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欲しかったのは共感ではなく、現状を変える方法でした。

コーディネーションラボが、不登校家庭の当事者で運営されていることから困りごとや悩み事は実体験です。

こどもたちが不登校になりたてのときには、情報や相談機関を探したことももちろんあります。

そして、サポートをする側になったとき、ファクトベースの団体であろうという方向性もやはり当事者だからこそのニーズといえると考えています。

共感が必要ない、という意味ではありません。
そもそもサポートをして1円でも対価が発生するなら、共感もしくはそう努める(当事者でない場合、どんな分野でも完全な理解は難しいから)はそもそも前提で、その先に「支援・サポート」ということが行われるなら、ずっと共感でいい、とは思えないのです。

もちろん、相談の入口としての親の会や窓口では共感は大事だと思います。ただ、共感だけでは先に進まない。
家庭の、こどもの現状が変わらないままです。

もちろん、共感されることで安心を得て、保護者が肯定的に進んでいけるというメリットはあると思います。
しかし、それは保護者自身の力で頑張っている、ということであり、行政や支援機関の功績では(ほぼ)ありません。

結局のところ、おひるの献立から、学校の勉強まで、保護者がまるっと背負わなければならないのが現状です。

そうすると、解決(学校へ行くことではなく、それぞれの家庭における着地点)する方策をみつけて、どうにか先に進まないと先が見えません。

どんな方法があるか、どう視点を変えていったらいいか、どういう工夫ができるか、そういうリアルな現実、のひとつひとつを、どう楽にしていくか、を中心にコーディネーションラボの活動やサポートは構成されています。

困りごとはなに?その原因はどこだろう? 何をやってみたらプラスだった?何がこどもの負担になった?どういうことが好き?どういうかたちなら落ち着いて勉強できそう?昼夜逆転しないにはどういう風に言ったらいいんだろう?

こども自身を責めたり、保護者が自責の念を感じて疲れたり、そういうのではなくて、起こっていることを客観的に捉えて、どう解決するか一緒に考えるそういう団体です。

■不登校を科学するCL


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