梅雨時の腰痛にはとむぎが良い理由
実は梅雨に入ると多くなる腰痛。
今回はそのメカニズムをお話しします🌿
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腰痛の原因を中医学で考えると大きく分けて2つ
①外感性のもの
②内傷症のもの
①は、からだの外から「風」「寒」「湿」
この3つの邪気が侵入することで起きる腰痛のこと
②は、老化(腎虚)や血行不良(瘀血)、身体虚弱(脾虚)など、
からだの内側に原因がある腰痛のことを言います。
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腰痛ってなんとなく寒い冬に悪化するイメージですが、
梅雨から夏にかけても多いのです。
その原因は「湿邪(しつじゃ)」!
とにかく湿気が多いこの季節に、
エアコンの冷風で「風邪」「寒邪」が加わると、
①の腰痛の原因がフルセットになってしまいます。
ちなみに「風」「寒」による腰痛の特徴は
「冷やすと悪化し、温めると軽快する」
固定性の強い腰痛になります。
(夏のエアコンを除けば、秋から冬にかけて多くなります)
「湿」による腰痛は重だるく痛み、
下半身のむくみを伴うケースが多いです。
これらによって腰痛をはじめ、
神経痛、リウマチなども悪化しやすいのがじつは梅雨時なのです。
✦梅雨時の腰痛の改善方法✦
▪️余分な水を抜く
この時期の腰痛はとにかく水を貯めないこと。
漢方薬でも「薏苡仁湯(よくいにんとう)」や
「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」
「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」など、
水の巡りを良くするお薬でこの時期の腰痛を治していきます。
薏苡仁湯のヨクイニンは「はとむぎ」なので、
はとむぎをお茶やごはんに混ぜて摂るのもおすすめです。
*はとむぎについての投稿はこちら↓
https://note.com/kanecopharmacy/n/nea3ea6da8b02?magazine_key=m2c4e6ad8808b
▪️腎を養う
五臓の「腎(じん)」とは生命力の源であり、
40歳過ぎると弱くなってきます。(いわゆる「老化」です)
中医学では「腰は腎の器」と言われており、
腎の弱りは腰痛の要因となります。
また、腎が弱ると邪気も侵入しやすくなり、
①の外感性腰痛も引き起こしやすくなります。
加齢以外で腎が弱る原因としては、
・過労や睡眠不足
・長時間おなじ姿勢をしている
(立ちっぱなし、もしくは座りっぱなし)
・セックス過多
・冷たいものを取りすぎる など
暑くなるとアイスクリームやかき氷などがおいしいですが、
腰痛や冷えがある方、(女性で)婦人科系が気になる方は
ほどほどにしておきましょう。。
✦腰痛におすすめのツボ✦
「志室(ししつ)」と「腎兪(じんゆ)」
背骨の両側には腰に効くツボが集中しているので、
ときどき仕事の合間などに押してあげると良いですが、
とくに「志室」と「腎兪」がおすすめ✧
指で押してもいいですし、
痛みがひどいときは蒸しタオルやこんにゃく湿布などで
温めるだけでもOK◯
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腰痛は慢性的なものだから・・と諦めがちですが、
意外と季節の影響を受けやすいです。
こういった漢方の知識や知恵によって
改善できることもたくさんあるので、
ぜひできることからお試しください🌿
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