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ヨセミテで感じるサステナビリティ

大好きなヨセミテ/Yosemite(National Park)で丸2日間を過ごした。1日目は、その渓谷の中を15kmに渡り、ただひたすら歩いた。天気も良く、軽装備で、標高2000mを超えるあたりまで登った。森の中では、多くの時間、周囲には誰もいない状態の山道を歩いた。程よい緊張感の中に、生かされているという感謝の念が湧き出てきた。今回も素晴らしい経験をさせてもらった。有難かった。私たちがこうして渓谷で安全に過ごすことが出来るのも、国立公園を管理する職員の皆さんのお陰だ。周囲は、かなり山火事が燻っており、気候変動の危うさを肌で実感した。

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Yosemiteとは、ネイティブアメリカンの部族の呼称から名づけられた。1984年に世界遺産に登録されて、そそり立つ白い花崗岩の絶壁、そこを流れ落ちる多くの巨大な滝、谷や木々の間を流れる澄んだ大小の川、ジャイアントセコイアの巨木の林、160種以上の稀少植物の植生地域があり、その形成にはヨセミテのたぐいまれな地質学的形成過程と、特異な土壌が寄与している。

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ヨセミテ渓谷は、約1000万年前にシエラネバダ山塊が隆起し、その後傾斜したことにより、西側には緩やかな高原が、東側には急峻な山肌が生まれた。この隆起に伴って、川の流れは急になり、流れにえぐられて、深く、狭い渓谷・峡谷が形成された。

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そして、約100万年前に、降り積もった雪と氷が氷河となって高山の草原帯を覆い、谷に沿って流れ下り始めた。氷河期初めには、ヨセミテ渓谷を埋め尽くした氷の厚さは約1200メートルに達した。この氷河の流れに削られたことによって、U字谷が現れた。

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ヨセミテの豊かな自然にあっても、カリフォルニアヒグマ、カリフォルニアコンドル、ベルモズモドキなどが公園内で絶滅してしまった。また、他37種がカリフォルニア州と連邦政府の絶滅危惧種に指定されている。最も深刻な問題は、外来種、大気汚染、生息域の分断、気候変化、そして自動車事故による轢死や人間の持ち込む食糧による生態系への影響が心配されている。

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2日目は、キャンプベースから車で90分移動し、マリポサ・グローブに入った。ここは5年ぶり。ボルテージは最高潮に達した(次のレポートで^^)。

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幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者