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海外で現地就職するなら覚悟しないといけないこと

ども、カニカマです。今日も元気です。

カナダで現地の会社に海外就職をしてみて、最初にある程度覚悟しておかないといけない事があるなぁと思いました。

キャリアがリセットされる

それはキャリアがリセットされる可能性があるよねって事。
優秀な人ほどこれは結構しんどい。

今まで日本で積み重ねてきた経歴や経験がゼロとして扱われます。
ゼロとまではいかないかもしれないが、日本で得られたはずのチカラはない。

だって海外の人に日本の会社を言ったところで誰も知らないし。一部の外資かトヨタみたいなグローバル企業くらいだろう。

サイバーだろうがリクルートだろうがメルカリだろうが通じない確率の方が高い。

となると同じ職種であっても今までのキャリアは一旦リセットされる。これはエンジニアだけではなく、どの職種でもそうだと思う。

もちろん経験年数などは考慮してもらえるかもしれない。それでもやっぱり期待値よりも下のポジションからどんなもんか実際の仕事を通じて試されるはずである。

日頃、こちらでITエンジニアとしてインタビューする側になってよくわかった。
応募者の履歴書に書いてあることなんてほんとアテにならない。
いろいろ書かれてたって実際のところよく分からない。それが外国人や移民なら尚更だ。

出身学校がどれくらいすごいのか。
前の職場がどれだけ大きいのなんて分からない。

そしてそれをいいことに盛大に盛ってくるやつなんてザラにいる。
実際インタビューしてみたらチンプンカンプンでコーディングインタビューもろくに解けないみたいなのもある。(贔屓目だとしても日本人はホントに優秀な人多いと思います。)

なのである程度の人となりはインタビューで掴めるとしても、お試しというカタチで雇われ方になるのが多いと思う。

特にこの話は最初の会社に入る時の話である。

2社目からはもっと楽になるはず。
特に北米はリファレンスの文化が強いので現地の前職に確認とれたり、人からのコネで入ったらスムーズに入れる。
1社目が大変なのだ。

日本からの駐在や引き抜きはこれは当てはまらないかも知れない。
でもだいたいは普通に現地の会社に就職すると思う。

少しは覚悟しとかないといけない。

以前日本でもらってた給料より下がるかもしれない。
やっていた仕事よりももっと下働き的な事をさせられるかもしれない。
移民として残念ながらビザ的にも経歴的にも弱いのが現実である。

実際の仕事で見返してやるしかない

もしそれを乗り越えたら、ITエンジニアなら世界中に給料がよくて待遇がいい会社がたくさんある。
その他の職種でも働きやすさとか給料が改善されるかもしれない。

僕の場合は

幸か不幸かそんなに日本で経験があった訳ではなかったので特に困らなかった。というのは何でもやるつもりでいたから。

実際に1社目は給料が低かったしビザの制約もあった。でも2社目は非常にスムーズだった。キャリア的にも成長できた。

海外で働いてみてよかったことは、
英語圏ならどこでも仕事できるんじゃないかという自信にも繋がった
そして人生の選択肢も確実に増えた。日本に帰ってもいいしビザの方法があるなら英語圏の別のとこで働くこともできる。
給料も労働環境も日本にいるときより全然良くなった。(元が悪いのでなんともフェアではない気もするが)
もちろんいいことばかりではないしマイナスもあるが、今のところはプラスが勝っている。

ということで

周りで海外就職を目指してできずに帰っていった人達の中にはこの壁を越えれなくて帰った人もたくさんいる。

そりゃそうだ。わかる。
日本の方がいい国だし自分の今までの経歴を考えてくれるならそれの方がいい。帰国も1つの選択肢だと思う。

でも何かしらの理由でチャレンジするなら頑張って乗り越えほしいとも思う。

最初の第一歩は少し大変かも知れない。
移民は大変だ。
言語も違うし勝手も違う。ビザも弱い。
でも信頼を積み重ねたら次のステップはすごいジャンプになるはず。

初心忘るべからず。何事も挑戦である。

ではでは。

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