【社会人2年目】アドテクとは何ぞや①
皆さんこんにちは。かんなです。
さてさて、私はアドテクのベンチャー企業マーケティング部で働いていますが、両親に「どういうことをしている会社なの?」って聞かれた時、説明に詰まります。というのも、私が働くアドテク業界は、本当に複雑だからです。
この業界で働いている人たちも業界外の方に説明するのって案外難しいと思います。
そういうわけで、今回は社会人2年目がアドテクの解説してみようと思います。
そもそも、「アドテク」の意味
アドテクは、「Advertising Technology」の略で、広告を効率よく配信する為に使うテクノロジーである技術、ツール、そしてサービスのことを指します。
このアドテク、実は皆さんかなり身近にこのツールの恩恵を受けています。
例えばですが、皆さん、無料でYouTube見ますよね。動画を見る前、もしくは動画内で広告が流れてくると思います。この広告主が、いわゆるアドテクのサービスを利用して、YouTubeに広告を流しているのです。(まぁ当たり前か?)
広告を流すことで、広告主は自身の商品やブランドをターゲットの消費者へマーケティングすることができ、広告媒体であるメディアへ収入が入るという仕組みを自動化、そして最適化するためにアドテクがあります。
このアドテクがあることで、ユーザーは、無料でコンテンツを見ることができ、またユーザーには、関連性のある広告が流れてきます。
アドテクの基本的な構造
アドテクの構造は、広告の買い手である広告主Advertiser と売り手であるメディアPublisherを繋げ、広告スペースの売り買いができるシステムになっています。それを繋げるのがDSPとSSPです。
DSPとは?
DSPとはDemand Side Platformの略で、直訳すると需要側のプラットフォームです。DSPは広告主が広告の効率を最大限に上げるために使われます。広告主は予算、日程、ターゲットなどを決めると、DSPが自動的に広告の最適化を行います。
SSPとは?
SSPとはSupply Side Platformの略で、直訳すると供給側のプラットフォームです。ウェブ上のメディアが、その広告スペースを供給・分配し、広告収入が最大になるよう最適化を行います。
DMPとは?
DMPとはData Management Platformの略で、インターネット上のデータを収集し管理することで、効率的なマーケティングを促すプラットフォームのことを指します。このDMPが管理するユーザーのデモグラフィック情報や興味関心などを組みあわせることで、ターゲットオーディエンスをセグメントしたり、既存の顧客と似たユーザーをターゲットすること(ルックアライク)ができます。
AD EXCHANGEとは?
AD EXCHNAGEとは、DSP(買う側)とSSP(売る側)の市場取引(オークション)のようなものです。広告の売り買いの価格決定をしてくれます。
複雑すぎるアドテク業界
先ほどはアドテクをなるべくシンプルに構造と種類について話しましたが、実際のアドテク業界は恐ろしく複雑です。以下のように、ディスプレイ広告だけでもこれだけのビジネスが関わってきますし、それぞれ役割が違います。
アドテクとデジタル広告の未来
この記事を書きながら、こんなForbesの記事を見つけましたので、引用します。
先ほどは、アドテクの基本的な構造と種類について書きましたが、じゃあ一体、広告効果を最大限に引き出すためには、どのようにしてマーケターはアドテクを活用すればいいのでしょうか?
このForbesの記事では7項目でまとめています。
こうして読むとちょっと小難しいですけど、要するに、
「広告の売買と配信を完全に自動化し、プライバシーは侵害しない程度に、最も関連性の高い消費者へパーソナライズされた広告を届けることで、最小限の広告費で最大限の広告効果を得よう」という感じでしょうか。
最後に
アドテクの解説をしてみようなんて、ちょっと無謀かなぁなんて思いつつ、実際にやってみると、私自身の勉強のアウトプットにちょうどいいですね。私の説明、あまりうまくないと思うので、役に立たななかったらスミマセン。
まだまだアドテクについては書けそうなので、シリーズ化していこうかと思います。それでは!
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