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科学的な占いのすゝめ<怪しい占いにならなために>

まず最初にいくつかお断りしておかなければなりません。

この記事は旧来の占いや占術師を否定するものではありません。

あくまでも、よりよい占いを目指すためのひとつの考察や思考の提示です。

また、この考察や思考に至るためには一定量の共有ができるだけの情報量の理解が必要になります。

適切な例ではない場合もありますが、ご自身の体験や学習の末に体得している情報をもとにお考えください。

詳しい解説などはSpoonによる毎週日曜日午後2時ごろから配信されるmakareru5さんの配信にお越しいただければセッションが可能です。

それでは科学的な占いについての考察に移っていきましょう。

まず最初に、なぜこのように「科学的な占い」が必要なのかと言うところに至った経緯からです。

あなたは占いに何を求めているでしょうか?

そして占いの精度にどのくらいの効果や期待を求めているでしょうか?

私は先月まで占いというものになんらの信頼も期待も寄せていませんでした。

というところの大きな原因がいくつかあります。

占いを行う状況にはさまざまなクライアントの背景があります。

気軽に日常の選択を求めたり、重い内容についての決断を迫られる事もあります。

そしてこの状態は占術師側には全体の話として見えてきません。

ですが、占いに期待を寄せる多くの人が求める事が、「当たる事が前提」であったり、「幸せになるための(確実な)アドバイス」である事がほとんどです。

それが結果的に、「占術師の発言に反映される」ので、「あたる占い」であったり、「幸せになる占い」として広告や紹介となることになります。

いわゆる、あなたの人生が(確実に)良い方向に変わると思っているのです。

この刷り込まれた占いの環境をクライアント側と占術師側の両面から修正しなければ、「騙された」と思うクライアントが生じたり、「あたる占い師によるクライアントが望まない断言や苦言」につながっている状態から抜け出せません。

昨今ではいみじくも「クライアントの利益になる占い」を目指している占術師や占術師を育成するかたがたも増えてきましたが、十分とは言えません。

私自身、占いを「信じて」いなかった側の人間ですから。

まずはこの「占いを信じる」という行為が適切なのかという事です。

人生の岐路に運任せに近い要素を取り込むにはかなり勇気が要ります。

かといって完全な未来予測など不可能です。

せめて折り合いが欲しいところです。

私自身の解釈や目安として、今まで相場分析に勤しんできましたので、ひとつの基準として7割の予測があれば「優位性がある」として認められる事を明確な数字として持っています。

この中身につきましてはここでは割愛させていただきまして、配信内でお問い合わせ頂ければお答え致します。

この7割という数字に人生が預けられる人は「占い適正が高い」と分類できますが、この数字に不満な人は「占い適正が低い」と言えます。

では、仮に「占い適正が低い」人が「自分を冷静に見つめる必要がある場面」において「他責にする事なく自らの人生を自分の意思で歩もうとする姿勢を持ち合わせているか」という問いに対して、少なからず疑問が湧くかたも多いでしょう。

ここが「怪しい占いかどうか」であったり、「あたる占い」の分岐点だと思っています。

そして次にこの「あたる占い」に対しての占術師側の問題を挙げておきましょう。

「あたれば単価を上げてプロとして生活できる」という「クライアントの利益」とは別の要素が、彼らのモチベーションの一部である事を否めません。

中には公共の場で占いを行い、「他の占術師との解釈の違い」を極度の嫌い、一般の視聴者を巻き込んで強制退室やブロックを行う占術師もいます。

悪徳という方向のお話ではありませんが、場を荒らす行為ではないのに、人を嫌い、他の情報を嫌い、受け付けない、という行為を平然と行うそこには、このような発言が添えられれました。

「プロとしての意見に技術もない人が口添えしてはならない」

「病院の医師が診断したその場で横やりを入れて診断を拒否する行為」

という事でした。

悪意というものは時に、「勘違い」である事もあるのです。

なぜなら、視聴者の中には「勉強が前提でアウトプットする行為として発言する事もある」のですから。

占術師が思い込みで「断言する行為」は危険な行為だとあなたはお気付きでしょうか?

