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転勤②〜入社2年目〜

転勤①の続き。
入社1年目の3月、横須賀店に営業さんから電話だったのか来たんだか、こう言われた。

1週間後に北九州の小倉にオープンする店に行ってほしい。キミのご両親に迷惑をかけるかもしれないが、はじめはホテル暮らしでもして荷物は落ち着いてからゆくゆく・・・

なんと!
1週間後って!?

転勤するのは何とも思ってないから良いんだけど、両親に迷惑かけるってナニ?!私の親は関西にいるんやけど!

私は例の富山から後任が見つからず遅れて着任した店長が、富山でホテル暮らしして最悪だったと聞いていたので、これはなんとかせねば、と瞬時に思った。両親に迷惑かけるというのは、うちの親が引っ越し準備に神奈川まで来ると言うことですか?と聞いたら答えはイエスだったのだ。子どもは九州、新店オープンで連休なんて取れるはずもなく、子ども不在で引っ越しってそれはないわーと思いつつ、

で、新店のメンバーは?!

「私と4月から入る新入社員2人とバイト1人。」

わあ、まただ。しかも新卒って。フライングで3月から働かせるんだ。九州って他に店舗ほぼないし、かなり不安なんですけど!!!

そう、関東には店が沢山あったし同期もいた。九州は既存店は熊本店のみ。大丈夫かなぁと思いつつ、そんなことより、荷物どうしよ。

帰って母に電話すると、

「そんなん大変やで。家賃上限聞き。家探してあげるから!

会社に電話すると、家賃上限は地域で違い、北九州は55000円だったかな。超えた分は自己負担してね、お母さん家探してくれるの?有り難いなぁーって。そこなんかい!

母は図書館で北九州市のタウンページから不動産屋に電話。FAXで物件を何個か送ってもらう。
そう、今みたいにネットで検索!という時代の前の話しである。
図書館に全国のタウンページって今もあるんかな?

それで家はすぐに決まった。引っ越し業者は会社が手配してくれた。母は仕事の報奨で北海道旅行へ行く前乗りで神奈川まで引っ越し準備に来てくれたが、元々片付けが私も母も苦手で、まだ全然準備出来てないのに去って行った。

引っ越し当日、要領を得ず調味料や日用品を段ボールに詰められず、少ない段ボールもガムテープを貼れないまま引っ越し業者が来て、一瞬ギョッとされたが、手際よく一瞬で詰めてくれ、無事に引き上げることが出来た。引っ越し屋さんゴメンナサイ!

前日に関東メンバーで送別会を開いてもらい、大きな花束をもらった。実家へ寄って一泊してから九州入りするけど、花束持って新幹線乗るのもなぁ、と大家さんに挨拶行くときにあげてしまおうと思ったが恐縮され、結局大きな花束を持ったまま1人新幹線に乗ったのである。

・・・
なぜこんなに転勤がいつも急なのか。会社が言うには、あてにしてた人が行けなくなった(転勤出来なくなった)から、らしい。
そう、転勤は突然に、、、である。トホホ。

続く

つたない文章を最後まで読んで下さりありがとうございます!!


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