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銀行は「お金」を扱うのに、なぜ金行ではないの?

古今東西、

「お金の増やし方、投資」などのノウハウ、how to 本は履いて捨てほどありますが、「お金の使い方」についての本は見たことないですね(あ、昔一冊読んだことあります)


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これらの本を読んでお金持ちになったという人の話しもあまり聞きませんね。読んでも誰も実行しないからだと思います。 

だけど、金持ちになりたいという欲求は尽きることがないので、お金や投資の本は毎月のように手を変え内容を変えて出版されているんですね。

では何故誰も実行しないのか?

それは「お金の使い方」を小さい頃から教育されていませんし、大人になってもお金にある「固定観念」があるからではないでしょうか? 

「お金を使う」=「減っていく」


という固定観念。(もちろん収入以上に使ってしまえば、当然減りますが)

一般的に日本人は得た収入は貯金をして「貯める」  ことで老後の安心感を得ているようなスタイルのように思います。倹約が美徳という考え方は日本人らしくてとても良いことだと思います。無駄使をする必要はありませんから。

一方で老後資金「2000万円」と言われたり、年金支給の先送りなどという現実もあります。

それがさらに不安を煽る。不安はただの思い込みに過ぎませんが。。。

そして増やすことを考えて投資の本を買ってみても、 リスクは取りたくない。結果、使わない。

すると社会全体の消費が減っていくので、経済も縮小し引いては個人の収入も減って行く、そんなサイクルになっていきます。

ズバリ言いますが、お金は「使う」そして「入ってきくる」のが順番です。空気や水と同じで「循環」させていかないと澱んでしまうからです。


日本の資本主義の父と言われている「渋沢栄一」さんは日本で初めて「銀行」を創った方です。


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彼は、何故彼は銀行を創ったのか?

当時、多くの豪農や豪商の蔵には多くの貨幣が眠っていて、一般の家庭でもタンス預金が当たり前の時代でした

渋沢栄一は、「銀行を創ってその眠っているお金を集め、道路やインフラなどの公共事業に投資すれば、世の中はもっと豊かになる」そう考えてお金を循環させる機能として銀行を創ったんです。

私たちの社会はすべて「循環」することで成り立っています。自然界の生態系も食物連鎖もすべて循環作用です

お金も同じで、循環させることで社会に流通し個人にも巡ってくる。

お金も生き物なので、個人単位でも健全に循環させることが大事なんですね。

そしてもうひとつのキーワードですが、銀行は「お金」を扱うのに何故「金行」ではないのでしょうか?

渋沢栄一は「論語とソロバン」と言っていました。  日本の偉人らしい考え方ですよね。

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人間には、「精神性もお金」も両方とも大事という意味ですが、彼はあえて順番をつけると「お金は2番目」 という考えでした。2番目だから「銀」なんです。

私はあえて順番をつけるつもりはないので、どちらも手にしていきたいと思っています。

必要なお金を必要なタイミングで循環させることで。


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