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【日本一周Day41(7/18)】北海道湧別町→北海道網走市

本日の走行距離 97.4km

早起きで始まる1日。


雨のキャンプ場


朝も小雨が降っていて、「雨あがらないかなぁ~」と空を見上げながら出発準備。

森の中のログキャビンには、ちょっと雨をしのげる屋根下部分があって便利
バンガローの中はいたってシンプル

北海道のキャンプ場は、市営や町営のキャンプ場が多く、そこにはバンガロー(ここはログキャビンと呼んでいる)があって、料金もとても良心的。

雨の日は雨風しのげて、室内に照明がともって、電源が使えるだけで、とっても助かります。

さらにここは、各ログキャビン前に椅子付きテーブルと焚き火台があって至れり尽くせり、晴れていたらテーブルで朝食が食べられて、きっと気持ちがよかったね。

残念でした。

五鹿山公園キャンプ場
北海道紋別郡湧別町北兵村二区
ログキャビン 3,000円

オシャレなコンビニでの出会い


網走に向かう途中、食べるところもなくて、途中に24時間のコンビニがあるのを地図で見つけたので、そこに寄ろうと決めていました。

コンビニは買い物をするだけではなく、E-bike旅では貴重な休憩場所。

なんとか雨も上がってきて、曇り空を見ながらこれ以上降らないことを願いつつ走ります。

たどり着いたそこはコンビニではなく、自販機が並んでいますが、テーブルやコーヒーもあるし、きれいなトイレもあって、休憩場所としては素晴らしいところでした。

あら、周りの風景とは似つかわしくないオシャレな建物
中は、コンビニではなく自販機が並んでいます
牧場で作っている美味しい牛乳や、プリン、冷凍のお肉やお菓子などが並んでいます

おいしいプリンとヨーグルトドリンクを、椅子に座ってゆったりとして食べながら休憩。

すると、オーナーらしきおじさんがやってきて、商品を補充していました。

ふと、私たちを見て「これ食べる?」と消費期限の近いサンドイッチをひとつ手渡してくれました。

今、日本一周の途中だと話すと、「じゃ、もう一個」と言ってふたっついただいちゃいました。

ボリューム満点のサンドイッチ、感謝です

こんな出会いがあるのが嬉しいですよね。

旅をしていると、こうやって応援してくれる人がたくさん現れて、人って優しいよなぁと思う日々。

サロマ湖とホタテ


途中でサロマ湖のほとりに寄ってみたものの、あまりにも大きくて湖というよりも海です。

お天気が悪いこともあり、残念ながらちょっと寂し気ですね。

サロマ湖は日本最大の汽水湖(海水と淡水が入り交じっている湖)
この空では、雨が降っていなくてもカッパは脱げません

サロマ湖から離れてしばらく走り、町に入ったところで、なんとなくふたりともピンときた食堂を発見。

コンビニでいただいたサンドイッチは、夕食に食べることにして、ここで昼食を食べることにしました。

地元の人たちでにぎわっていました

この辺はホタテが有名な地域で、そして、今ちょうどそのホタテがおいしい季節なのです。

だから、選ぶのはやっぱりホタテでしょ。

私は、「ホタテバターピラフ」、かんいちは「ホタテフライカレー」を注文しました。

冷凍は使わない、というお店のポリシーに期待が高まります。

ピラフは、ホタテの味がしっかり味わえるのはもちろん、バターのハーモニーがとってもおいしくって大正解。

カレーは、せっかくのホタテがカレーに負けていたそうな。

それは、完全な選択ミスでしたね。

バターとホタテの味がいい感じで、本当においしかったです

店を出ると、近くの席で食事をしていた方たちに声をかけられました。

私たちを見て、「ホタテを食べてくれたらいいなぁ」と思っていたそうです。

今が一番美味しい時期、せっかくだから食べて欲しいと思う地元の方たちの気持ちに、美味しさへの自信が伺えます。

なんとおふたりは、サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会の方たちでした。

「何か困ったことがあったら、連絡して」と名刺をいただき、心強くありがたく、本当に感謝です。

オホーツクサイクリングロード


今日は、よい出会いが続き、おなかもいっぱいで大満足。

去年ひとりでE-bike日本縦断をしていたかんいちが、偶然見つけたサイクリングロードがとってもよかったとのことで、今回もそこを走ってみることにしました。

サイクリングロードへの入口を見つけてパチリをパチリ

中に入ると、そこは別世界のような場所です。

ただの草むらみたいなところもあったり
こんな森に囲まれた場所があったり

かんいちは、昨年、このサイクリングロードでタンチョウヅルの親子に出会っているんです。

今年も会えないかなぁ、と思ってキョロキョロしていたら、いましたよ。

2羽のタンチョウヅルが優雅にお散歩中。

タンチョウヅル見えますか

なんか今日はいい日だなぁ。

実は、このサイクリングロードは、鉄道の線路だったそうです。

北海道はたくさんの鉄道路線が敗戦になっています。

その鉄道路線跡が、こうしてサイクリングロードとして第二の人生を歩んでいる場所が、あちこちにあるのです。

途中で、そんな昔の姿を残した場所もありました。

昔はここに駅があったんですよね。

それが今は、静かなサイクリングロードとなっています。

ここに電車が走っていたと思うと、それはそれで雰囲気があっていいよね。

サイクリングロードでは誰にも会わず、ずっとふたりっきりとでした

今は、自転車でしか見られない風景を、ぜひ、楽しんでほしいです。

運が良ければ、タンチョウヅルの親子にも出会えるかもしれません。

網走監獄へ


網走に向かう途中で「卯原内サンゴ草群落地」に寄ってみました。

サンゴ草は秋になると赤く色を変えて、それは美しい風景になるようです。

残念ながら7月では全く色づいていませんけどね。

いつか、ここが真っ赤に色づく風景を見てみたいな

サイクリングロードは、雰囲気を変えて網走まで続きます。

のんびり風景が見られるのもサイクリングロードだからこそ

そして、今日の最後の観光地「網走監獄」へ

かんいちは、高校の修学旅行ではじめて行ったそうですが、その頃には、こんなにいろいろ展示などはなかったそう。

私ははじめてなので、楽しみです。

ちなみに、網走には「網走監獄」と「網走刑務所」があります。

「網走監獄」は、明治時代からある網走の刑務所を公開して、当時の囚人の生活状況などを蝋人形を使って再現している歴史博物館。

「網走刑務所」は、現在も使用されている受刑者を収容する刑務所。

私、最初、それを知らなくて混乱しました。

この門の奥には違う世界が広がっていたんですね
ここに受刑者が入れられていたんですね
蝋人形がリアルでびっくりします

網走監獄は、道路の開削工事を行うために開設されたそう。

道央とオホーツク沿岸を結ぶ道路の開削工事が囚人により行われ、たくさんの犠牲者もでたそうです。

こんな仮の小屋に寝泊まりして工事をしていたそうです
入浴3分、洗身3分、あがり湯3分、着衣3分、というお風呂の風景
キャンプ場のシャワーなどで、3分100円とかあるけど、この時間ならいけるかな、と考える私

決して楽しい場所ではないですが、こういう歴史があって北海道の開拓は進んでいったのだと知りました。

それにしても蝋人形がリアルです

網走監獄、いろいろ考えさせられる場所でした。


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私たちの旅を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。


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E-Bike JAPAN/コラム「eバイク旅ノート」


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