レストランでは想いを伝えよう。
↑写真はMATCHA inc 代表の青木さんの写真をお借りしています。photo byから飛べますので、記事読んでみてください。U1とても共感する内容となっております。
さて、今日は飲食店でのお客さんの振る舞いの話をさせていただきます。
U1はしばらくレストランで働いてきました。
レストランで働いているといろんなお客さんを目にします。
私たちも人ですから、お客さまを見ます。
ほとんどのお客さまが初めましてです。
席にご案内して、おしぼりをお渡しする間でこんな人かなと7割くらい想像します。
サービスの人たちがどんな人か予想している短い時間に、横柄な態度をしてしまうと大変もったいないです。
先ほども言いましたが、現在のサービス業の9割は人対人ですね。
サービスマンはお客様を喜ばせるのが仕事ですから当然良いサービスをしたいと思うのが普通です。
ただ、横柄なお客様はバックヤードで言われています。
「あの人やっかいだから気をつけよう。」
「何番の席の人接客したくないわ」
そんな想いをお客さまに気づかれてはもってのほかですが、
お客さまの態度もお互いにいい時間を過ごすには大切だ
ということがいいたのです。
先日こんなことがありました。
U1が客として、あるパン屋さんに行きました。
そこはパンだけでなく、ワインもこだわって各種置いています。
イートインができて、サービスマンもいるんです。
ソムリエの資格を持っていて、カジュアルに利用できるのですが、サービスもしっかりしているお店でした。
パンとコーヒーだけいただいていたのですが、せっかくソムリエの方がいるので、ワインも1杯だけ頼みました。
そのソムリエさんは、20代半ばくらいで、始めはそっけないななんて思っていましたが、ワインを説明しくれる時はとても丁寧で、最初の印象も柔らかなものになりました。
南フランスのナチュール白ワインですが、オレンジがかっていて、ぶどうの皮の渋みもあって、ちびちび飲むにはとても美味しいワインでした。
その感想をそのまま彼に伝えるとすごく喜んでくれました。
しばらくすると、お客様ワインがお好きなようで、残り物なのですが、と1杯持ってきてくれました。
震災の復興で作った東北のワインで、その背景も教えてくれました。
抜栓の時間も指定されていて、3月11日の19:00に抜栓して、遠く離れていても想いを1つにして飲むワインだというのです。
感動的じゃないですか。
U1はとっても心が温まりました。
ワインが好きな人にはサービスでワインを提供しなさい。
なんていうマニュアルはないはずです。
ぶっきらぼうに、はいワイン持ってきて、水持ってきて、だけだとこのサービスをしてくれていたでしょうか。
座るまでに横柄な態度を取っていたらこのサービスがいただけたでしょうか。
このサービスは本来はやる必要のないサービスです。
彼の「このお客様はワインが好きそうだから、これも出してみたら喜んでくれるかな」という素直な気持ちで行動した結果だと思うんです。
それがとても嬉しかった。
それは僕たちが会話をした結果で、U1も
サービスマンをリスペクトした結果
だと思うのです。
帰るときに彼に本当に素晴らしいサービスでした。ありがとうとお礼を伝えました。
彼はまた是非いらしてください、ワイン用意してお待ちしておりますと言ってくれました。
次会ったときはもっと深い話ができるんじゃないかなと思います。
サービスマンは料理を出す人ではなく、迎え入れたお客様に喜んでもらうのが仕事ですが、その仕事を120%にするには
ゲストであるお客さまの力も借りなくてはいけないのです。
リスペクトを持った態度で、料理の説明をしてたら、うんうんと聞いてあげたり、良いサービスをしてくれたら、その気持ちを伝えてあげると双方いい時間が過ごせると思います。
これはレストランにかぎらず、コンビニや、スーパーでも同じだと思います。
外国人がコンビニで頑張っていたら、日本語上手だね、とか、スーパーのレジ打ちでも、早いですねぇなんていうその一言が嬉しくなるんですよね。
だから次会った時もあぁどうも、となる。
良いサービスが循環してきます。こういうのがいいなと思います。
話がずれてきましたが、せっかくサービスを受けて気持ちよくなったなら、
その気持ちを伝えてあげましょう
というのが今回伝えたいことです。
そんなところで、今日もいい1日を過ごしましょう。
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