国内需要が落ちた


• 日本の観光消費額25~26兆円、まだ80%が日本人による国内観光消費。
• インバウンドは伸びたと言ってもせいぜい20%。
• 14年と18年は、トータルの観光消費額が落ちた経緯がある。
• 25年以降、団塊の世代が後期高齢者となる。
• の現象がより頻繁に起こる懸念がある。



9. 海外からの集客を分散させる

• リゾート型では、インバウンドで集客するメリットはリスク分散だ。
• 一つの国に頼ることは、大きなリスクがある。
• 安定して集客するためには、欧米集中型が良い。
• 欧米の比率を高めると自然にアジアも高まってくる。
• アジアの人たちは、行くべき旅行情報を欧米の発信源から得ている。
• 欧米からの集客環境を整えると、アジア各地にも魅力的な情報が渡る。




10.「休みのズレ」を利用した星野リゾートの事例

• トマム(北海道東部)だと12月はクリスマス休暇で来るお客様で賑わう。
• る年。末年始の日本人の観光旅行が終わるとオーストラリアが夏休みに入
• オーストラリアのお客様が帰る頃に、中国の旧正月がやって来る。
• タイには4月に大型連休があり、稼働を埋めてくれる大事なマーケット。
• トマムの場合は800室ある。
• 12月の中旬から2月末までほとんど100%フル稼働となっている。
• トマムは人気エリアではあるが、様々な国から分散集客もしている。



11. カントリーリスクを分散する理由

• 政治的の悪化、感染病等、突発的に観光客が訪日できないケースもある。
• 各国の分散をすれば、(宿泊客の)休みの平準化が自ずとできる。
• ホテルの稼働も平準化できる利点がある。
• 呼びやすくても、お客様の対象の国を限定や集中させることは危険だ。
• 日本の観光全体でも同じことが言える。



はい!!

今日はここまでとさせてください♪

明日は「観光立国、地域間格差の是正から」というお話をさせていただきます。

また明日もお会いできるのを楽しみにしております♪





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