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北米で仕事をするにはリファラルがとても大事

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

今日はカナダでの仕事を探す時の話。
特にソフトウェアエンジニアなどのテック系は、リファラルが大事だよってやつです。

北米は圧倒的にリファラル

リファラル。
つまり誰かの紹介ってことですね。

日本ではエージェントからの紹介や求人を出しての採用、大企業であれば新卒一括採用がほとんどだと思います。

その一方で、北米はリファラルが強い。
かなりの数でリファラル採用、つまり誰かの紹介で仕事を変えたりします。
なので日本よりもリファラル採用が結構当たり前にあります。

僕はカナダのテック系しか就職・転職活動をしていないので推測なのだが、アメリカも含めて北米は似たようなもんだと思います。

ようはコネが大事なのである。

どうしてリファラルなのか

というのもカナダ・アメリカで求人を出すと、たちまち数百件という応募が集まってしまいます。

特にテック系はリモートOKの仕事も多いので、それこそ世界中から履歴書が送られてきます。

知り合いの会社でも、インドやその周辺の国から大量の応募が殺到したと言っていた。

2〜300件という履歴書を一度に見れないのでどうするかというと、ATSみたいなシステムでフィルターをかけて応募者を絞ります。

ATSとは"Applicant Tracking Systems"の略で、これで求人にマッチングしているかどうかを自動で選別するものです。

普通に求人広告から応募する場合は、このATSをいかにくぐり抜けるかが勝負になってくるわけですが、なかなかこれも会社によって変わってくるので攻略が難しい。

そしてなにより、ATSで履歴書をフィルターしたところでなかなかいい人材を見つけるのがそもそも難しい。
ATSはある程度のキーワードや書式の勝負だったりするので攻略できてしまう部分もあるし、いい加減なことも書けてしまう。

企業としてもなかなかいい人材を見つけるのが大変でお金がかかるわけです。

なので信頼できる人からの紹介・リファラルが有効なのでしょう。

リファラルの利点

日本ではリファラル、つまり「コネ入社」や「紹介で入社」って聞くとかなりイメージが悪いかもしれないが、北米では当たり前で、利点も多い。

企業側はリクルーターや求人広告にお金を払わなくてよくなる。
コストをかなり抑えれるはずだ。
来る人もある程度紹介者のフィルターが入っているので安心して面接できる。

採用される側としては、書類選考をスキップできたりします。
そもそも書類選考で書類を見て貰う事自体が無理ゲーなわけで、これだけでもだいぶと助かるわけです。

会社によっては、リファラルボーナスとして紹介した人がお金をもらえたりする会社もあります。

会社としてもリファラルボーナスを払っても、広告やエージェントコストよりはコストを抑えれるはずだし、お金を払うのであれば紹介した従業員に渡してあげた方がいいだろう。

ちなみに僕も今の会社には以前の同僚からのリファラルで入社して、紹介した人にはリファラルボーナスが入ってました。

となるとネットワーキングが必須

これだけリファラル・紹介での入社が当たり前で、採用されやすいことを考えると北米では人脈がとても大事になってくるわけです。

もちろん、この業界ですでに働いている人はある程度の人脈があるので有利でしょう。
前の同僚や今の同僚が、次の会社へ引っ張って紹介してもらえる場合があります。

なのでもう会社にいる人は、同僚は大事にしておいた方がいいし、仲良くしておいた方がいい。
こいつと一緒に働きたい、少なくとも働いてもいいと思ってもらわなくてはいけないわけです。

それに引きかえ、新しい人にはなかなか大変な作業であります。
誰からのリファラルも無いので、日本より狭い正規ルートを潜り抜けなくてはいけません。

なのでネットワークを広げておかないといけません。

なかなか僕も苦手なのだが、こればっかりはなんとかするしかない。

今は会社にいますが、同僚の数なんて知れています。
やった方がいいに決まってます。

コミュニティに貢献したり、XやLinkedinでポストを増やして顔を売っておいたり。
テックのイベントで登壇するとかで社外の人のつながりができた人もいるのでそういう努力も必要なのかもしれません。

というわけで

北米で仕事探すの大変。
北米ではコネ大事。
北米ではコネは普通のこと。
同僚や知り合いとは仲良く。
普段から一緒に働きたいと思われるパフォーマンスを。
できれば社外でも知り合いつくろう。

仕事を得るのはなかなか大変だな、みたいなことを考えてました。

ではでは。

余談

これはこの間読んだ本面白かった本。ちゃぶ台ひっくり返します。

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