この姿勢は言い換えれば、あなたがクライアントとしてその占術師に関わった時に、「あなたの人生や占いの示唆を<断言>される」ことに等しいのです。

運に近い要素で根拠もなく<断言>されるのは、一般社会では非常識とされるところでしょう。

仮にそれが行えるレベルとするのであれば、以前の記事でお話ししたように、魚自身と魚を飼育する環境があり、その「外的要因」と「内的要因」の両面の情報が揃う中で、「この環境でこの魚の能力や性質・性格」からすると「このような行為や結果に陥る可能性がある」とする、科学的な根拠とともに示される必要があります。

そこにさきほどの「あたれば単価が上がりプロである事の価値を証明できる」という想いとの乖離が生じます。

わたしがこの占いに関しての「プロ」というワードに違和感しか持たないのは、「プロとは自分の中に成長や内省の軸を持ち、過去の自分との比較により、より高みを目指すもの」であると解釈していますし、実際に他人と比較する環境は占いにはありません。

この環境は裏を返せば「比較されないから自分の解釈を否定されない」とも言えるのですから、主観的なものでも十分占術師個人の意見として成立しますし、あたる中身も「あたった人」だけを列挙すれば確率なんていくらでも調整できます。

このような占術師とクライアントの疑問や問題から、もっと安心して利用できる占いの必要性について問う機会になったのです。

本来はこれについてもっと掘り下げたお話にしたいのですが、既に記事の長いものとなってしまいましたので、下記にまとめたメモをそのまま貼り付けてみなさまの占いに対する一考の機会としてご提示しておきたいと思います。

この思考や意見にご賛同いただけるかたは、是非Spoonでのご参加と発言をお待ちしておりますので、あなたのご意見をお聞かせください。

〜ここからメモ〜
=科学的な占いのためのメモ=
科学的な占いの必要性について
スピリチュアルの否定ではなく、例えるなら1mの柱があり、これを自己として捉える場合、地中に埋めずに立たせているだけの状態で何を支えられるかと言う限界あるいは選択の話に絡むところがひとつ(情報の範囲による始点と終点の重要性)、地中にどれほど埋まっているかで見えている情報から条件が加わったときの答えや期待値に誤差が出ることがひとつ(初期値鋭敏性)、この柱を使用する環境がアスファルトやセメントの土台か、砂や砂利の土台かで施工後の浸食や腐食の状態や構造の変化(さまざまな規模で)に影響する事がひとつある(フラクタル構造)。
もし仮にこれらの要素が全くない場合の示唆と全てある場合の示唆に対しての信頼はどれほど乖離するか、と言う問いをご自身に問いかけていただけるとわかりやすいと思われる。

前提条件
1.クライアントに対し本人の意思の確認もなく、暗示的な示唆を提示する事は望ましくない。
2.統計的確率の範囲だけで、現実の事象に相当の影響を及ぼす可能性は低い。
3.過去、現在、未来のテーマなしに示唆の提示を行っても軸が定まらないので意味がない。

前提条件が崩れた場合のデメリット
1.クライアントの利益の阻害、暗示の押し付け
2.漠然とした情報で行動やテーマを絞りにくい、確率論
3.迷いが解消されない、新たな迷いが生じ依存ループしやすくなる

1.現在の状況を掴むために4分割されたエリアの情報でマッピングしていく
2.選択可能な未来をシナリオとして持つために3つのシナリオ(骨子)が持てるように組み立てる
3.上向きの過去と下向きの過去の状態で現在や未来の状態の変化による結果が分かるように折れ線グラフなど(アドバイス)で視覚化する

共通メリット 視覚化で要素が明確になる
1.のメリット バイアスの確認が可能
2.のメリット シナリオの設定と選択が可能
3.のメリット 環境や条件による期待値の分岐が視覚化できる

1に至るための考察
 クライアントの状態は環境や意識の状態で変わるため、現在地をできるだけ正確に掴む事が必要。
ポジティブとネガティブな要素の選別から始める意識をする必要がある。

2に至るための考察
 ひとつの事象に対し同じテーマを設けた場合、その結果に関してクライアントの状況が反映されやすい場合とそうでない場合がある。
期待値の低い、或いは危険が及ぶ局面での不用意な行動は慎む必要がある。

3に至るための考察
 現在の状況とは、その前のステージからの変化の連続であるため、好調と不調の波が反映されたほうが現実的な期待値として捉えやすい。
好調時の上向きな示唆は果敢なチャレンジとして捉えられるが、不調時の上向き示唆は裏目に出ないように対策や準備が行われる必要がある。

〜ここまでメモ〜

いかがでしたでしょうか?

平面的な情報ではなく、過去から未来までの科学的な材料の抽出をクライアントと占術師の双方の意識やイメージの統合の中で共同作業として行われる行為としての「科学的な占い」について、今後の何らかの共有が進めば幸いです。

また、重ね重ねになりますが、Spoon配信makareru5(配信主)と進撃のにんじん(私の配信アカウント)の絡みをあたたかく見届けていただきたく存じます。

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