First Step
その世界しか知らなかった頃
その場所が
その枠の幅や深さが
その空気や温度が
心地好いのかどうか
自分に合っているのかどうか
分からなかった
考えたことすらもなかった
違う世界を知って
こんな世界があったんだって知って
それはわくわくもさせてくれたし
ちょっとだけ怖さもあった
知らないままの幸せもあったかも知れないけれど
僕は知ってよかったって思っている
“飛び出してみる”って考えると
尻込みしてしまいそうならば
まずはカーテンを開けてガラス越しに観てみるだけでも良い
少しだけ窓を開けて空気を感じるだけでも良い
少しだけドアを開けて指一本出してみるだけでも良い
それは進むとか戻るではなくて
正しいとか間違いとかでもなくて
「よし、いける」って自分が感じるのかどうかだけ
まだひとりでは不安なときは
誰かに手を引いてもらっても良いし
誰かに寄り添ってもらっても良いし
誰かに背中を押してもらっても良い
その一歩の幅も強さも
あなたが選んで決めて良いのだから。
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